線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
 いやぁ、100円均一ショップって面白いですね。我家の近くにもあるんですが、しょっちゅう行っちゃう。模型用品として瞬着を買ったり、作例保存用のケースを買ったりするんですが、その他にも面白いものがいっぱいある。このあいだ見つけた事務用の「強力マグネット」はネオジム磁石が仕込まれていて、上手く磁石だけ取り出せば模型に使えるし、玩具の光線銃なんかは発光システムとサウンドシステムが使えそう。美容コーナーの化粧水入れは円筒状のパーツに使えるし、額縁やメッセージボードは台座になる。もう、工夫次第で「模型用品の宝石箱や~」といった具合です。今回の作例でも100均グッズが登場しますんでね。お楽しみに。ただ怖いのはワンアイテム100円だと思って買いすぎてしまうこと。何でもかんでも買ってると100均で3,000円払って帰ってくるなんてとんでもないことにもなりまねません。ちなみにワタシは、このあいだ4,000円オーバーの買い物をしてきましたが(笑)。そのあたり皆さんもお気をつけて。

 それではバンダイ 1/1000「ガミラス艦セット1」その2回目、張り切って参りましょう!!
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 前回はデストリア級の方を一通りいじくり回したところで終わってました。

 今回はまずケルカピア級の方のチェックから。
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 前回も書きましたが、このケルカピア級はヤマト2199で新登場した航宙高速巡洋艦です。
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 大きさは約240mmほど。セットのデストリア級よりひとまわり小柄。デストリア級の意匠を各所に継いでいて「細長いデストリア級」といったフォルムが特徴ですが、ガミラス艦のアイデンティティーである目玉が4つもくっ付いている姿はインパクト大です。
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 これがおおよそのパーツ構成。砲塔は3基とデストリア級よりひとつ少なくなっていますが、前方に向けて魚雷発射管が前方に6基、艦首下面に4基備えられています。
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 船体は2分割。デストリア級に比べて大分シンプルな構成ですが、やっぱり船体内部のリブは大め。艦首のセンターに目玉のパーツが付いたトンガリのパーツを挟み込むというのもデストリア級とお案じ構造です。
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 上手く考えられているのが船体の後方にあるインテーク状の部分の中身のフィンのパーツ。
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 こんなふうに中側から船体に取り付けて、強度の確保と左右のパーツの固定に一役買うという仕掛けになっています。
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 外側から見るとこんなふう。シンプルながら美しく仕上がります。塗装も楽だしね。
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 羽(?)部分のパーツ構成も合せ目が上面に出ないよう考えられています。下側の合せ目はデストリア級同様ちょっと大き目の隙間ができるので、しっかり仕上げたい場合はパテ埋めが必要。
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 さて、これが組みあがったケルカピア級アバウト上面。例によって接着が必要なパーツはまだ付いてませんが、スリムな船体形状はいかにも高速巡洋艦な雰囲気です。合せ目が露出するのは艦首の一部と艦尾部分。残りの部分は甲板と船底のパーツがカバーしてくれるので、合せ目消しも最小で済むように考慮されています。
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 サイドビューは意外なほど“ガミラス艦”な雰囲気。目玉が4つじゃなかったらリニューアルされたデストリア級かと思っちゃいます。上面から見た時はあんなにスリムに見えたのに側面だとガミラス艦に見える理由は、側面左右にある羽状のパーツの形状がポイントになっています。フチのアールの頂点が艦橋に近くにあるために全高が高く見えるんですね。デザインもお見事ならそれをしっかり再現しているバンダイさんもお見事。こんなふうになめるように眺め回して楽しめるのが、この2199シリーズのいいところ。
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 裏側はこんな感じ。艦尾のフィン状のパーツが特徴的ですね。船体中央の四角い穴はスタンド取付け用。フタもしっかり付属しますんでご心配なく。
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 で、完成~となるわけです。組み立て自体は非常にシンプル。まあ、接着が必要な艦橋の小さなパーツとトゲトゲのパーツが26個ばかり残ってますが、そんなものは物の数には入りません。ヤマトの艦載機30機以上を塗装することを考えればおとなしいもんです(笑)。無改造ならば残りのパーツを接着して、塗装すれば完成となるわけですね。

 ケルカピア級の紹介も終わった所で、いよいよ改造。今回は目玉部分の電飾をしようと思います。

 とはいっても、この2199劇中のガミラス艦艇、状態によって目玉の色が変わるのが特徴。劇中では巡航時はライトグリーン、戦闘時には黄色と赤のグラデーションに変化します。しかもカットによってはグリングリンと目玉の色が変わります。何とかこれを再現する方法はないもんか? と考えてみましょう。

