線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
 ここのところ急にスケジュールが空いてきてウレシイやら焦るやらというワタクシ線香亭。不思議なもんで仕事が重なる時には滅茶苦茶に重なるのに、急に空いたりするのがフリーの面白い所なんですね。これ幸いと作りかけの模型を引っ張り出してきて作業しようと思ったら、どうやら寝違えたようで首が痛くて長時間下が向けないという老人力を発揮しております。もう、これはおとなしく体力の回復に努めよ、という天の思し召しでしょうか。なんて書いてるとまた仕事が重なっちゃったりするんだよなぁ(笑)。と期待半分恐怖半分な気分で始まりました「やたら模型制作室」。
 今回はバンダイ 1/144 HGUC MS-06R-2「ジョニー・ライデン専用ザク」その3回目。早速張り切って参りましょう!

 前回まではフトモモや足の甲を大型化したり、腕のアトハメ加工をしたりといったところまで進んでました。
20140214_053
 今回は足に続いて下半身まわりから(なんかシモネタっぽいな)。

c_001
 まずはフンドシ部分から手をつけます。この部分、キットパーツだと若干ボリューム不足のように見えます。今回はフトモモを大型化したので余計貧弱に見えがち。
c_002c_003
 そこで前側にヤスリをかけて平面にし、1mmプラバンを貼り付け、面取りも若干変更しましたました。
c_004
 仮組みしてバランスを確認。こういった改造の時は、小まめに仮組みしてバランスを確認しながら作業を進めます。
c_005
 ついでと言っちゃあなんですが、フロントスカートの終端のラインも若干変更しました。写真の左側だけ作業を終えた状態です。これはサイドスカートとのラインのつながりを良くしようという試みです。
c_006
 キットパーツではスカートの下面に段が付いているんですが、それを解消するように面取りを変更しました。このあたりはなるべくシンプルに見せたいんですよね。

 続いては胸まわり。
c_007
 まずは胸の両サイド、茶色いパーツの端にある面取り(いわゆるC面というヤツ)をヤスリをかけて解消します。ううむ、なんかちょっとイメージと違うな?
c_008
 と、色々考えて気が付いたのが胸の両サイドの正面にある角。キットでは普通のザクのようにアールが付いた形状となっていますが、元々のMSVだともっと角ばった印象だったような気がします。じゃあその角を再現しよう。まずはポリパテをアールの頂点に盛り付けます。
c_009c_010
 パテが硬化したらヤスリ等で形を整えます。ポイントは平面同士のつながりではなく、アールの中に角が含まれているという雰囲気にすること。ついでにスリットなど若干のディテールを追加しました。うむ、こんな感じ。

 じゃあ、サイド部分にもうちょっとディテール追加。
c_011
 サイド部分に何にもないと寂しい感じがしたので、1mmの丸い蓋のようなディテールを追加しようと思います。まずは1mmピンバイスで穴を開けます。
c_012
 穴を空けたら写真のようなビットを使って穴の面取り。
c_013
 そこに1mmプラ棒を差し込んで裏側から少量の接着剤で接着。
c_014
 接着剤が硬化したらプラ棒を面位置で切取って面に沿ってヤスリをかければディテールアップ終了。お手軽にできてそれなりに効果のある方法です。

 さて、次は右肩のL字アーマー。
c_015
 キットパーツだと若干幅が少なくて迫力に欠ける感じがしたので、プラバン等で左右で2mmほど幅まししたパーツを制作しました。
c_016
 基本的にはプラバンの箱組みなのでたいした手間はいりません。中身は接着強度の確保のため2mmプラ棒を接着しています。ちなみにL字の角の部分は後でアールに加工するので中に3mm三角棒を接着してあります。この後裏面には0.5mmプラバンを二枚重ねしてディテールを再現した自作パーツでフタをします。ちなみに接続用のポリパーツはビルドファイターズ関連のキットを作った時に余ったものを流用。接続には3mm棒が止められればいいので、このあたりは皆さんそれぞれに工夫してみてくださいね。
c_017c_018
 ハイ出来上がり。たった2mmとはいえ効果は絶大。頑丈そうに見えます。裏側のディテールを気にしなければキットパーツを大型化したほうが早いかもしれませんね。

