線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
 ここしばらく、スケジュールの都合でちょっと空き時間が出来まして、よく考えたら、まったく締め切りが無い状態というのは実に約1年半ぶり位。そんなに長い間フリータイムが無いと、もうどうしやって過ごして良いかわからない(笑)。色々考えた挙句プラモデルを作ることにしまして、ストックしてあったものを次から次へと仮組み。結局、徹夜で8キットばかり出来上がりました。「ちょっとまて。これ、普段の生活と全く変わってないぞ」と時が付いた時には手遅れ。次の仕事が手元に届き、早速制作に勤しむという、いつもと変わらない生活に逆戻りの線香亭です。いいんです、それで。模型大好きですから(笑)。
 そして今回からは新ネタ! 早速張り切ってまいりましょう!!


 今回からの新ネタはこちら!!
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 バンダイMG 1/100「RX-78-1 プロトタイプガンダム」
 ご覧の方の中には「あれ? そんなキットあったっけ??」なんて方もおいでかもしれません。実はこのキット、通常の店頭販売ではなく「プレミアム バンダイ」という、バンダイさんの直販サイトで発売されていた限定キットなんですね。

 このプレミアム バンダイでは通常販売のキットパーツを利用して、成形色の変更や新規パーツの追加などで独自のキットを販売しています。手に入れるためには発売前に注文しておかないとならないため、思いついて買ってくるというわけにはいかないのと、うっかり注文を忘れていて気が付いた時には受付終了していて悔しい思いをする、というのが玉に瑕ですが、「これ、欲しかったんだよ!」というキットが発売されたりするのでチェックが欠かせません。ガンプラ好きでも意外と知らない方がいたりするので、注目です。また、プラモデル以外にもいろんな限定アイテムが発売されていたりしますから、一度ご覧になってみることをオススメします。

 というわけで、今回は幸いなことに手に入れることのできたこのキット。いったいどんなものなのかをご紹介すると共に、楽しんで制作しようと思います。はてさて、どんな仕上がりになることやら、しばらくお付き合いの程を。

 で、最初の写真についてですが、プレミアム バンダイで販売されるキットはパッケージが単色で印刷されています。まあ、プレミアム バンダイ・キットのステータスみたいなもんですな。


 ではまず、このプロトタイプガンダムという機体についてちょっと解説。

 このプロトタイプガンダム、初期MSVシリーズとして登場した、映像作品には出てこないガンダムです。キットとしてはガンプラブーム華やかなりし頃、1983年にMSVシリーズのひとつとして1/144キットがリリースされました。長いことガンプラをやってらっしゃる方は、1回は作ったことがあるんじゃないかな? それ以来プラキットの発売はありませんでしたから実に31年ぶりのキット化、1/100としては初のお目見えということになります。
 機体の位置づけとしてはアムロが乗るRX-78-2の試作機という設定。機体番号のRX-78-1というのもそのあたりを表していますが、最近の作品世界とあわせて考えると若干矛盾も生じています。アムロが乗った機体も試作機という設定ですから、RX-78の試作バリエーションのひとつと考えてもいいのかもしれません。「機体番号はあくまで識別用で、試作された数機はそれぞれ異なった仕様でテストされていた」とかね。そういう妄想を膨らませるのもまた模型制作の楽しみのひとつです。

 キットはMGガンダムVer.2.0をベースに、成形色の変更と新規パーツを追加してプロトタイプガンダムを再現するという仕様になっています。
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 上の写真はMGガンダムVer.2.0とMGプロトタイプガンダムのAランナーの比較。たまたまウチにシールドだけ使ったMGガンダムVer.2.0のランナーがあったんで、比較してみました。赤いシールドのパーツの無い左側がノーマルMGガンダムのランナー。成形色が違っているのがわかります。こんなふうに成形色の変更に加えて新規パーツを追加して、各機体を再現するというのがプレミアム バンダイのキットのスタンダードな仕様となっています。

