線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
 なんだかここ数日、各地で大雨になったようで、いろんな被害も出ているようす。大雨の降った地域の方はどうぞ気をつけておすごしください。空梅雨なんじゃないか? なんていわれていた関東あたりでもだいぶん降ったようで、これでダムも少しは潤ったのかな? なんて考えたりしてます。まあ、モデラーにとって“ダム”といえばガンダム。さらに言うならガンダムのフクラハギの膨らみ部分のことを指すわけですが(わからない人はトニーたけざき氏の「トニーたけざきのガンダム漫画」を買って読むように)。こういうことを書いてると「オマエは冒頭のネタを書きたくて連載やってるだろ」ってツッコミが来たりするんですよね。まあ、あたらずとも遠からずなんですが(笑)。
 さて、そんなことばっかり言ってないで今回からは新ネタ。早速張り切ってまいりましょう!!

 今回からのお題はこれ!
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 バンダイ HGUC 1/144「MS-21C ドラッツェ」
 なんで突然これなのか? というと、「そういえばずいぶんガンプラ作ってないような気がする」なんてふと思いましてね。調べてみたら2012年の6月にMGマラサイをご紹介して以来、この連載でガンプラを取り上げていない! いや、プライベートではてんで勝手に組上げて、好きなように塗装したりしてるんですけどね。こりゃあガンプラファンの皆様に申し訳ないかなぁ……なんて思いまして。じゃあなんでこのタイミングでドラッツェなのか? というと――、そりゃあ好きだからに決まってんじゃないですか(笑)。このあいだ某所で「好きなガンダムメカのベスト5を挙げてください」なんてアンケートに答えたときも、しっかり4位に入れときましたもんね。

 このHGUCのドラッツェ、発売は2011年11月26日と2年ばかり前となっています。ちょうどHGUCで0083関連のキットが続々リリースされていた時期ですね。初登場作品はOVA「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」。前作OVA「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に続き、1991年から1992年にかけて全13話がリリースされた作品です。その後、劇場版の「機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光」に登場したのは当然として、Zガンダムの劇場版や、最近ではガンダムUCにも袖付き仕様で登場したりと、知名度と比較して登場回数が多いMSなんです。
 その魅力は、なんといっても「ザクF2型のパーツを流用して作られた簡易量産型」であるというところ。一年戦争終結後のジオン軍残党「デラーズフリート」がザクF2型の余剰パーツや中古パーツで製造したMSということでF2の上半身にガトル爆撃機のプロペラントタンクを付け足したような形状となっています。一見「全然MSじゃないじゃん」みたいなフォルムなのに、各部のディテールはしっかりとザクF2型というのが非常にそそります。なんだか二次大戦中の各国の戦車が改造されてトラクターになったり対空戦車になったり自走砲になったり、といったような面白さを感じさせる機体なんですね。というわけでバンダイ HGUC 1/144「MS-21C ドラッツェ」でしばらくお付き合いのほどを。

 じゃあ、早速恒例のランナーチェーーック!
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 まずはAランナー。お馴染みの多色成形ですが色のせいでちょっと地味目。
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 続いてBランナーは2枚。基本的には関節部やメカ部分などがこの成形色のランナーです。
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 C枠はあっと驚く透明スタンド。まさかC枠にスタンドが来るとは(笑)。スタンド自体はHGUCのアッシマーなどに付属するものと同じものです。
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 そしてD枠。ここでいきなり本体パーツに戻るという(笑)。同じ2枚のランナーは肩口と足代わりにつけられたプロペラントが収まります。あ、そうか、肩口の球形のところにはバーニアも付いてるんだった。
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 後はスタンドに使用するビス&ナット、ポリキャップ、ビームサーベルの透明パーツなど。そうなんです。このドラッツェ、ザクF2をベースにしながらもビームサーベルがドライブできるんですね。で、シールは写真の透明シールに他に色分け用のホイルシールが付属するんですが、長いこと袋から出したまま積んどいたんでどっかいっちゃった。ゴメン。

