線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
 ワタクシ線香亭、実はここのところずっと忙しく過ごしておりまして、ホビーショーに続いて上井草模型倶楽部の展示会も終り、これでやっと一息、と思いきや忙しさにかまけて後回しにしていた仕事やら、急にいただいた仕事やらが重なっておりまして、まだまだ続くワーキングラッシュ状態。まあ、お仕事をいただけるのは大変ありがたいことなので嬉しい悲鳴といったところなんですが、こういう時に限って仕事以外の頼み事をいろいろと依頼されるというのが、これまたデフォルト。まあ、頼りにしていただけるのはありがたい事なんで、これも一緒に引き受けちゃおう! ということでますます模型制作に割ける時間が減っている今日この頃。それでも“作りたい欲”が衰えるわけでなく、むしろ模型をつくりたくてしょうがない。というわけで、今回も張り切ってまいりましょう!

 前回はヒジ関節の短縮や脚部の関節の新造など、色々とやってるうちに時間切れとなっていました。
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 今回はその続き。まずはちょっとメールをいただいたので、リクエストにお答えしたいと思います。
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 今回の作例の2回目の記事の最後で「あ~やっちゃったよ」というセリフと共に切断されてしまったコクピット部分。前回の記事では何もなかったように組み立てられてたんで、その間の工程が見たい。というリクエスト。はい、お答えいたしましょう。
 まず分割は次の写真のような状態。
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 背面中央の板と側面、それに前面のL字型のリブに分割しました。背面内側には固定できるようプランバンでパーツを作って接着。フロントのパーツもガイドとして内側にプラバンを貼り付けてあります。
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 背面は切断部の端にあわせてキットパーツを手直ししたミッションパック用のフックを取付け。フック部のディテールもプラバンで再現しています。

 と、大体こんな所なんですが、ついでにコクピットのディテールアップもしちゃいましょう。
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 はい、いきなり完成図。じゃあ細かく見ていきましょう。
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 まずサイドの内側には1mmプラバンを貼り、その上から丸穴のディテールを付けた0.5mmプランバンを貼り付け。これでディテールアップと外版がちょっと厚く見えるのに加え、コクピットハッチが乗るフチ部分を作ることができます。その上のコクピット内部パーツはキットパーツをちょっと加工して接着。背面内側はやはり1mmプラバンを貼り、コクピットハッチ展開用の基部パーツを貼り付けます。これもキットパーツをそのまま流用したもの。
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 シート部分はコクピットハッチを幅詰めした分、シート中央の段差の所から切放して左右で3mm幅詰めして再接着。シートを幅詰めしたら、なんだかヘッドレストが大きいような気がしたんで、この後ポリパテで裏打ちして削り込んでおきました。
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 じゃあ、もひとつついでに外側のディテールアップ、というか勢いで削り落としちゃった胸部側面のダクトの再生。写真手前に2個写っているパーツは、別のキットからダクト部分を切放し、裏側を薄く削ったもの。これを貼り付けてダクトを再現しようという魂胆です。
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 この改造の最大のメリットはほんのちょっと段差ができること。このダクト部分、腰部に武装をするときなど形の違うものに交換されています。キットでもこのパネルラインの内側にはボルトのディテールらしきものがあるので、ここは差替え可能なんだと解釈して、より“別パーツ”な感じが出るように考えてみました。まあ、面位置のほうがスマートだとは思うんですが、ちょっとした遊び心で。
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 で、コクピットにシートを収めてみました。このあたりはスリ合わせをしながらギリギリで収まるように調整すると、スコープドッグの狭いコクピットの感じが出てちょっとウレシイ。
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 コクピットハッチも無事に閉じました。
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 背面に再生したディテール部分にはWAVEの「Rリベット角」を貼り付け。リベットも再生しました。

 さて、続いては脚部の加工。
 まず気になったのがヒザ関節の付き位置。
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 これがキットのままです。なんだか微妙に間延びしたような印象な上、逆に曲がりすぎてちょっと気持ちが悪い。
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 そこで関節の軸受け部分をカットして前方に移動しました。ついでにやや短く見えるように下側に調整しています。
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 並べてみるとこんな感じ。結構違うでしょ。長さが短くなった分は足首関節が伸び縮みするので相殺できます。
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 こっちの写真の方が効果がわかりやすいかな? 写真左はキットのまま。右は改造後。“キモチイイ”ところに関節が来るように調整しているのがお分かりいただけますでしょうか。
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 お次はスネ内側のディテール。これね、ISS仕様のターボカスタムだと違うんですよ。ディテールが。
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 そこで、一旦ポリパテで元のディテールを埋めてしまいます。
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 ポリパテの処理が終わったら2mm丸棒を半分に削ったかまぼこ型のパーツを加工して接着。ISS仕様のディテール再現します。ついでに右ひざのステップ部分を2mmアルミ棒で作って取付け。キットパーツでは平面にプラパーツを接着するようにできてるんですが、それじゃあ心許ないのでピンバイスで穴を開けて取付けました。

 さて、じゃあここで一旦仮組みしてバランスの確認。
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 むう~ん、どうだろう。やっぱりどうしても手が長いような気がする。
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 そこで肩パーツの底面を一旦切放し、1mmほど削って再接着。
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 前腕部は手首のアーマーが付く部分のパーツが左右のパーツの終端に来るよう一旦切放して削ってから再接着。ここは1mm弱の短縮。
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 前回までの状態と比べてみました。うむ、これならいいだろう。ということで反対側も同じように加工しました。さあ、もう一度バランス確認。
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 どうでしょう。大分良い感じになってると思うんですが。

 で、お次はミッションパックのフルスクラッチだ! と意気込んだものの、一筋縄ではいかなかった……。
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 結構複雑な構造も上、可動するんですよ、コイツ。試行錯誤の繰り返しで中々形にならない。
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 もう途中でイヤになっちゃってリベット打ったり。
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 シートの加工をしたり。

 てなことをやってるうちに時間切れになっちゃいました。ううむ、また4回では終わらなかったボトムズネタ。せめて最後に今回までの成果を振り返っておきましょう。
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 コクピット内部はほぼ完成。
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 あっちこっちのリベットをWAVEの「Rリベット」を使って再生。ミッションパックは今だ試行錯誤中。
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 プロポーションの改修はほぼ完了。

 じゃあ次回はミッションパックを完成させて塗装から仕上げまでを目指しましょう!

 てな感じで今回はここまで。
 次回も、乞御期待!!

(C)サンライズ


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