線香亭無暗のやたら模型制作室
はい、皆様いかがお過ごしでしょうか。
前回までのライガーゼロも無事完成し、今回からは新ネタ。プラッツの「1/144 メイヴ雪風 ノーマルジェットVer.」を作ってみようと思います。いやー、ここの所自動車、戦車、ゾイドと、わりと作りなれないものを続けて作ってきたので、ささっと作れて満足度も高いというような模型を作ってみたいと思います。この「1/144 メイヴ雪風 ノーマルジェットVer.」は小スケールながら中々凝ったキットになっているので、今回のような心持の時には最適なキットです。

まずは箱絵から。

結構渋い感じのパッケージ。同じくプラッツから発売されている1/72シリーズのマルチマテリアルキットの雪風を知っているとちょっと意外な感じです。


これがキットの中身全部。ランナーはクリアパーツも含めて5枚。なんだか平和な感じがして素敵。


これがA枠。小スケールなので各部のモールドは若干浅めですが、機体全体にしっかりと凹で彫り込まれています。


こちらはB枠。翼のフチなどは小気味の良い薄さで再現されており、プラッツさんのコダワリが感じられます。


C枠は2枚。搭載武器やエンジンまわり等、2個以上の共用パーツが入っています。


キャノピーは複雑な三次曲面がよく再現されていると思います。ちょっと厚いかな、と思いましたが、組んでみるとそれほど気にならない。

このキットで一番驚いたのが付属デカール。みていただければわかりますが、その数がすごい。

デカールの番号だけで73番まである。ひとつの番号に複数のデカールがあるので、恐らく100は超えてます。これ、本体の部品数よりも多い。

カルトグラフ製なので品質はバッチリ。細かい多色デカールも精度よく再現されています。

この物凄く小さいコーションなんかは、もう絶対ヘッドルーペじゃないと貼れない……。年寄り泣かせだなぁ……。

なんて、若干ビビッておりますが、早速制作に入りましょう。このキット合わせ目やゲートなどは極力見えにくい所に配置されていて、極端に手がかかるというキットではありませんが、スナップフィットのイージーキットというわけではありませんので、若干の手間は必要です。まあ、そうはいってもゲート処理や合わせ目の処理など、普段やっている作業と全く変わらないんですけどね。

パーツを切り出し、ゲート処理をしたらきちんと仮組みをしてから接着していきます。組立ての時にいくつか気になった部分があったので、解説しておきましょう。

まず、機首と胴体の接続部分は若干大味な形状なので、接着してからデザインナイフで大まかに修正。400番のサンドペーパーでラインを整えておきました。ついでに胴体中央部の溝の中身も滑らかにラインが繋がるようにサンドペーパーをかけました。


副座敷のコクピット部分は組立て説明書では最初に組み込むようになっていますが、コクピット内部やキャノピーの処理などを考えて、後から組み込むようにします。何の加工もしなくても後からでもはまるので心配はありません。


主翼はちょっとした加工で収納状態を再現できるようになっています。接続部のダボを切り取ればいいんですね。

こんな感じになります。もう少し手を加えてやれば可動式にできそうなんですが、今回はパス。なんせ今回は“イージーに作って満足度が高い”というのがテーマですから、展開状態で固定することにします。で、主翼の接着時に注意したいのが主翼の角度。

頭の部分の水平翼と角度を揃えておくようにします。こういうところの角度が狂うと、出来上がりが“あれれ”な感じになりますから。


そんな事を考えつつ作業を進め、さくっと組立て完成。写真を撮りつつ、他の作業もしつつで約1日。平和な感じだ。それじゃ、各部を見ていきましょう。

武器類は個性的な形状の大型ミサイルとノーマルな感じの小型ミサイル。こういうパーツも取り付け角度に注意が必要です。小さいミサイルのほうは細い胴体の接着に若干手間取った気がする。


ドロップタンクと脚部パーツ。キットはドロップタンク有り、無しと飛行状態と駐機状態が選択式で再現できます。今回はドロップタンクありの駐機状態で組上げたいと思います。

機体上面、下面。複雑な三次曲面で構成されたラインがよく再現されています。特に裏側なんかそそるラインだなぁ。

コクピットはそのままだと劇中のイメージが再現しづらいと思うので、何かちょっとした加工を考えています。

さて、問題はここから。塗装で埋まってしまいそうなディテールを彫り直し、表面処理、塗装、デカール張りなどをおこなって、次回で完成させてしまおうと思います。

意外と細かい塗りわけが多いこのキット。どれだけ手間をかけないで、どれだけ満足度の高い出来上がりが得られるか、結構大胆な挑戦です。
てなわけで、次回も乞御期待!!!

 (C)2002 神林長平・早川書房/バンダイビジュアル・FlyingDog

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