線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
 前回「入梅した」なんて書いたら、そのあとは意外と晴れ続き。モデラーにとっちゃあ塗装がやりやすくて大変結構なんですが、なんだか非常に暑い! もうこのまま夏になっちゃうんじゃないかと思うくらいの気温が続いています。そういえば過日、某イベントに参加した際に某社の社長に「なんでいつもジャケット着てんの? もう暑いでしょ」なんていわれまして、「まあ、一応客前だし、キャラクター的にいつもジャケットなんで……」なんて答えてて気がつきました。今この場でスーツ着てなくちゃいけないのはアンタだ!! ポロシャツでウロウロしてる場合じゃないぞっ! 一応社長なんだから。しかも自社イベントなんだから!! なんて、あんまり強気にはいえませんけどね。いつも大変お世話になってるんで(笑)。そんなふうにゆるゆるとした日常が続く模型業界の微笑ましいひとコマでした。

 それはさておき、今回はバンダイ 1/1000「ポルメリア級強襲航宙母艦」その2回目。早速張り切って参りましょう!!
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 前回はとりあえず仮組みした状態から、面積の広い表側の表面処理などしたところで終わってました。今回はまず最初に電飾のやり方なんかを考えてみましょう。
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 ということで一度組み立てたポルメリア級強襲航宙母艦を分解。あ、そうだ。組立の際にちょっと手間取った所があったので、先に紹介しておきたいと思います。
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 普通に組み立てる際にちょっと苦労しちゃったのが裏側センターにはめ込む円形のパーツのブロック。ここ、なんのガイドもないままダボをあわせて取り付けるのに、チョイト手間がかかっちゃう。
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 そこでお勧めしたいのが、どこでもいいから出っ張りの裏側のパーツを先にひとつ付けてから取り付けること。
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 そこをガイドに円形のブロックを取り付けると位置決めがしやすく、スムーズに取り付けることができます。さて、それじゃあ次は電飾。
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 最初に考えたのは「どこにどうやって光源を取り付けるか」です。LEDは照射角がシビアですから取り付ける位置や角度によって見え方が大きく異なります。そこで写真のようにとりあえずLEDと電池を使って実験してみようと思います。
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 まずはスタンダードに外側に向けてみました。ううむ、真ん中だけ強く光りすぎてあんまり塩梅がよくない。
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 そこでちょっと考えて、1mmプラバンでこんなパーツを作ってみました。
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 このパーツの穴に3mmのLEDを差し込むとこうなります。今のところは4個取り付けられるようになってますが、もっと必要なら穴を増やせば8個位までは付けられます。こうやって照射する方向を変え、光を拡散させられないかという魂胆です。
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 そこに電池に繋いだLEDを取り付けて、
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 ポルメリア級の上下のパーツに挟み込んだ状態がこちら。LEDは艦の上側に向かって照射している状態です。うむ、拡散はしてるけど光量はイマイチ。
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 そこで上側のパーツの裏側にアルミホイルをひいてみました。
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 そこに裏側のパーツを取り付けてみると――おお、良いんじゃないか! これ、光源も電源も同じですからね。ちょっとした工夫でここまで変わります。

 ということで、次はLEDのコントロールを考えなきゃなりません。

 このポルメリア級航宙母艦、劇中では下面のイエローの部分が順繰りに発光し、それがだんだん早くなって、最後は中央の黒い部分から超強力ビームを発射するという演出がされています。これを完全再現するとなると、どう考えてもICで制御するしかなさそう。そうなると回路を組むのに加えてプログラミングも必要になります。ううむ……、こう見えて電気にはめっぽう弱いワタクシ線香亭。そんな高度なことをやるには電飾担当のスタッフが必要だ(笑)。もっと簡単に雰囲気だけ再現する方法はないものかとネットで検索しまくりました。キットがあればね、組めるんですよ。半田やロウ付けは結構得意なんで。なんだこのバランスの悪さ(笑)。で、いろいろ試しに購入してみたんですが、これがまだ届かない。それじゃあとりあえず進められるところを進めよう。

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 ということでますは接着しても支障のなさそうな部分は接着。写真の赤丸で囲った部分なんかは、この時点で接着してしまっても問題ありません。
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 裏側中央部の黒いパーツの裏側は中央部のダボをリューターで削って短くしました。後のことを考えると、たぶんこのあたりにいろんなものを納めなくちゃいけないような気がする、という漠然とした予感があるので、とりあえず形だけ。組み込む電飾の基板サイズなんかが判明してから本格的に成形する予定です。
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 続いて電飾の光が余計な所に漏れないようにするのと、アルミホイルの代わりにLEDの光を反射、拡散させるための塗装に入ります。
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 まずはEx-ブラックで電飾部分を塗装。なるべく均一に塗るのがよろしいですな。
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 ブラックが乾いたらその上からEx-シルバーを重ねます。これで表側に光が漏れなくなり、LED光も反射率が上がるはず。
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 ためしに100wのレフランプにかざして光が漏れないか実験。うん、これなら大丈夫そうだ。
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 じゃあLEDをくっ付けるとどうなるか? うん、まあまあですな。この部分は後でもう少し工夫しよう。

