線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
 実は先日、我家にiMODELAがやって来ましてね。いや、買ったんじゃないんですよ。貧乏モデラーのワタクシなんぞに買える訳もなく、ちょっと長期でレビューをさせていただけないかとローランド ディー.ジー.のご担当の方にお願いしてたんですが、いよいよそれが届いたというワケ。で、実際に動かしてみると、これがもう、実に面白い。只今実験的に色々と試してみてるんですが、おかげでい「つかこの日のために!」と用意しておいたケミカルウッドは早々に底を尽き、なんか削るものはないか、と部屋中を探し回るような有様です(笑)。模型に使えるか云々より先に、完全に機械が面白くて弄繰り回しちゃう。もう、子供かっ! って勢いです(笑)。そのうちiMODELAの連載も開始すると思いますんで、そちらのほうもお楽しみに。
 さて、そしてこの「やたら模型制作室」、今回からは新ネタ! 早速張り切ってまいりましょう!!

 今回からのお題はこれ!
a_001
 バンダイ 1/72 零式52型 空間艦上戦闘機 コスモゼロ アルファ1 [古代機]。2回続けての2199ネタ! 宇宙戦艦ヤマト2199関連の最新キットです。今回もバンダイさんのご好意で、キットをご提供いただきました。いつもありがとうございます。パッケージアートは天神英貴さんですね。いつもの如く非常に魅力的なパッケージ。いきなりテンションあがりますなぁ。

 このコスモゼロ、旧作「宇宙戦艦ヤマト」にも登場した最もメジャーなヤマト艦載機といっていいでしょう。2199劇中では、第一章でいきなり副座型の実験機として登場し、ヤマト搭乗員となる前の古代進と島大介が搭乗、エンジントラブルであえなく軟着陸という憂き目を見ます。その後、ヤマト艦載機として2機が配備され、コードサイン「アルファ1」は古代進、「アルファ2」は山本玲の乗機となります。旧作からのデザイン的なリニューアルのポイントは、翼面積が小さく設定され、下反角が大きく取られており、全体に細長い印象となっています。

 バンダイのキットとしては旧作版、メカコレ、EXモデルに続いて4作目となるこの2199版コスモゼロ。一体どんな按配になっていることやら、早速、ランナーを見ていきましょう。
a_002
 ますはAランナー。今回のコスモゼロではバンダイお馴染みの多色成形となっています。機首と各翼の前縁、キャノピーのクリアパーツなどが収まります。注目は黒いタイヤのパーツ。そのあたりは後ほど詳しく解説しましょう。
a_003
 Bランナーはグレーのパーツ。コクピットやランディングギア、エンジンやフレームパーツなどがこのランナーです。
a_004
 C枠は翼を中心に外装パーツやランディングギアカバーなど。ほんのちょっとグレーがかった白で成形されています。本来なら機体色はシルバーなんですが、シルバーの成形色だとムラがひどかったり透けたり、ということでこの成形色になったものと思われます。古代君のフィギュアもこのランナーですね。
a_005
 Dランナーは機体のパーツが中心。この枠もちょっとグレーがかった白い成形色です。
a_006
 Eランナーは各種の武装。2枚入っています。中々エアモデルっぽいですね。空対空ミサイルや空対艦ミサイル、空対地ミサイルなど、状況に応じて豊富な武装を選択できるというのが、今回の2199版コスモゼロのリニューアル点でもあります。
a_007
 BA10というランナーに納まっているのはディスプレイスタンド。これまでの2199シリーズに付属していたものとは異なり、角度や高さが変えられる“アクションベース仕様”といってもいいような、しっかりしたスタンドが付属します。
a_008
 デカール類は本体に使用する水転写デカールが一枚、ディスプレイスタンドに使用するヘアラインのメタリックをベースにしたシールが付属します。アルファ1とアルファ2共用となっていますね。デカールをよく見ると日の丸マークも用意されています。これはその気になれば初登場時の副座型も再現できるということですな。中々ニクイ気遣いです、バンダイさん。
a_009a_010
 そして忘れちゃならないインストラクション。シリーズお馴染みのブックレットタイプのものが付属します。ただの組み立て説明書としてだけでなく、解説や塗装時の参考となる細部写真などが楽しみ。

