線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間――以上ののご無沙汰でした。
 ちゃんと更新したいのは山々なんですけど、どうもスケジュールがうまく調整できていない。しかも今回からのお題のあまりにもダイナミックな様子に、予定どうりの更新ができませんでした。楽しみにお待ちただいていた方、どうもすみませんでした。まあしかし、なんとか2日ちょっと遅れで記事も出来上がりましたんでね。どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。なんせ今回からのお題は巷で話題の超ボリュームキット。楽しみ方として一番正しいのは、ワタクシ線香亭が、どう七転八倒して完成までこぎつけるか、なんて所かもしれません(笑)。ということで、今回も張り切ってまいりましょう!!



 さて、マクラもそこそこに、今回からのお題はこれだ!
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 どーん。とうとう出ました、バンダイHGUC 1/144「NZ-999 ネオ・ジオング」。言わずと知れた機動戦士ガンダムユニコーンの最終話に登場する超巨大ラスボス的MA(モビルアーマー)です。

 モビルアーマーといっても、コアユニットとしてシナンジュが搭載されていて、そういった意味では『フルアーマー・シナンジュ』ともいえる変り種です。人間がMSに乗る如く、MSがMAに乗っちゃってる感じが魅力のひとつでもあります。変り種といえば、その大きさも相当なもので、設定では全高116m、MSの10倍近い大きさです。それを1/144のHGシリーズで再現するわけですから、キット自体の大きさも超強力。仕上がりでスタンドに設置した状態で830mmほどあります。単純な全長では同じくHGのデンドロビウムの方が長いんですが、全体のボリュームでいえば「最も巨大なガンプラ」といっても過言ではありません。2014年5月の静岡ホビーショーで実物が公開された折には大きな話題となりました。

 実はワタクシ線香亭、このネオ・ジオングを作るのは2回目。件のホビーショーで展示されていたものをお仕事で作らせていただきました。その時はショー直前の緊迫したスケジュールの中、テストショットを組んだので、キットの出来がどうこうとか、どこを改造しようかなんてことは一切ありませんでしたから、今回は楽しみながら仕上げてみたいと思います。ということで、どれくらいで完成するやら見当もつきませんが、バンダイ HGUC 1/144「NZ-999 ネオ・ジオング」でしばらくお付き合いの程を。

 いつもならここで「ランナーチェック!」と行くところなんですが、今回みていただきたいのは、まずその大きさ。なんたって箱がデカイ!
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 長さ82cm、奥行き35.5cm。数字で言うとピンと来ませんが、コレ、小ぶりな座卓の大きさです。
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 購入時には化粧箱ではなくダンボールに入っています。このデザインも中々凝っていてそそられますな。
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 で、ダンボールの中に化粧箱が入ってるんですが、コレがまた凝っていて、各面の絵柄が連立して見られるようになっています。コレのでっかいポスターとか欲しいな。
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 じゃあ、まずは開封。この大きい箱の中にぎっしりパーツが詰まっています。
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 ランナーを取り出してみました。ぎっしりはぎっしりなんだけど、ひとつひとつのパーツが大きいので、パーツ数的それほど多くはありません。
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 化粧箱の下のほうにはもうひとつ浅い箱が入っていて、完成後のキットを分解して保存しておけるようになっています。コレは便利。
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 やっぱり普段は見慣れない巨大なインジェクションのパーツが目を引きます。これ、写真だと伝わりにくいよなぁ(笑)。
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 これは“中の人”シナンジュのパーツ。こうしてみると、シナンジュのパーツ数とネオ・ジオング部分のパーツ数とあんまり変わりません。
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 ということで、とりあえず箱にもどす、と。こんなふうになったままの人、案外多いんじゃないかと思います(笑)。まあ、そういった方々の制作の参考になれば幸いです。

 で、このまま放置しておくと絶対に完成しないので作業にかかります。作業前にまず注意しておくべきなのは「作業スペース」の問題。パーツ数もそこそこ、組み立てもシンプルにできているので特別な技術は必要ありませんが、何せ一個一個のパーツが大きいのでランナーを広げておくにもスペースがいります。そうだなぁ……、整理された6畳間位のスペースがあればスムーズに組み立てが可能なんじゃないかと思います。そんなことも含め、ちょっとしたコツなどをお伝えしながら進めて行きましょう!