 続いては頭部。
c_019
 まずは定番のアンテナをシャープにする加工から。デザインナイフなどを使って薄くシャープに加工していきます。
c_020
 つづいてはモノアイのピラーをウスウス攻撃。ここはちょっとした加工でスケール感がグッと増しますからやっておいて損はない工作です。
c_021
 モノアイはさすがに凸ディテールだけでは寂しいので新規パーツを作って再現しようと思います。そこで、ますは潔くキットパーツのディテールを削り落とします。
c_022
 モノアイレールは前面を薄く削りこみます。写真の赤線が元のパーツのライン。
c_023
 これは何のためにやったかというと上の写真の青で示したスキマが欲しかったから。これで「中身と外装」といった雰囲気が演出できます。
c_024
 モノアイレールには3.2mmの穴を開けます。これはモノアイの基部にエバーグリーンの3.2mmのプラパイプを使うため。今回はちょっと大き目のモノアイにしてみようと思います。だってほら、エースパイロット機って「目ん玉ギロッ!」って感じがするじゃありませんか(笑)。
c_025
 開けた穴に0.3mmのプラパイプをリューターを使って旋盤加工した自作パーツを取り付け。この後塗装があるので差込んだだけの状態です。
c_026
 そこにWAVEのH・アイズの2.5mmのレンズをはめ込みました。なかなか良い雰囲気。
c_027
 まだそれだけじゃ終わりませんよ。今度はモノアイの透明なカバーを作ります。使うのはエバーグリーンの0.13mmの透明プラバン。これを現物合わせで切り出して上下の頭部パーツの間にはめ込みます。
c_028
 うーん、ちょっとわかりにくいかな? はめ込んだだけなんで端っこがちょっとずれているのでわかっていただけるかと思います。これ、この後塗装が済んだ段階で効果を発揮する。はず(笑)。
c_029
 で、そんな工作をやっていたらアンテナの先っちょをポキッとやっちゃった。まあそんなこと位じゃァ慌てませんよ(笑)。キットのランナーから切り出したパーツを接着整形、ご覧のとおり復活しました。

 お次はバックパック。
c_030
 もうちょっと加工しちゃってます(いや、写真撮るの忘れて作業しちゃっただけなんだけど)。基本的には大変よくできているので大きく手を加えるところはありません。
c_031
 それでも気になるのは左右のベクターボードの厚み。最初はキットパーツのまま地道にウスウス攻撃を続けてたんですが、途中から面倒になってきちゃって切取って修正することにしました。ついでに接続部にMGの高機動型ザクと同じようなディテールを追加しました。
c_032
 これ位まで薄く加工すると共に、抜きの関係で角度が微妙だった側面を直角に加工しました。
c_033
 もう一箇所、抜きの関係で変なところに角が付いている上部のフック(?)も円筒形に修正。
c_034
 やっぱりここはスッキリ円筒形になってたほうがしっくり来ます。
c_035
 切取ったパーツを接着して各部のディテールを彫りなおせばバックパックの工作は終了。後は塗装で魅せたいと思います。

 ここから後は各部のディテールの追加。
c_036
 腕はMGザクVer.2.0を参考にスジボリ、ディテールを追加。
c_037
 前腕部上面は先に書いた胸の両サイドと同じように1mmプラ棒を埋め込みました。
c_038
 下側の丸いディテールはちょっと変わった方法で工作しました。
c_039
 というほど面倒なことをやっているわけでもなく、外径1.6mm、内径1.43mmの真鍮パイプを短く機ってリューターに取り付けグリグリやっただけ。ちょっと慣れのいる加工ですが、できるようになると便利な方法です。
c_040
 MGVer.2.0ザクとの比較。今回のディテールは基本的にこのMGザクを参考にしています。