 ご覧の通りランナーはスタンドを含めて7枚。1/72の航空機と比較するとちょっと多目かな、とは思いますが、これは多色成形でカラーリングを再現しようとしているため。構成自体は非常にシンプルな感じがします。

 さて、一通りランナーをチェックしたら早速仮組みします。
a_011a_012
 はい、どーん。構造を確かめながら所々ペーパーなんかもかけたりして、全てのパーツを組み立てて約3時間といった所でしょうか。ほぼストレス無く組み立てることができました。全体の印象としては所々が角ばって、これまでのコスモゼロよりシャープな雰囲気。じゃあ細かい所を見ていきましょう。
a_013
 まずはコクピット。一見して気になるのは操縦桿が太いなぁ、ということ。フィギュアの両手が一体なのも少々気になる。このあたりは修正ポイントかもしれません。
a_014
 メーターパネルなどは、形状的にはトレースしてるんですが、もう少々繊細さが欲しいところ。でも、このあたりをやり始めると結構大変なんだよなぁ……。どうするかは後で考えよう。
a_015
 各翼の前端は色違いのパーツを接着することでカラーリングを再現するようになっています。
a_016
 とりあえず仮組みなら接着しないでも組むことはできますが、ここはしっかり接着して成形することにしました。塗装の時はマスキングで対処します。
a_017a_018
 そして、このキット、多くのオプションパーツが付属するのがもうひとつの特徴。写真は2種付属するエンジンノズル。現用航空機と同じように広がったりすぼまったり、といった形状が2種類のパーツで再現できるようになっています。説明書には「飛行状態」「着陸状態」「格納状態」の3タイプから一つを選択して制作するよう指示されています。が、そこはスナップフィットのバンダイ製キット。完成後でも差し替えで各状態を再現できるんじゃないか? ということで、実験~実験~!

a_019
 ますはランディングギア。写真は飛行状態で組んであります。機首と主翼下面にあるカバーを外してギアがしっかり取り付けられれば良いんですね。
a_020a_021
 前部のランディングギアは大き目のパーツでスッポリ覆われています。後部ギアは飛行状態だと一枚板のギアカバーを取り付ける仕様。
a_022
 で、こちらがランディングギア本体。面白いのはココ!
a_023
 タイヤ部分が別パーツになっている上に機体重量でタイヤがたわんだ状態を再現してます。オマケに取り付け部分の形状が工夫されていて、しっかりと角度を決めて止められる仕掛け。いやこれ、塗装も楽だし形状の調整も楽。こういう親切設計はありがたい。
a_024
 じゃあ、そのランディングギアをくっ付けてみましょう。手前に見える小さなパーツは飛行時用のパーツ。各部のカバーパーツはランディングギア展開時専用のものが付属するので完全に差し替えが利きます。
a_025
 取り付け強度もバッチリ。これなら何もしなくても差換えで駐機状態が再現できます。さて、ここで差し替えが必要な箇所がもうひとつ。
a_026
 それは下面の尾翼部分。旧作では引き込み式になっていた下面の尾翼ですが、2199バージョンでは折りたたみ式となっています。これは尾翼を取り外して折りたたみ再現用のパーツを取り付けた状態。これを写真中央の刺し込み穴に取り付ければ90度曲がった状態が再現できるわけですね。ここも取り付け強度は十分。差し替えが可能です。2199版コスモゼロでは、それぞれの翼を折りたたむ事ができ、収納時のユーティリティーを上げてあるという艦載機としての演出がなされているんですね。
a_027
 じゃあ、他の翼はどうなのよ、ということで、差し替えが可能かどうか確かめてみましょう。まず写真は主翼、尾翼を取り外した状態。手前に写っている2分割された主翼が折りたたみ時に使用するパーツです。
a_028
 でもって、できたよ差換え。簡単に。翼丸ごと差換えっていうのは斬新ですね。じゃあ、もう一箇所の差換え部分の確認。
a_029
 ノーズ下面中央のでっぱりも折りたたみできる部分。写真は通常状態のパーツを外したもの。
a_030
 これらのパーツを取り外して、写真中央に移っている折れ曲がったフレームパーツに取り付けます。これをさらに機体に取り付けると……、
a_031
 機首折りたたみ状態完成。これも差換え可能でした。
a_032
 裏側から見たところ。中々メカニカルで格好よろしい。
a_033
 これで格納状態の完成。これはこれで魅力的ですね。ただ一箇所だけ、そのままでは差換えできないところがありました。
a_034
 それは機首のアンテナ部分。アンテナは伸びた状態と縮んだ状態の2種が付属するんですが、機首に挟み込む構造となっているため、機首の上下パーツを外さないと差し替えができませんでした。ううむ、ここまで来たらココも差し替えしたい。後で考えよう。

