線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
 いやー劇場版「宇宙戦艦ヤマト2199 第7章」公開されましたね。ワタシも試写会で堪能させていただきました。あんまり書くとネタバレになっちゃうので詳しくは書けないんですが、壮大なストーリーと共に、そこに登場するメカへの解釈や思い入れが変化してきたりして、一度作った模型ももう1回作りたくなったりします。これが模型の面白い所で、やっぱり自分の中にある「思い入れ」を再現したいから作ってるんだなぁ、なんて再認識したりして。2199版のヤマトなんて、もう一隻作っちゃおうかな、なんて考えたりします。もう1ダースも作ってるのにね(笑)。ここから先も多段空母など、模型ファン、ヤマトファンにとっては熱い日々が続きます。なんてヤマト熱もさらに上がった所で、今回も張り切って参りましょう!!

 さて、今回はバンダイ 1/1000「ゲルバデス級航宙戦闘母艦<ダロルド>」その3回目。前回は戦闘空母ダロルドの全体の下ごしらえと電飾用の電源を船体に入れるところで終わってました。
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 今回は電飾の続きから始めましょう。まずはガミラス艦共通の意匠、目玉の電飾から。
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 はい、いきなり出来上がってます。目玉部分には片方にグリーンとイエローの3mmLEDを2つづつ配置することにしました。
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 用意するのはグリーンとイエローのLEDと配置部分の内径にあわせて切り出して3mmの穴を2つ空けた1mmプラバン。
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 このプラバンにLEDを差込み、少量の瞬間接着剤で止めればLEDユニットの完成。
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 これをキットパーツに取り付ければ配置も完了。キットパーツはLED取り付け前に前方部分を削り取っておくのをお忘れなく。
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 この2つのLEDを切り替えて発光させることで巡航状態のグリーンの目玉と戦闘時のオレンジの状態を再現しようという魂胆です。この作業を終えたらもう片方も同じように加工します。これまでのガミラス艦ではなるべく少ないLEDで両目を発光させてきましたが、この戦闘空母だけは構造的に難しい。左右で4灯というレイアウトとなりました。

 さて、続いては懸案になっていた甲板上の誘導等の発光です。
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 パッケージアートを見てぜひともやりたくなっちゃった加工。色々と考えた末、こんなものを利用することにしました。
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 はい、光学繊維です。ご存じない方のために説明しておくと、この透明な繊維の片方から光をあてると反対側の断面に光を通す事ができるという代物。模型ではこんなふうに使ったりします。

 はい、これはメカコレのヤマトの尻尾に、束ねた光学線を使ったもの。こういう使い方よりも宇宙船の小窓や航空機のメーターパネルなど小さな発光部に使ったりするほうが一般的です。まあ、とにかく小面積の発光には適した素材なんですね。
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 じゃあまずキットパーツの加工から。甲板部分は光学繊維の直径0.3mmの穴を該当部分に開けていきます。
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 アップで見るとこんなふう。この発光を再現するために甲板部分を接着してしまったので、武装された甲板と簡単には差換えできなくなっちゃいました。ううむ、やっぱり兵装が出た状態も再現したいなぁ――まあ、それは後で考えよう。
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 で、具体的にどうなるかというと、こんな感じです。甲板の面位置で接着していけば誘導等が再現できるという仕掛け。
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 甲板の裏側は前部ちょっと後の角に向かって0.5mmの溝を彫りました。これは何かというと……、
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 こんなふうに光学繊維を通して甲板端のグリーンランプを再現します。
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 発光させるとこんな感じになります。発光がイエローなのは黄色いLEDで実験しているため。グリーンのLEDを使えばグリーンに発光します。

