線香亭無暗のやたら模型制作室
はい、皆様こんにちは。
実は先日、ある方かと電話で話していると「そういえば、今回の模型制作室はなんでフェラーリの250GTOなの?」と質問をいただきまして、詳しい話を聞いてみると、なぜかその方も同じキットを作っていたらしいのですが、途中で失敗して挫折したとの事。
「期待してますよ~へっへっへっー」
というなんだか妙なプレッシャーを懸けられてしまいました。むーん、そんなプレッシャーにも負けず、フェラーリ250GTO2回目、早速参りましょう。

前回はシャシーまわりで終わっていて、今回はエンジンです。

はい、基本的にはできちゃってます。でもここまではゲートの処理や面処理、基本的な塗装というベーシックな作業をしただけ。今回はここに、カーモデルには欠かせないパイピングをしていきたいと思います。

使用するのは基盤配線等に使う細めのリード線。たしか秋葉原辺りで大量購入しておいたもので、5色ほどストックがあります。この手のパーツはけっこう流用が利くので、使えそうなものを見つけたときに買っておくのが良い手です。


黄色いものにはちょいと小細工。キャブレターのコントロールワイヤーを再現するのですが、実写のアウターチューブには何かをまきつけたようなディテールがあります。さて、どうやって再現しようかと考えていたところ、ふと目にはいったのが3Mのマスキングテープ。丁度いい色合いだったので細切りにして巻きつけてみました。


さあ、ではいよいよパイピング加工。一番手のかかりそうなダイナモから。


今回の作例ではエッチングパーツを使っているので、ヘッドパーツにラインの取り付け口が3つ付いています。でもこのフェラーリは12気筒。ダイナモ1個に付き7本のラインを取り付けなければなりません。なので残りの4本分の穴を空けてしまいます。ちょっと見た目は悪そうですが、組み立ててしまうと殆んど見えない部分なので大丈夫です。


はいラインを取り付けたパーツをエンジンにくっつけてみました。接着には低白化の瞬間接着剤を使っています。実は、腕の見せ所はここから。

カーモデルのパイピングは取り回しが重要です。失敗すると「ただパイプがくっついている」ようにしか見えません。実写の写真などを参考に、「こんな感じだよなぁ」というところを探っていきます。ここで重要なのは、「いかにもそのように見える」という事。1/24くらいのスケールだと、完全に実車のパイピングを再現しても見えなくなってしまうところが非常に多いんです。今回の作例でも、ダイナモから出たラインをヘッドカバーの下にまとめて収納しています。本来ならプラグのある部分に一本ずつ入っているのが正しいんですけどね。


さて、どんどん作業を進めましょう。今度はシャシーへエンジンを取り付ける準備。まずラジエターにエッチングパーツを貼り込んでおきます。先に塗らないといけないんで。
各パーツの塗装が終わったら、どんどんと組み立てていきます。一通り組み上がったら、パイプ類の取り回しを確認して、エンジンの搭載完了です。


 

 

パイピングの取り回しから、各部のシルバー、ブラックなどの質感の微妙な違いを見ていただけると嬉しい。まあ、写真だとあんまりわかんないんですけど。

さて、組み立てたシャシーやエンジンがしっかり接着するまで、ボディの下地作りをやっておきましょうか。

このフェラーリのボディは、非常に美しい仕上がりで、ペーパーがけをするのがちょっともったいないような感じもするんですが、こいつがいるんでやらざるを得ません。
そう、パーティングラインです。塗装をするとばれちゃうと思うので、しっかりと消しておきましょう。使ったのは3Mのスポンジヤスリです。

殆んど目立たないんですが、よーく見るとあちこちに。まあ、インジェクションキットの宿命ですから仕方がありません。で、ざっと仕上がったのがこちら。


 じゃあ、ついでにフロントグリルの加工なども。本当は次回に乗せるつもりだったんですが、まあ、いいか。
写真はキットパーツのメッキを落とし、若干薄く見えるように削り込んだ状態です。これを元のメッキのように仕上げるには下地が平滑であることが条件です。


なのでお得意のこいつらが活躍します。写真に写っているのは800番までですが、今回は1500番まで使います。

最初の写真は400番処理後。
 以降600→800→1000→1200→1500番と処理したところ。
これに極薄のメタリックシートを貼り、エッチングパーツを取り付けると、


こうなりました。ここにキャバリーノ・ランパンテ(跳馬)のエンブレムを貼り付けるんですが、それは後のお楽しみ。


さて、続いてはエクステリアにかかりましょう。まずは内装。

エッチングと塗り分けで再現。


シートレールもエッチングのパーツを使います。塗装に関しては現在シートの色検索中。中々見つからないんだ、これが。

さてさて、続いてはエクステリア、見せ場のひとつメーターまわりと参りましょう。

フジミ製エッチングパーツにはメーターパネルが付属しています。これ、フチの部分を残してマスキングするのが面倒だったので、セミグロスブラックで塗ってから、1500番のサンディングスティックでそーっと塗料だけを削り落としてみました。こっちの方が楽チン。
そして、キット付属のデカールより、メーター部分の余白を丁寧に切り取ってキットパーツに貼っていきます。

以外に根気のいる作業ですが、仕上がりに差が出るのできっちり作業しておきます。マークが乾いたら、上からクリアーを吹いてしまいます。


一度に圧吹きすると失敗の元。写真のものは薄めのクリアーを5回くらい吹いたもの。これがメータガラスの変わりとなります。


そして、エッチングのメーターパネルを貼り付け。それっぽくなったでしょ。接着にはアクアリンカーを使用しました。

お次はハンドルの加工。ここにエッチングパーツを使うのがちと厄介です。

まずはキットパーツを切断します。使うのはセンターパーツとハンドルのグリップ部分。


切り離したセンターパーツの裏側からエッチングパーツを接着しステアリングアームに角度を付けて調整。そこにグリップ部分をはめ込むという作業です。やってみたらけっこう難しかった……。出来上がったら早速エクステリアに取り付けてみましょう。


中々雰囲気出てますね。ちなみにスイッチ類もエッチングパーツに付属します。こちらは0.3mmの穴を空けてアクアリンカーで接着しました。


ペダル類もエッチングに付属してますので、しっかり使ってやります。

さて、今回はそろそろこの辺で。次回は内装の残りと、いよいよボディの作業にかかります。
質問やコメント等も待ちしておりますよ。

それでは次回も、乞御期待!!!

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