線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
 季節は夏本番。毎日暑いですなぁ。こんなに暑いと昼間は表に出たくない。こういう時期はクーラーの効いた部屋に引きこもって模型を作っていたい線香亭です。もうね、昼間に打ち合わせに出たりすると体力の消耗が激しいこと(笑)。こんなふうに動かないのを暑さのせいにしてますが、冬はどうかっていうと、それはそれで寒くって表に出たくないというね。人間っていうのはホントに勝手なもんです。まあ、それでも通年で模型を作り続けているということだけは変わらないんですけどね(笑)。ということで、今回も張り切って模型を作りますよ!


 さて今回はWAVE 装甲騎兵ボトムズ「1/35 ラビドリードッグ[PS版]」その2回目。早速張り切ってまいりましょう!

 さて、前回は上半身の基本工作、といいながらあっちこっち改造しちゃったりして、やっぱり力が入っちゃうATの作例、といった体でした。
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 上半身各部の面出し、合せ目消しなどを終えてディテールの追加や再生を行った状態。今回は予告どうり下半身の工作に取り掛かりましょう。
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 これが未加工で組み立てただけの下半身。
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 中身はこんな構造。[PS版]の特徴である降着機構のため若干複雑に見えます。
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 降着機構はこんなふうに可動します。中々上手く考えられた構造ですが、キットのままだと先に塗装しておいてから組み立てないとなりません。
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 そこでアトハメができるようフレームの一部を加工しました。
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 やり方はいたってシンプル。まず組立前にフレームパーツの下側を切取っておいてからパーツを接着。フレーム内部に組み込むポリパーツは取り付けないでおきます。接着剤が乾燥したら右側の写真の赤丸の中のように溝を作っておきます。
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 スネの本体の方は足の甲アーマーの取り付け部分や、さっき取り付けなかったフレームのポリパーツを挟み込んでおいて接着成型します。
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 こうすると塗装前にスネの後ろ側の接合部を処理しておくことができます。
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 組み立ては本来フレーム側に入るはずだったポリパーツにフレームの切り欠き部をあわせて押し込めばOK。これで塗装後に組み立てられます。

 さて、お次はここ。
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 良くみると気になる足首部分のフレーム。そのままでも大して気にはならないんですが、気が付いちゃうとどうしても気になっちゃう。
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 特に横から見たときにはフレームが丸見え。なんだか足首が弱そうに見えちゃいます。
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 そこでプラバンでこんなパーツを作ってみました。基本は1mmプラバンの箱組みです。
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 これを足首のフレーム部分に差し込みます。アウターフレームみたいなもんですな。変な形をしているのはちゃんと理由があります。
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 それは稼動させた時にあっちこっちに干渉しないようにするため。接着はしていないのでフレームの動きにあわせて可動します。最初は箱状に作っておいて、こんなふうに稼動させながら引っかかりそうな部分をカットしていった結果、こんな形状になったんですね。
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 これで大分頑丈な足首になりました。稼動させてもフレームが見えないようになったので満足。もう片方は最初に作ったパーツにあわせて作ります。
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 ついでと言っちゃぁ何ですが、フクラハギにかかるアーマーの側面もディテールアップ。というか製面で消えてしまったボルト状のディテールをWAVEの角リベットで再生しておきました。

 後は足首の接着成型や腰まわりのアーマーの製面などをすれば下半身の工作は終了。この辺で塗装! てな具合でも良いんですが、もうちょっと手を入れたい心持。じゃあ、ここからは気になった部分のチョイと大きめな改造をしてみましょう。