 それじゃあ甲板上のライトを再現するための発光ユニットをつくりましょう。
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 まずは適当な長さに切った光学繊維を発光点に必要な数だけ切り出して束ね、5mmプラパイプの中に接着。タミヤの5mmプラパイプは内径3mmですから、ちょうど3mmLEDが入るんですね。
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 これを甲板に空けた穴に差込んで電源を入れれば、
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 こんな按配に発光するという仕掛けです。光学繊維は塗装後に接着することにしました。
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 先ほど説明した甲板端のグリーンランプはこんなふうに光学繊維を配置。こちらは光学繊維の先を余して低粘度の瞬間接着剤で止めちゃいました。こっちのライトは塗装後に余った光学繊維の先端をカットしてしまおうという魂胆。それなら裏から見た時にほんの少し見えてしまう光学繊維が目立たなくなるだろうという作戦です。
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 ここまでできたら電飾パーツを船体前部の中にレイアウト。なるべくスッキリと収まるように工夫します。
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 上手く収まりそうなら船体後部に配置するスイッチ類を接続します。
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 今回使うスイッチは合計3つ。このあたりねぇ、ちゃんと考えればもっとシンプルにできそうなんですが、ちょうど手元に1回路2接点のスイッチがあったんでこんな感じにしてみました。といってもこの写真じゃどうなってるものやらさっぱりワカラン、という方のために図面を載せときますね。
電飾図
 はい、こんな按配でお分かりいただけるでしょうか? 光学繊維のほうは電源のON/OFF(SW1)のみ、目玉の方は電源のON/OFF(SW2)に加えイエローとグリーンのLEDの切り替えスイッチ(SW3)を設けています。

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 ここまでできたら船体前半部は左右を合わせて接着してしまいます。一瞬大丈夫か? と不安になりましたが、まぁ、何とかなるだろう。
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 前回の記事でも紹介しましたがこの戦闘空母、前半部に後半部の船体を挟んで止める形式。ジョイント部の中央に大きめの穴を開けてそこから船体後半に電装パーツを逃がしています。
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 甲板の下に上手くLEDが配置されているかもしっかりチェック。意外と多いのが組み込んだ後に電源の長さが足りないなんていうトラブル。この段階でしっかり確認しておきます。
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 あ、こういった作業は、合間合間に電飾が光るかどうかチェックしながら進めてください。配置中に結線が外れてしまうなんていうことも結構あるんで、接着してからやり直すとなると相当やっかいなことになったりしますからね。

 さて、続いては船体後部の電飾パーツの配置。まずはスイッチから。
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 レイアウトはこんな按配です。写真左から光学繊維用、目玉用ON/OFF、目玉LED切り替え用のスイッチ。右側だけ小さいスイッチを使っているのはここだけスペースが小さいため上手く収まらないと判断したためです。
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 船体の外側から見たところ。スイッチの間に見える丸くて白いのはスイッチの固定に使った2mmプラ棒。今回使用したスイッチの大きい方には固定用の穴が空いていたので焼いて頭を潰した2mmプラ棒で固定して反対側を接着剤で止めました。普段は船体側面のバルジ状のパーツの中にスイッチを隠せるので、仕上がった後もスマートに見えるはず。
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 さあ、次はいよいよ船体後部の組立。スイッチ部分にはショートを防ぐためビニールテープを貼っています。
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 で、ちょっと気を付けなければならないのが後部の甲板。このパーツ郡は組み立ててから船体後部に挟み込む構造な上、微妙に塗り分けがありますから、この時点では接着せずに塗装したほうが良さそうです。そのあたりを考えながら作業するのも効率アップの秘訣。
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 さあ、船体はこれで出来上がり!
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 じゃあ点等テスト。おお、しっかり光ってる。
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 光学繊維を船体に収めて甲板をかぶせてみました(一本だけでてるけど)。こんな雰囲気で誘導等が光ります。
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 そして目玉の発光。切り替えも無事できました。さあ、これでダロルドの加工は全て終了。

 残るは塗装と独立戦闘指揮艦&ガルントの仕上げ。それじゃあ次回は一気に完成とまいりましょうか。

 てなところで今回はこの辺で。
 次回も、乞御期待!!

(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会


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