 ということで、パーツの届かない電飾は一旦休憩。この間に付属のメカコレサイズのメランカを作っちゃおうかな! こういった割り振りを考えるのも、効率よく作業を進めるための大事な要素ですからね。

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 はい、メランカです。このキット、翼長160mm弱の小型モデルながら非常によくできていて、劇中のメランカそのままの雰囲気。なんだかオマケとして付属するだけでは勿体ない。「2199版メカコレ」をシリーズ化してくれないかなぁ、なんて思ってしまいます。
 そんなことを思いつつ、全体のチェック。
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 まず気になったのは機体下面前方に付くL字型のパーツ。このパーツはもっと繊細に薄く細い方が良いような気がする。
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 そこで、デザインナイフやヤスリなどを使ってウスウス攻撃。
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 取り付けてみるとこんな感じです。ちょっとわかりにくいかな?
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 じゃあ作業前と作業後の比較。写真左の赤丸の方は作業した後。右側はキットのまま。これだけで大分雰囲気が変わるでしょ。
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 続いては翼下に付くミサイルの処理。パーティングラインなどを消しておきます。ただこのミサイル、非常にパーツが小さいので接着してしまってから成形したほうが楽に作業できます。
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 これは作業前のパーツ。フィンの部分にパーティングラインがきているので、そのあたりを重点的に。
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 これが作業後。ヤスリやデザインナイフなどでパーティングラインやゲート跡を処理し、全体の形を整えてあります。でもこうやって超アップで見るとまだ若干パーティングラインが消しきれてない。塗装前にもう一度修正しておきました。

 さあ、全体のパーツの修正が終わったら早速塗装!!
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 パーツ数自体それほど多くないので、一気に塗りました。
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 機体上面はガイアノーツのダークグリーン萌葱ライトグリーンを基本にEx-ホワイトブラックなどで色調を整えた色。このキット機体上面と下面のパーツに分かれているので塗装が非常にラクチンです。
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 機体下面はニュートラルグレーⅠをベースに若干のブルーグレーを足したもので塗装。
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 キャノピーは透明パーツなんですが、黄色で成形されています。劇中ではブルーなのでこのパーツにクリアーブルーを重ねてみます。
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 お、上手くいった。何とか透明感を残したままブルーに塗ることができました。
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 機体裏側の目玉みたいなパーツもクリアーイエローの成形なんですが、劇中に登場したものを見てみると発光しているわけじゃないようなんで橙黄色に若干ピュアオレンジを足したものでベタ塗りしました。
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 ミサイルは本体上面と同じ色で塗装。
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 スラスターやダクトなどはEx-ブラックに純色シアンとEx-ホワイトを混ぜたもので塗装。この部分が別パーツになってるのは大変ありがたい。マスキングいらずで塗装が楽です。
 そして続いてこのメランカの“萌”部分。
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 迷彩塗装の準備をします。塗分けのラインは説明書の上面写真を見ながら行いました。
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 そして塗分け完成図。暗いほうの色はダークグリーンにEx-ブラック、純色グリーンを足したもの。
で、塗装のときの注意点。
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 機体下面のパーツなんですが、翼端部分の上面を暗いほうのグリーンで塗っています。
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 これは翼端上面にこの部分のディテールが出るから。薄い翼端をスナップフィットでしっかり止めるため、ディテールをダボにしているというカシコイ構造。ここは塗り忘れそうなので書いておきます。

 さあ、こうやって塗装したパーツを組み立てると……、
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 メカコレメランカの出来上がり!
 スミイレは本体と一緒にやろうかな、なんて思ってまだやってませんが、どうです、ただ塗装しただけでこの充実感! メカコレサイズとはいえ現代の技術で作られているだけあって非常に出来が良いです。やっぱり2199版メカコレってシリーズ化してくれないかな、ダメですかバンダイさん!!

 というあたりで今回はここまで。ここに来てようやく電飾パーツが届き始めたので現在それぞれ組み立て中。次回はそのそんな作業をお届けしたいと思います。じゃあ、最後はスタンドに乗ったメランカでお別れ。
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 それではそろそろこの辺で、
 次回も、乞御期待!!

(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会


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