 複数の色を電飾で再現するためには、やっぱり複数の光源を仕込むのがシンプル。今回の場合、グリーン、赤、黄色が必要になりますが、これを1回路で切り替えるのはそれなりに厄介です。スイッチや電源もスマートにしたいし、一体どういう手段がいいんだろう?? と考えていて、偶然入った100円均一ショップで見つけたのがこんなもの。
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 LEDの「レインボーライト」なるもの。ボタン操作で7色に切り替えができ、8回目にボタンを押すとイルミネーション点等をするという事なので、早速買ってきて試してみました。
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 点灯していないとこんな状態です。本体部分の長さは約90mmほど。点灯するとこんなふうになります。
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 おお、ちゃんと7色に光っとる。色味的には若干怪しげなところもあるけど(笑)。これは使えそうだぞ。
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 中身はどんなふうになってんだ? と喜び勇んで分解してみました。分解するのを喜ぶのは幼児の頃と変わらない精神状態(笑)。で、中身はなんじゃこりゃ!? というほどのシンプルな構造です。
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 問題の発光部分はこんな感じ。えー、これでどうやって色が変わんの?
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 という疑問はさておき、これに電極を繋いでスイッチを入れてみるとちゃんと光る。ただの画像じゃわからないと思うんで動画でご覧ください。ビデオカメラを持ってないんで画質が悪いのはご勘弁。

◆動画はこちらから

 すげぇ不思議。基本はレッド、グリーン、ブルー、つまりRGB3色のLEDの発光を組み合わせて7色を再現しているというのはわかるんですが、その点等を制御する仕組みがわからない。

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 そこでこの装置を1個潰して中身を見てやろう、ということで裏側のポッコリしたところを削ってみました。が、余計わからない(笑)。なんでこうなるんだ?? いや、この“ポッコリ”に何か秘密があるのはわかるんですけどね。教えて電気の偉い人! でもこれで可変電飾が再現できるならいいやってことで、発掘された古代超テクノロジーをわけもわからず使用する人類の心持で作例は続きます(笑)。

 それじゃあ、まずはデストリア級の電飾から。で、ちょっと考えたのがスイッチの付け所。この基板にはタクトスイッチが付いていますから、上手いこと付け所を考えればスイッチを外側に露出させないでも済むようにできそう。
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 ということで思いついたスイッチの取り付け場所が甲板前部の下側。この部分を細工すれば上手いことスイッチがつけられるんじゃないか?
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 キットのままだとこんな形状の部分です。甲板パーツの下にスイッチを取り付けて、パーツの弾性を利用しつつタクトスイッチを動作させようという魂胆。
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 で、まずはスイッチを取り付けるスペースを作るため、リューターやカッターなどでキットのリブを削り取ります。
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 そうすると、甲板の先端を手で押すと写真のよう押せるわけですね。ここにスイッチを取り付ければいいんじゃないか?
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 で、実際にスイッチをあてがってみたら、甲板の裏側にある固定用のダボが思いのほか高さがあったんで、潔く切り取ってしまいました。
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 これは未加工のパーツとの比較。どこをどれだけ削ったかという見本です。写真左が加工したパーツ。左はキットのまま。
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 とりあえず取り付けてみたところ。写真は乾板の裏側のダボを削り取る前の状態。スイッチが干渉して、甲板が浮いちゃったので、ダボを切り落としたというわけです。LEDは半田で基板から取り外して配線を延長、目玉の裏側のちょうどいい位置に配置したいと思います。これでまあ、基板は上手く収まるだろう。

 ということで、次に考えなきゃならないのが電源の位置。
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 ううむ。こうなると意外と厄介なのが細かく設けられた補強用のリブ。このリブをなるべく上手く避けて、しかもなるべく重心位置に近い所に配置したい。電池の交換も考えなくちゃならないし……。

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 じゃあ、最初に電池ボックスのサイズを決定しようということで、作ったのがこんなもの。電池はこれくらいならスペースを確保できるだろうという事でLR44を3個使用することにしました。ボックス自体はウェーブのプラ・プレートの1mmを使って作り、電極は0.2mmの真鍮版をエッチングバサミで切り出したものに電極を繋ぐ穴を空けたもの。この穴、よく考えたらいらなかったね。どうせ半田付けするんだから(笑)。これで電源は4.5V。今回使おうと思っている砲弾型のLEDはたいがい5V仕様なので、これなら抵抗を挟まずに使えます。
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 で、電源を入れる場所として決定したのがココ。頭が重めのデストリア級なのでスタンドの穴の直後に仕込むことにしました。
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 アップでみるとこんな感じ。船体の接続ダボは1個潔く切り飛ばしてしまいます。この部分はどうせ後で接着してしまうので、強度的には問題ありません。
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 これですっきり収納。思いのほかきっちり収まりました。電池の交換は船底のパーツを取り外して行います。
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 電源からの配線は、リブを削ってラインを確保。これで電源問題は解決。さあ、後はLEDの配置だ。

 というところで今回の工作はここまで。なぜかというと部材のLEDが確保できていないから。

 今回使用する100均レインボーライトにはレッド、グリーン、ブルー、つまりRGBのLEDが使われていて、それで各色を再現する仕組みになっています。
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 これがRGBの配色原理。各色それぞれのLEDを任意で点灯させれば単色での再現は可能です。でも今回のガミラス艦ではブルーの要素は必要ありません。それなら赤、緑、黄色のほうが効率がいい。それなら黄色→赤のグラデーションも再現できるし。ということで、只今LED物色中。どうやらこの基板、同じような消費電力のLEDじゃないと上手く複数点灯できない仕様のようなので、部品の選定にやや手間取っております。まあ、次回までにはバッチリご覧いただけると思いますんでお楽しみに。

 それでは今回はここまで。
 次回も、乞御期待!!

(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会


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