a_035
 さて、さっきも書きましたがこのコスモゼロ。豊富な装備が付属するのも魅力のひとつ。ミサイル類は接着、成形が必要です。結構な数があるので全部作るとそれなりに根気が必要になります。あらかじめ武装を決めてしまって、それ以外は作らない、というのも手かもしれません。
a_036
 パイロンに装備する仕様の空対空ミサイルと空対艦ミサイルは選択式で取り付け。さすがに武装は差し替えが難しそうなので、選択して接着してしまった方が良さそうです。
a_037
 面白いのは先端が黄色いこのパーツ。これ、劇中初登場時には主翼下面に取り付けられていた高機動ユニット。初登場時と同じように主翼下面に付ければこれまでのイメージどおりのコスモゼロとなるわけですが、今回の2199では、主翼下面に武装を装備した場合、機体上面に取り付けられるようになっています。
a_038
 アップで見るとこんなふう。インテーク上面にあるバルジ状のパーツを取り外して付けられるようになっています。ちょっと心許ないけど、一応差換えは可能なようです。ただね、やっぱり主翼下面に取り付ける場合は接着が必要。何とか差し替えが利かないもんか?? ちょっと考えてみます。

a_039
 さて、のこるはディスプレイスタンド。ネジも使用して角度や高さが変えられるようになっている本格的なもの。ちょっとお得な感じがします。
a_040
 おっと、忘れちゃいけない古代君の立ち姿のフィギュアも付属します。1/72ながら、なかなかよくできたフィギュア。塗るのが大変そうだけど(笑)。

そ・し・て! 今回のサプライズ。
a_041
 ジャーン。今月末発売予定のコスモゼロ アルファ2 [山本機]も作っちゃったもんねー!! 
 写真は発売前のキットをバンダイさんのご好意でご提供いただいたもの。ありがとうございます。基本的にはアルファ1の成形色変更なんですが、ファンなら2機揃えないわけにはイカンでしょう。なんだか見慣れたカラーリングの古代機と比べて、非常に斬新な印象。立体物で見た時の印象って、平面で見るよりはるかにインパクト強いんですね。
a_042
 こちらはアルファ1古代機。
a_043
 でもってこちらがアルファ2山本機。機首がオレンジになったのと翼の先端が白いのが特徴。それだけじゃなくパイロットフィギュアも専用のものが付属します。ひとまわり小柄なのが芸が細かい。
a_044
 もちろん立ち姿の山本玲フィギュアも付属。これも良くできてるなぁ。
a_045
 ということで今回の作例、古代機と山本機、2機一緒に完成させてみたいと思います。だってね、やっぱり一緒に飾りたいじゃないか。次回より本格的に制作に入ります。どこをどう仕上げるかは現在思案中。こういうときが一番楽しいんだよなぁ、模型って(笑)。

 てなところで今回はここまで。
 それでは次回も、乞御期待!!

(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会


詳しくはバンダイホビーサイトへ
<前の記事へ ◆ 後の記事へ>


Leave a Reply

CAPTCHA


This blog is kept spam free by WP-SpamFree.