 さて、ここからがもう一仕事。ザクⅡといえば必ず問題となる動力パイプが残っています。
c_041
 前回ドラッツェの作例のときにはエバーグリーンのプラパイプを切り出して動力パイプを作ったりしたんですが、今回はバンダイのビルダーズパーツHD「1/144 MSパイプ01」を投入してみました。なにせ「ガンプラ公式改造パーツ」ですからね。最小の手間で何とかできるのではないか、と。
c_042
 中身はこんな感じになっています。まずは動力パイプの外装パイプ部分。大小2種が用意されており、同じランナーが2枚入っています。
c_043c_044
 これがパイプ部分のアップ。左側が外径3.8mm、内径2mmほどの大きい方、右が外径2.9mm、内径1.5mmほどの小さいほう。両方ともストレートなタイプと曲がり部分に使うものの2種がパーツ化されています。
c_045
 ありがたいのはパイプの基部と途中にくっ付くガイドもパーツ化されていること。これ、意外と重要です。
c_046
 そして中身となる軟質樹脂製のパーツ。
c_047
 かなり自由に曲げられて形状もある程度保持できます。接着は通常のプラ用の接着剤でも接着可能。執着との相性も良いようです。じゃあ早速使ってみましょう。
c_048c_049
 まずは塗装に備えてパーツの切放し作業。ランナーが避けてくれているので、プラ棒などを差し込んでから切取るのが、バラバラにならなくて効率がよろしい。パーツの切放しには先端が細くて良く切れるニッパーを使うと、この後の作業効率が上がります。ワタシが使っているのは最近すっかり話題のゴッドハンド製アルティメットニッパー。
c_050
 切放したら棒に差込んだままペーパーがけ。いくらアルティメットニッパーといえども、切断跡を一切残さないで切取ることは不可能です。このために棒に差込んでカットしたんですね。
c_051
 切取る際には曲がりのパイプとストレートのパイプ、別々にしておくと、どれをいくつ差込む、といった勘定がしやすくて大変よろしい。
c_052c_053c_054
 組み込みにはキット付属の軟質樹脂パーツも利用します。腰部のパイプはランドセル側は切断して2mm穴を空けておいて後端のブーツにし、反対側の端は0.5mm真鍮線を通した後にカット、そのままパイプのインナーの端に接着して接合部として使用します。
c_055c_056
 こんな感じにくっ付きました。まだインナーだけだけど。
c_057c_058
 足のほうはシンプル。なんですが、スネ側の基部が斜めに止まっているのでどうしようか? ってところなんですが、ここでMSパイプ01に付属する基部パーツが活躍。手間要らずでディテールアップも兼ねた処理ができます。
c_059
 フトモモ側には2mm穴を開けた1mmプラバンを小さくきったものを接着しました。これで足側のインナーもOK。
c_060c_061
 頭部は気持ち長めに切ったインナーパーツをぐるりと回すように取り付け。少し余裕を持たせておいてパイプ装着後は差込む深さで全体の長さを微調整します。後頭部はインナーパイプとの隙間が空きすぎるので、1.5mmの穴を空けた2mmプラパイプを差込むことにしましょう。
c_062
 ここまできたらパイプだけ先に塗装しちゃいます。パイプって、しっかり塗装すると意外と長さに差が出ちゃったりするんで、組み付け確認の時に塗装してあったほうが都合が良いんですよね。写真のシルバーを吹いた後、クリアーブラックを重ねて黒っぽいメタリックとすることにしました。
c_063
 塗装が乾いたら組み付けの確認。どこにどのパイプ(曲がりかストレートか)を何個使うか、正確に割り出しておきます。
c_064
 ちなみに腰部の横にMSパイプ01に入っていたガイドパーツを取り付けてみましたよ。シンプルでなかなか良い感じ。
c_065c_066
 頭部も同じように組み付けの確認。曲がりの形状なども考慮してパイプの数を決めていきます。パイプの数はMSパイプ01ワンセットで十分どころか随分余ります。まあ、この段階ではあくまで仮組みですから、最終的には塗装後に接着する段階で最終調整しましょう。

 これで、大体の工作は済んだかな?
c_067c_068
 と思ったら忘れてた。写真左のスネの上面裏側に付くリブ。これ整形に邪魔だったんで削っちゃってたんだった。本当は写真右のようなリブがないといけません。
c_069
 ということで0.5mmプラバンで三角形を作って貼り付け。これでいよいよ本体の加工は終了かな。
c_070c_071
 ということで、ここまでの作業が済んだ状態で仮組み。只今ポリパテを使用した部分の気泡や全体の傷などを修正中。地道な作業を続けております。残るは塗装ということになりますね。あ、武器類もあったな。まだ全然手をつけてないや(笑)。

 ということで今回はここまで。武器の工作と塗装仕上げを終えて、次回までに完成させられるかな?
 それでは、次回も乞御期待!!

(C)創通・サンライズ

詳しくはバンダイ・ホビーサイトホームページへ
<前の記事へ ◆ 後の記事へ>


Leave a Reply

CAPTCHA


This blog is kept spam free by WP-SpamFree.