 さて、実作業開始! とりあえず組立説明書にしたがって仮組みしてしまいましょう。
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 まずは上半身部分のフレームから。さすがガンプラ史上最大ボリュームのキットだけあって、フレームパーツの中に骨組みを仕込む構造になっています。これで強度を確保してるんですね。
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 このキット、合せ目が出るところはダイナミックに丸見えという箇所がいくつかあるので、目立つところは組み立てしながら接着成型をしてしまいます。写真のフレームの肩口などは完成後も見えるところなのでしっかり接着成型。
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 ダイナミックなボリュームだけあって、段差のでき方もダイナミック! 今回は塗装して仕上げるつもりなので、今のところの見た目は気にせず、パテでバリバリ修正しちゃいます。
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 はい、上半身のフレーム完成。
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 そこに外装を被せると、こんなふうになります。組立自体は非常にシンプル。
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 組み立て説明書に出てくる最初の巨大パーツ、肩口のトンガリを組み立てて……、
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 両肩にくっ付ければ、おお! いきなりネオ・ジオングっぽい!!


 続いて下半身。
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 ここも大きなフレームパーツに外装をくっ付けていく構造です。特に注意することもないんですが、パーツが大きい分だけ接合時に力がいると感じる場合があるかもしれません。そんな時はパーツ同士の接合部が垂直に入っているか確認しながら組み立てると、スムーズに組上がります。無理に力ではめ込もうとするとパーツを壊してしまう可能性があるので注意してください。
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 そしてまた巨大パーツ。リアスカートは完全に帽子サイズ(笑)。雨が降ったら傘の代わりになりそう。
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 ここにいらがわのフレームパーツをはめ込むんですが、コレにちょっとコツがいります。
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 まずはブースター? みたいなパーツを組み付けておいて、このサイド部分を先にはめ込み。
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 続いてスカートの後部をはめ込み。
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 最後は接合部に近い所をはめ込み、という手順で進めると比較的ラクチンに組めます。これ、説明書にも書いてあるんですが、何とかなるだろ、なんて適当に始めたら結構苦労しちゃいました。説明書はなめたらアカンですな。
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 フレームに付けてみましたよ。ううむ、デカイ! 今回の記事を書き終わるまでに、何回デカイって書くんだろう。でもホントにでかいんですから(笑)。
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 ネットなどでもよく話題になるでっかいパーツ、プロペラントタンクも組立ました。参考までに手前においてあるのはガイアノーツの50ml入りの大きい塗料ビン。小ぶりの消化器か大ぶりのペットボトルか?! といった大きさです。
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 こんな大きさのものを支えるスタンドもエクストラ。アクリルのパイプが付属します。そりゃそうだよなぁ。
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 写真がぶれちゃってますが、説明書の手順どおりに組み立てると、このあたりでスタンドが組みあがっているはず。大分しっかりしているので強度に問題はありません。
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 じゃあ、ここまでに出来上がった分をスタンドに乗せて……、って、作業机の上じゃ写真のフレームからはみ出しちゃうよ! ということで全体図は後ほど。
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 あ、書き忘れましたが、シール類はHGスタンダードのホイルシールの他、ネオ・ジオンのマークのみ水転写デカールが付属します。このあたりは嬉しい配慮。