 それでは恒例のランナーチェックと参りましょう。
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 まずはAランナー。多色整形でシールドやスリッパ、コア・ファイターや首まわりのパーツなどが用意されます。ちなみにこのランナーの腹部のパーツは使用しません。
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 Bランナーは胸や肩に加えてコアファイターの機首が見えます。Cランナーは各部のクリアーパーツとコア・ファイターのスタンド。
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 Dランナーは2枚。頭部やコア・ファイターのパーツが入る白いランナーとシールドの赤いランナーに分かれています。
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 Eランナーは脚部、腰部の紺色のパーツに加え、関節部のマルイチパーツなどが収まります。
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 F枠は腕や脚の白いパーツ。ランナーが長方形じゃないのもプレバンキットらしくてよろしいですな。
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 Gランナーは客部のフレームのパーツ。
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 H、I、J枠はフレームに使うABSのパーツ。このあたりは通常のMGガンダムVer.2.0と同じ構成になっています。
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 そして、Lランナーがこのキットの新規パーツ。特徴的な前腕やアンクルガード、腰サイドのライフルのマウントラッチを始め、形状の異なるバックパックやビームサーベルなどが入っています。成形色の割り振りが異なる腹部分も、組んだだけでカラーリングを再現できるよう新規パーツとして用意されています。
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 ポリパーツはごくごく少数。殆んどの組付けをプラ同士の嵌合で行うMGガンダムVer.2.0と同様の仕様です。ホイルシールに加えて、水転写式のマーキングデカールが付属するのがうれしいですね。
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 こちらは水転写デカール。各部のマーキングに加えて、一部パネルラインもデカールで再現するようになっています。当然ながら「WB」や「102」などは見当たりません。
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 ホイルシールは目玉部分と頭部のカメラ用のものに加え、関節のマルイチパーツの中に貼り付けて塗分けを再現するものが用意されています。設定画を見ると、ものによってはこの部分が白く塗りわけされていないものもあります。ここはちょっと考えどころ。
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 組立説明書はモノクロのいたってシンプルなものが付属します。コストの問題かどうか、機体解説などは掲載されていません。機体解説好きとしてはちょっと残念(笑)。

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 ここまで見て気が付いた方もあるかもしれませんが、このキット余剰パーツが結構出ます。
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 これが使わないパーツ。結構量があるのと、バズーカの砲身だけが2セットあるので、これを使って何か出来そうな予感がする。フィギュアなんか3体も付いてるし。捨ててしまうのも勿体ないのでサービスパーツだと思ってとっておくのが得策ですね。

 で、チョロチョロと組み立てて都合4時間ほど。ありゃ、素組みできちゃいました。
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 ううむ、非常に充実感があるなぁ。元のVer.2.0の素性の良さがしっかり現れている上、新規パーツも違和感なくしっかりデザインラインに収まってる。これやっぱり良いキットですよ。ここまで組むのに各部の面出し等しながら組み立てています。

 じゃあ、色々と遊んでみましょう。
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 付属のコア・ファイターは胴体の中にしっかりと納まります。まあ、このあたりはVer.2.0と同じなんで当たり前っちゃ当たり前なんですが、それでも嬉しいギミックです。
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 可動のフレキシビリティもVer.2.0譲り。非常に楽しめる仕様となっております。

 では、プロトタイプガンダムならではのディテールを確認していきましょう。
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 せっかくなので普通に作ったMGガンダムVer.2.0を引っ張り出してきました。通常のガンダムの方は塗装済み、プロトタイプの方は素組み。カラーリングが成形色で再現されているので、こうして並べてみても遜色がありませんね。
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 サイドから見比べると2機の違いがよくわかります。付属のビームライフルは全く異なるデザイン。
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 前腕部は中央が凹んだようになっているのがプロトタイプガンダムの特徴。基本構造は通常ガンダムそのままにうまく処理しています。
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 アンクルガードのスリットが入ったデザインもしっかり再現。
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 バックパックは中身の基部パーツから新規で付属します。一見同じように見えるビームサーベルも設定画に準じてラインが4本のものとなっています。
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 腰部後側も形状の違いをしっかりと再現。この部分はフレームパーツを使用せず、外装をそのまま付ける仕様となっています。

 さあ、このプロトタイプガンダム、一体どう仕上げようか考えつつ、これまでに作ったMGガンダムVer.2.0と見比べてみましょう。
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 結構作ってるんですよ、Ver.2.0ガンダム。まさにRX-78バリエーション状態(笑)。
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 これらはみんな某誌の作例として塗装のみ、無改造で仕上げたもの。
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 これはお馴染みトリコロールのノーマルカラー。
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 こっちは、ちょっとオリジナル要素を加えたG3カラー。塗装だけ変更したもの。
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 これはMG 1/100 Gアーマー リアルタイプカラーの中身として作ったもの。結構気に入っているカラーリングです。
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 それに加えて今回のプロトタイプガンダム。そのまま作るんじゃなくて、なんか一味加えたいところ。どうするかは次回までにじっくり考えたいと思います。みなさまどうぞお楽しみに!

 てなところで今回はここまで。
 次回も、乞御期待!!

(C)創通・サンライズ

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