はじめに

ホビーユーザーの「模型離れ」が叫ばれるようになってから、ずいぶんと月日がたちます。街では老舗の模型専門店が次々と姿を消し、営業されている店舗でも模型自体が売れない、いわゆる「箱が売れなくなっている」状態が続いています。これは街中の模型店に限ったことではなく、ネット通販型の店舗でも、ここ3年でキット売り上げ数字が平均3〜10%程度減少しているというデータもあります。

しかし、ユーザーの「模型を作りたい」という熱意がなくなっているわけではありません。年に何度も行われる「フェスティバル」形式のイベントでは相当数の出展者、来場者を記録し、各地で行われている「模型制作セミナー」では常に定員以上の受講者が真剣な眼差しで受講しています。また書籍においても、ホビー・模型関連ジャンルの中で「〜塗装術」、「〜製作法」といった制作ハウツーを取り扱ったものは必ずといっていいほど上位にランキングされています。これは、ユーザーが潜在的に「模型を作りたい」と思っている『願望』の現われといえるでしょう。


『モデラー』を育てられないメディアの現状

しかしながら残念なことに、現状の模型関連メディアでは、その「模型を作りたい」というユーザーの要求にきちんと答えられていないのが現状です。商業主義に偏重した記事は情報の偏向を生み、カタログと化した模型誌は小差しか主張できない媒体となりました。確かに社会状況や業界の現状を鑑みれば致し方ない部分もあるのでしょう。しかし、私たちは、そのことが結果として「能動的」であるはずの模型ユーザーを「受動的」な状態にしてしまっているのではないかと深く懸念しています。このままでは「模型を作る」という文化が、ごく少数派の「閉塞した趣味」としてしか生き残ってゆけないのではないか、と。
当サイトにご協力いただき、ご自身でも模型制作ブログを運営されているプロモデラーさんから伺った話は驚くべきものでした。
「返答に困るような質問が寄せられることが多いんです。例えば部品をランナーから切り離すのが面倒だがどうしたらいいか? とか、誰々さん(某プロモデラーさんの名前)が作ったような完成品が欲しいがどうすれば手に入れられるか、とか」
MODELER’S PRESS JAPANのメンバーはこの話を聞いて大変心を痛めました。この状況を生み出した原因として、模型メディアに関わってきた自分たちにも原因があるのではないか、と。


『モデラー』のための、また『モデラーを育てる』ための
“MODELER’S PRESS JAPAN”

かつて、模型店の店頭に飾ってあるMMシリーズのディオラマに憧れたり、スーパーカー・ブームの時は赤い成型色のスポーツカーを黄色く塗って特注車を再現したり、ロボットの肩口を斜めに切ってプラバンを貼り「イカリ肩」を再現したりした、あの模型に対する情熱を「模型が好きだ」という人々に、もう一度持ってもらいたい。始めて塗装や改造をした模型が完成したときの喜び「模型を作る喜び」を思い出してもらいたい。そんな想いを持ち、現状を憂う方々の協力により、ネットを中核にすえた新たなメディアが企画されました。
また、この新しいメディアでは、業界関連メーカー様、販売店様がお持ちの「現状の模型関連メディアに対する不満」も解消できるよう考慮されています。
適正価格と広告のプロフェッショナルによる広告制作。ネットならではの速報性と貴社HPとの連動など、現状の雑誌メディアによる月1回、年間12回の広告出稿より遥かに効率の良い、実利の高い広報、広告活動がしていただけるよう考慮されています。

“MODELER’S PRESS JAPAN”は「模型を作る楽しみ」を、もう一度ユーザーに届けるためのホビー・模型情報のポータル・サイトです。リアルタイムな模型関連情報の更新、プロモデラーによる「製作過程」「ハウツー」を重要視した作例記事、業界関係者による魅力的なコラム、スポンサーサイドとの密接な連携による商品販売のお手伝いなど、ネットの有用性を最大限に活かしながら新たなホビー・模型メディアの可能性を広げていきます。

「模型を作る喜び」をもう一度「全ての模型ファンの手に」届けたい。そんな願いを持ち、今生まれたばかりの“MODELER’S PRESS JAPAN”は皆様と共に成長するメディアです。ぜひともご理解、ご協力を心よりお願いいたします。 


MODELER’S PRESS JAPAN”代表/クリエイティブ・ディレクター
大津 匠