 さて、ランナーも一通り見終わったトコで早速組立。
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 もう、ものの見事に3~40分で組みあがっちゃった。非常にシンプルです。足の関節がない分余計に簡単に組みあがるんですね。
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 背面から見るとなんだか非常に強そうなカンジ。この「直進だけは得意だぜ!」みたいな感じがデザインで表されてるってところが良いんですよね。
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 左腕はガトリングガンが固定装備されています。非常にきれいにまとまったデザインなんですが簡易量産型としてはまとまりすぎているかもしれない。このあたりを“いかにも”な感じに改造してみるのもいいかもしれない。
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 このキット、ちゃんとした右腕も付属していて、「袖付き」仕様のガトリング・ガンも付属します。これだとだいぶん強そうだなぁ。
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 右腕はシールドに備え付けのビームサーベルを装備。このシールドもシンプルで雰囲気あるなぁ。
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 劇中の印象としてはこんなアングルが多かったような気がする。方の付け根がスカスカな感じがするのがちょっと気になる。
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 首は2重の可動部が設けられていて大きく上に向けられます。首関節のディテールも凝っていて良いですな。
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 ランドセルと股間部分には大型のスラスター。「直線的に敵陣に突っ込んでいって一撃して逃げてく」みたいな姿がフォルムから想像できます。
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 横から見ると長い! 脚部の大型スラスターは間延びしないように見せる工夫が要りそうです。
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 見えにくい所なんですが、ザクF2のお尻部分のアーマーはしっかりと残っています。こういうところが“萌”部分。
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 後ろから見た時のこのあたりもディテールアップのしどころかもしれない。

 さて、仮組みしたキットを眺め回していてちょっと気になったのが「元のF2型ってどんなんだっけ?」ということです。そこであちこち探して引っ張り出してきましたよ。
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 はい、HGUCのザクF2型。機体が白いのは連邦軍仕様だから。これも仮組みのままだいぶん前からほっぽり出してあったもの。ずいぶん前のHGUCグフB3の作例の時にチョコッと登場してましたね。
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 こちらは背面。非常にシンプルながら見せ場の多いデザイン。これこそ“デザイン”といったフォルム。
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 横から見た印象は普通のF型やJ型のザクと比べてボリュームがあります。脚の辺りなんかはグフっぽいディテールだったりして。まあ、ドラッツェに足は関係ありませんが。
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 一見してドラッツェと共通なのは上半身。
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 こちらはドラッツェ。形状としてはほとんど同じですがキットの構造は全く異なります。そのあたりはランナー写真でチェックしていただくとわかりやすいかな。
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 並べてみましたよ。ううむ、これだとちょっとわかりにくいか。
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 これならいいだろ。ううむやっぱり長いなぁドラッツェ(笑)。
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 一見変わらないように見えますが、ぱっと見で違うと気が付いたのが腕の太さ。ザクF2の方が太くて丈夫そうな腕になっています。
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 胴体の大きさも若干違うように見えたのでバラして並べて見ました。こうして見ると胴体もザクのほうが大きく見えるんですが……、
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 首を外してみると、ほとんど変わらない大きさだということがわかります。頭や腕などの様子でずいぶん違って見えるもんだということがわかります。
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 キットの構造や色も違うので比較しにくいんですが、寸法を図ってみると二つとも同じ大きさ。違うのは首回りのディテールですね。
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 胴の厚みもほとんど同じ。ウエスト部分の構造が違うのはサイドスカートの有無によるものです。ううん、このドラッツェのウエスト、もう一味簡易量産型っぽい感じにできそうだぞ。

 てな感じで2つのキットを見比べて見ました。設定では元々同じパーツを使っているはずの2機のMS。よぉし、今回はこの2つのキットを使って自分好みのドラッツェを作ってみよう!!

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 ということで、只今はこんな感じ。2つ分のキットのパーツがチャゴチャになっております。はてさて、この後どうなることやら計画を練っております。

 それでは今回はそろそろこの辺で。
 次回も、乞御期待!!


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