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 はい、腕です。
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 前回の原稿に書き忘れたんですが、この肩部分、キットのままで伸縮機構を備えています。インナーフレームを左右から押さえながら伸縮機構を組み込むという上手い作り。ラビドリードッグは左手がクローなんであんまり関係ありませんが、腕が伸縮することで武器の両手持ちなんかもできるようになってるんですね。この連載でも取り上げたWAVEのレジンキット「スコープドッグ・アップデートパーツ」でも同じような機構が使われていましたね。
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 さて、この碗部。側面から見た時は何の違和感もないんですが、
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 内側から見た時に、どうしても腕が長く見えるような気がする。これ、ヒジ部分が二重関節ではなく単関節で、二の腕のパーツが関節部分まで覆っているのが原因なんじゃないかと考えました。
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 そこで二の腕パーツのヒジ関節側を切り離し、短く加工してみました。これなら長さも短く見える。ただポリパーツがむき出しになっちゃう。
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 そこで取りい出しましたるWAVEのプラ=パイプ【肉薄】の7.5mmと6.5mm。このシリーズ、ワンサイズ違い同士のパイプがちょうど中に差込めるサイズになっています。これを使ってヒジのポリパーツをカバーする関節を作ってみたいと思います。
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 まずは6.5mmの方を短く切り出してサイド部分に直径5.2mmの穴を空け、反対側を縦に切断しておきます。
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 7.5mmの方は6.5mmより短く切り出して同じように5.2mmの半円型の削り込みを入れておきます。これがパーツの元となります。
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 じゃあ次は取り付け。まずはキットのヒジ部分のポリパーツに6.5mmのパイプを取り付けます。
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 その両側から7.5mmのパイプを差し込んで接着します。
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 これでヒジ部分の関節出来上がり。
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 あ、ついでにちょっと立体感に欠ける右腕のディテールをプラバンで作りなおしておきました。
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 組み立ててみましたよ。写真左はノーマルの状態。長さは同じなのに短く見えるのが面白いところ。
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 手首もしっかり工作。それぞれの写真の左側2つがノーマル。右側2つは成型したもの。手のひら側は複数のパーツに分かれているため接着成型、両サイドの丸いディテールは削り落としてWAVEのリベットで再生してあります。銃の持ち手の中指から小指までの3本は別パーツになっていますから、接着しないでおくと完成後も武器の持ち替えができます。
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 本体に取り付けてみました。ヒジ関節の処理については他にも色々とあると思うので、皆さんそれぞれのイメージで挑戦してみていただけると楽しいですな。

 さて、続いての改造部分はコチラ。
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 ミッションパックを開いた時のベロ? 機雷が滑ってくるところの改造。キットではハッチを開いた後、ベロを手動で引き出すようになっています。ここを何とかハッチと連動させられないかという挑戦。
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 まずは取っ手を自作したハッチのパーツ。写真右の赤丸で囲った部分の出っ張りは内部の稼動の邪魔になりそうなので削り取っておきます。
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 はい、こんな感じ。次はベロの加工。
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 まずはキットパーツの横に出た軸を切取ります。
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 軸を切取ったら1.5mmの真鍮線を通して形状も削り込んで変更します。
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 横から見るとこんな感じ。可動のためにハッチ側を大分削りこんでいます。
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 ハッチの裏側は1mmプラバンでミゾを制作。
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 組んでみるとこんな感じになります。
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 ハッチは新造した1.5mmの真鍮線に斜めに差込んでヒンジ部に取り付けれます。
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 よし、ちゃんと閉まった。
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 ハッチを開けるとベロも無事連動可動。
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 本体に取り付けるとこんな感じです。うむ、満足。

 改造はこんなもんかなぁ、と思ったらまだ残ってました。
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 はい、バイザーのアンテナ部分。やや太い感じがするのと、完成後の強度確保のために金属パーツに差換えましょう。
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 元のアンテナを切り取って成型した後ピンバイスで穴を空け、ヤスリ等でテーパーを付けた1mm真鍮線を差込んで接着します。根元のスプリング上のディテールは細めの金属線をグルグル巻きにして再現します。まだやってないケド。まあ、この辺はATの基本工作。

 てな具合でほぼ全身の加工が済んだラビドリードッグ。
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 これくらい手を入れると大分愛着が増してくる(笑)。サイズも手頃なので時間もかからずさっくり作業できるのも良いところ。よし、次回は塗装だ!


 というところで、今回はここまで。
 次回も、乞御期待!!


(C)サンライズ

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