線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
 いやぁー、迫ってきましたね、10月12、13日に一般公開となる「第53回 全日本模型ホビーショー」。各メーカーさんのご担当の方々もご多忙な日々を送っていらっしゃる様子です。実のところワタクシ線香亭も職業モデラーのハシクレ。それなりにお仕事もいただいて、多忙な日々を送っております。
 そしてその翌日、休日の14日は半年に一度おこなわれる恒例行儀「上井草模型倶楽部」の展示会が迫っております。まあ、ワタシはいつもの如くこの半年に制作した作例を展示させていただくので、新たに何かを作るというわけではないんですが、それでもなんだかプレッシャー。唯一の救いはここのところ涼しくて、湿度も低いので模型制作作業が捗るというところなんですが、そうなると今度は制作に懲りすぎちゃって進みが悪いという変な悪循環(笑)。まあ、それだけやる気があるということで納得しましょう。ということで今回も張り切ってまいります!

 さて、今回は『WAVE 1/24 ボトムズプラキットで「ISS仕様ターボカスタム」を作る』その2回目。前回は全体の仮組みなんかをしたところで終わってました。
a_025a_026
 今回は予告どおり上半身。コクピットの加工から。
b_001
 まずはキットパーツ。こんな構成になっています。このキットを組んだことのある方にはもうお馴染みの光景。まずは左右のパーツを接着してしまいます。
b_002
 そうしたら腹部分、乗り込んだ時に足が入る部分をハイパーカットソーなどで切放します。切放し作業は焦らずにチマチマ進めるのがポイント。
b_003
 そうしたら一度接着した上半分を真ん中から切断、切断面を左右合計で3mm削って再接着します。一見そんなに変わっていないように見えますが……
b_004
 比べてみると大分違う。
b_005b_006
 並べて正面から見るとよくわかりますね。このサイズで3mmは結構大きな幅つめ。こういう作業の場合、全体を何度も仮組みしながらどれくらい幅を詰めるか決めます。まあ、作り慣れたキットならいきなり幅つめなんてこともありますが。
b_007
 で、腹部分を切放したため微妙な形状になっちゃったコクピット上部下面を1mmほどヤスリガケ。側面ディテールのフチ部分がなくなるくらいまで削っています。
b_008
 そこに1mmプラバンを貼り付けて成型します。これで側面ディテールの再生と共に下面の強度も確保。
b_009
 ついでに内側にもちょっとした細工をしました。背面にはしっかり平面になるように1mmプラバンを接着、前側のフチの内側にはコクピットハッチが下に落ちないよう1mmプラバンを細切りにしたものを貼り付けました。
b_010
 腹部分も接着面を成型した後、内側に接着時のガイドとしてプラバンを接着。
b_011
 アップで見るとこんな感じ。ハッチの部分はのちほどアトハメできるよう改造します。
b_012b_013
 ここで1回仮組みして無改造のものと比較してみました。頭部は同じパーツを使用しています。コクピットハッチのフチは左右とも1.5mmづつ、左右を幅詰めしたぶん削っています。コクピットハッチ自体は現物合わせでヤスリガケして調整しています。上半身はとりあえずこんなところで休憩。

 さて、続いては下半身。
b_014
 まずは腰アーマーの取付け方法を変更します。上の写真のアーマー取り付け部分にチョコッとだけ切込みが入っているのが見えるでしょうか?
b_015
 で、上面パーツのアーマー取付け部分に切れ込みを入れて切り取ってしまいます。下面は取付け部分を面位置で潔く切断。今回はキットの取り付け部分は使用せず新造しようと思います。
b_016
 あ、ちょっと書き忘れましたがキットパーツの接続ダボは切り取って2mの穴を空け、組立時には2mmプラ棒で位置決めできるようにしました。こうしておくと上下の張り合わせ面の成型がしっかりとできるようになります。
b_017
 そうしたら上下のパーツを接着成型。しっかりとスクエアな形状になるように注意しながら成型します。
b_018
 成型が終わったら仮組みして左右の幅詰め。今回は上半身を幅積めしたので下半身もチョコッと詰めておこうかと。写真の赤で表示した部分を片側1mmづつ削りました。
b_019
 続いて登場するのがこのパーツ、というよりも自作の部材。幅5.6mm、厚さ3mmの角棒です。5mm角棒に0.3mmプラバン2枚貼り付け、高さを3mmに削っています。これはヒンジの自作に使用する部材。なるべく単一材で作ったほうが丈夫なパーツができるので、ちょっと面倒な方法をとります。
b_020
 それでは、自作ヒンジの作り方。まずはサイド面センターの端っこに1.7mmの穴を貫通させます。
b_021
 そうしたら現物合わせで必要な長さにあわせて切断。切り取ったパーツの穴から後端に向かってセンターに切れ込みを入れます。
b_022
 そうしたら下端を切り取り、赤で塗りつぶした部分をヤスリなどで削り取ります。削りにくい所はリューターなどを使用すると大変便利でよろしい。
b_023
 で、出来上がったのがこんなパーツ。
b_024
 これを先ほどのキットパーツに取付けることで腰アーマーのアトハメができるんですね。これを5個分作れば作業は完了。

b_025b_030
 で、仮組みしていて気になっちゃったコクピットハッチサイドの上面。段差があったので0.3mmプラバンを貼って成型しました。ついでにコクピット横のディテールなんかも成型のために削り落としちゃった。これ、後で大変そうだな……。
b_026
 そんな作業中に気が付いちゃったのがコクピット背面。
b_027b_028
 元々キットパーツが薄めの成型だったこともあり、すっかり透けてる! これ搭乗員の死亡率が上がるな(笑)。
b_029
 ということで、ここもギリギリまで削ってセンターに0.5mmプラバンを貼り付け。両サイドには0.3mmプラバンを貼り付ければちょうどいいはず。これで大体形状は出来上がったかな? と思ってたんですが……、
b_031
 あー、やっちゃったよ。じつはパーツを眺めて「コクピット内部のディテールをするのが面倒そうだなぁ」なんて考えてるうちに「スコープドッグって本当にあったらこんな分割なんじゃないか?」なんて思いついちゃって、我慢できなって切断しちゃった(笑)。いいんです! たぶんこれで内部ディテールも充実するはずだから。

 てな按配に作業を進めるごとに面倒な作業を増やしている今回の作例。予定よりも大分押してるなぁ。うん、大丈夫。これから頑張るから。
b_032b_033
 ということで今回までに出来上がったところを仮組み。バランスなどを確認してみました。うむ、ここから後は手足を付けた後に調整した方が良さそうだ。

 というところで今回はここまで。毎回どうしても気合がはいちゃうボトムズ作例。はてさて、この後もどうなることやら(笑)。

 それでは、今回はそろそろこの辺で。
 次回も、乞御期待!!

(C)サンライズ


詳しくはWAVEホームページへ
<前の記事へ ◆ 後の記事へ>


Leave a Reply

CAPTCHA


This blog is kept spam free by WP-SpamFree.