線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした――と、いつもなら始まるところなんですが、今回は時間が開いてしまいました。これ、原因をご報告しておくと、このモデラーズ・プレス・ジャパンが使用しているサーバが大規模なハッキング被害にあったため、サイトの安全性の確保と再構築に時間がかかったことによります。毎週の更新を楽しみにしていただいていた方々にはお詫び申し上げます。
 しかしまぁ、全く何が面白いのやらハッキングなんぞは誠に迷惑な話。そういう輩は中々居なくならないもんで、まことに困ったお話です。とはいえ元々作るのが仕事。いくら被害を受けようといくらでも作りなおすんですけどね。
 ということでお待たせしました「線香亭無暗のやたら模型制作室」、仕切りなおして張り切って参りましょう!!

 さて、今回はバンダイ 1/1000「ゲルバデス級航宙戦闘母艦<ダロルド>」その2回目。
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 前回はランナーの状態などをご紹介しながら一通りキットを組み立てたところで終わってました。
 今回はダロルドの構造を紹介しながら基本的な工作を進めていきたいと思います。
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 まずはキットをバラバラにした状態。複雑な形状の戦闘空母を再現するために多少大目のパーツ数となっています。この写真で見ると全体構造が掴みにくいですね。
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 このダロルド、大まかにいうと艦の前半部と後半部に分けることができます。上の写真は艦の前半部のパーツ。2槽式のような船体前半部や2つあるバルバスボウ(艦首下側先端の丸い部分)などの複雑な構造を非常に上手いパーツ分割で再現しています。
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 組み立ててみたところ。左右合わせの艦体前半部の先っちょに2本のバルバスボウを取り付ける構造。この上に飛行甲板が付き、下側には艦底のパーツが付いて全体を止める構造となっています。このあたりの構造って、普通ならバルバスボウごと左右合わせにしてしまいそうなところですが、先っちょだけを取り付ける方式にしているところがミソ。おまけに左右中央の窪み部分は別パーツとして挟み込むという構造が秀逸です。
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 そして戦闘空母の特徴である「回転して現れる武装」は別パーツで再現。説明書では選択式で組み立てるように指示されていますが、完成後でも差換えは可能だと思われます。
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 船底から見るとこんな感じ。こうして組み立ててみると非常に上手いパーツ分割だということがお分かりいただけると思います。

 さて、続いては艦の後半部分。
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 左右の船体パーツの間に甲板を挟みこむような構造になっています。これまでの2199シリーズにはなかった構造なのでちょっと戸惑いますが、合せ目を出さずに強度を確保するという点ではこちらも非常に優れた設計です。
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 全体の組み付けは出来上がった前半部のパーツのダボに後半部の船体パーツを挟んで止めるという形式。一番手前にあるのは船体後半部の下面のパーツ。ここまでの写真でおわかりの方もいらっしゃると思いますが、船体パーツには全体的にヤスリをかけて均しています。こういう作業は仮組みをしながらスポンジヤスリやサンドペーパーなどでおこなっておくのが効率の良い方法です。

 それから、個人的に非常に萌えるポイントは船体後部の推進装置のあたり。
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 なんだか非常に精密感があってウレシイ! 推進装置はそれぞれ別パーツになっていて、塗装だけでも十分な充実感が演出できそうです。
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 ノズルなどのグレーのパーツはこの時点でウスウス攻撃などをしておきます。
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 もう一箇所、大幅にシャープにしたのが船体後端下面のフィン。
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 それぞれの写真の向かって右側のフィンを船体形状にあわせてシャープに加工した状態です。
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 後はガミラス艦共通の小さいトゲ状のパーツを接着してほぼ完成。このトゲパーツは接着剤が完全に乾燥したのを見計らってシャープに加工します。
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 それぞれの砲塔はヤスリで表面を整えた後に砲身を接着して取り付け。
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 特に追加の加工はおこなわず、塗装だけで仕上げようとするならこのあたりで下ごしらえは完成です。
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 ガルントも合せ目を接着して成型。このあたりはもう少し下ごしらえが必要かな?
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 こちらは甲板前部が回転して砲塔が現れた状態。こっちもなかなかそそる形ですなぁ。

 こんなところで最も基本的な工作は終了。この後塗装して仕上げれば完成ということになるんですが、やっぱりやるだろう電飾! ということでいろいろとプランを練ります。
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 まずは絶対にやる目玉の電飾のため透明パーツの取り付け基部を削ります。上の写真はキットのまま。透明パーツの取り付け基部がほとんど埋まっているため、このままでは上手く発光させられそうもありません。
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 そこで写真のようにフチだけ残して透明パーツの取り付け部分をリューターで削り取りました。
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 こちらはキットのパーツを組んだだけの状態。
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 コチラは加工後のパーツ。表側から見ても問題ありませんね。
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 後は透明パーツが付く部分の底面に穴を空け、LEDを取り付ければ問題なく発光させられそうです。

 さて、ここでちょっと悩んじゃうところが出てきました。それはコチラ。
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 別にパッケージに悩んでるわけじゃないですよ。悩んでいるのはココ。
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 パッケージアートに描かれている誘導灯(艦載機が離発着する際のガイドライト)が非常にカッコイイ!! これ、何とか再現できないかなぁ。でもやるとなると結構やっかいだぞ……。じゃあ、その前に電飾全体のレイアウトを考えてみよう。
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 はい、これが船体全体の中身。これをどう上手く使ってどんなパーツをレイアウトするかを考えるわけですね。
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 まず電源はこのあたり。今回はこれまでの2199関連キットよりも多くのLEDを必要としそうなので、なるべく大容量の電源を積みたいところ。
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 前半部は飛行甲板の誘導灯をどうやって発光させるかが問題。このあたりの内部は非常に煩雑なことになりそうです。
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 スイッチ類は艦体後部下面のパーツを外してできるスペースに配置するのが良さそう。ここなら外部にスイッチを出さずに比較的簡単にON/OFFができるんじゃないかと。

 大体の事が決まったら手元に使えそうなパーツがないかジャンク箱をあさります。
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 で、今回見つけたのがこんな電池ボックス。100均で買った大型のLEDライトに付いていた単4が3本入るサイズのものに抵抗とリード線をつけて使います。電飾加工の手始めにこれを船体に組み込んでみましょう。
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 電池ボックスが入るスペースを確保するため船体後部左右のパーツの一部を切断。ハイパーカットソーとリューターを使って加工しました。
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 おお、ピッタリ! こういった重量のあるものを収納する時はなるべく重心近くに配置すると安定してディスプレイすることができます。

 てなところで今回はここまで。只今、電飾に必要なパーツを取り寄せ中。次回は本格的な電飾加工をご覧いただこうと思います。

 それではそろそろこの辺で。
 次回も、乞御期待!!

(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会


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