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 さて、説明書の手順に従うと、ここからは“中の人”シナンジュの組立工程に入ります。付属のシナンジュは既に発売されているHGと同じものです。ただし、ビームサーベルなどのエフェクトパーツは付属していませんから、それも欲しい! という方は単品でシナンジュのキットを買う必要がありますな。
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 シナンジュを作ったことのある方はご存知かと思いますが、付属のホイルシールは非常に優秀です。しっかり馴染むし発色も良い。でも、今回は塗装仕上げにするので使いません。ごめんなさいバンダイさん。
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 さあ、できた。これは単体のシナンジュに付属するパーツを並べたところ。シナンジュ1体とネオ・ジオング、やっぱりパーツ数はほとんど変わりません。つまりHG2体分くらいのパーツ数ということですね。ただネオ・ジオングの方が倍くらいの時間がかかります。これはパーツの大きさになれていないのと、ランナーを探したり、組み付けサイズになれていないことが原因と思われます。なんせ、ランナー1枚持って来るのに歩かなきゃいけないという大きさですからね。
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 そして、これが今回のネオ・ジオングに付属するバズーカ。劇中の様子が再現できるように2丁付属します。シナンジュを載せて2丁バズーカにすることもできるし、ネオ・ジオングの肩のラッチから出てくる様子も再現することができます。
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 短い砲身が付属するのは短縮した状態を再現するため。そして、ちょっと楽しいのが他の武器とバズーカの組み合わせ。例えばビームライフルと組み合わせると……、
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 おお、なんかそそる! あ、今気がついたけどビームライフルのパーツ、1個付け忘れてる。
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 バズーカはシールドに取り付けることもできます。なんだか凶悪な感じ。このギミック、結構遊べますね。

 お次は完成したシナンジュさんに、指定席に収まっていただく作業。
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 指定席はこちら。この乗車作業、結構コツがいります。
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 まずは前面のパーツをいくつか外しておきます。前面以外にも両脇の茶色いパーツも外しておきましょう。
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 で、シナンジュさんを乗車姿勢にします。実はシナンジュさん、ひざまずいて乗ってたんですね。
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 で、これを上手いことはめ込みます。でも中々収まりが悪い(笑)。
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 上手く収めるコツは足の位置と上半身のソリ具合。乗車スペースの中に体よく納まるよう何度か調整します。
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 よし、収まった。これ、何か工夫しないと塗装がはがれそうだなぁ。
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 後ろ側はシナンジュさん丸見え。ここにシールドを逆さにして取り付けます。これでシナンジュさん乗車完了。

 ここからはネオ・ジオングの残りのパーツ、腕の組み立てに入ります。これが6本もあるんで結構たいへん。
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 もう途端に机の上が一杯(笑)。
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 パーツを切り出したら山(笑)。これ、パーツ数が多いんじゃなくてパーツ1個が大きいからなんですけどね。
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 指、というかファンネル的なヤツも小さいタッパに一杯。
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 ちなみに切り出した後のランナーも一杯。切り出したランナーは作業の合間に片付けていかないと大変なことになります(笑)。
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 腕ができました。これで仮組み作業は終了。では全体を組み立ててみましょう!

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 でーん。写真で大きさが伝わりにくいのが悔しい! ここまでで約2日の作業。やっぱり大きいとそれなりの時間を食いますな。
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 スカートのボリュームは出来上がってからでも圧巻です。表面にディテールはなく、わりと淡白なので手を入れたいところですな。
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 肩のトンガリは展開してサイコシャドーを出す状態が再現できます。サイコシャドー自体はプレミアムバンダイで発売されてましたね。
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 で、ここまで写真を撮ってて今気がついた。シナンジュさん、右肩はずれとる。ちょっとご愛嬌でご勘弁を。
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 本編を見ると、腕の先端の指部分は繰り出し鉛筆のように腕内部からせり出してくる仕組み。キットでは背後の腕の分をスタンドに収納できるようになっています。
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 隠し腕オープン! うひょお、凶悪!
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 劇中ではこんな按配にユニコーンを捕まえてました。ううむ、指の可動は必要かな?

 仮組みが済んだネオ・ジオング。なんせボリュームがすごいです。一家に一台あったら十分な感じ(笑)。この状態でどんなふうに弄ろうか色々想像をめぐらしているのが一番幸せかもしれない(笑)。

 ということで、やけに「デカイ」と「(笑)」の多かった今回の記事はここまで。色々プランを練りつつ、次回に向けての作業を進めたいと思います。

 てなわけで今回はここまで。
 次回も、乞御期待!!

(C)創通・サンライズ

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