線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
 いやぁー、もう2月ですよ。「今年も残す所あと11ヶ月となりました」的な気分ですよ。これでもうすぐ春が来るでしょ。そしたら梅雨が来て夏が来る。そうなったらいよいよ秋ですよ。で、あっという間に冬になって、皆さん今年もお世話になりました。来年もどうぞ宜しく、ってな具合ですよ。歳をとると一年が早いってこういうことなんでしょうかね。そういえば、このあいだ雪が積もった時に坂道で転んだって話を書いたら、もう実にあっちこっちから「歳なんだから気をつけなさいよ!」って言われちゃって、少々へこんでおります。言っとくけどあの坂道じゃ若者もたくさん転んでたんだからねっ! べつに歳取ったから転んだわけじゃなんだからねっ! と時ならぬツンデレ的な言い訳で始まりました今回の「やたら模型制作室」。今回からは新ネタですよ! ひとつ張り切って参りましょう。

 そして今回からのお題はコレ!
a_000
 バンダイ 1/1000「ガミラス艦セット1」。「宇宙戦艦ヤマト 2199」「国連宇宙海軍 連合宇宙艦隊セット1」に続くヤマト2199関連キット第三弾となるこのキット。最近では、なぜか一部で“ヤマトを作る人”呼ばわりされているワタクシ線香亭。2199関連のキットならば作らずにはおかれまいということで、ヤマト、連合艦隊セットに続いて作例やらせていただきます!

 この「ガミラス艦セット1」「デストリア級 航宙巡洋艦」「ケルカピア級 航宙高速巡洋艦」の2隻がセットとなったもの。ガミラス・ファンの方にとっては待望のリリースだったんじゃないでしょうか。

 「デストリア級」は旧作ではガミラス戦艦なんて呼ばれていた最もメジャーなガミラス側の艦艇。旧作の一部資料では「駆逐型デストロイヤー艦」なんて呼ばれてたりもしてました。今回の2199版では基本フォルムは変わらないものの細かくリニューアルされて、より強そうなデザインとなりました。
 「ケルカピア級」は2199で初登場の高速宇宙巡洋艦。艦体はデストリア級よりひとまわり小型ですが、デストリア級の意匠を継いだその姿は、より凶暴なイメージとなっています。目玉なんか4つになっちゃってますからね。なんだか見様によってはデストリア級よりも強そう。
 てなワケで4月からTV放映も決まった「宇宙戦艦ヤマト 2199」関連キット、バンダイ 1/1000「ガミラス艦セット1」でしばらくお付き合いのほどを。

 で、今回の作例もバンダイさんよりキットをご提供いただきました。いつもご協力ありがとうございます。

 ということでまずは恒例のランナーチェックから。
a_001
 ますはAランナー。デストリア級の船体上部。Aランナーが多色成形でないのはもう驚きません(笑)。
a_002
 続いてBランナー。デストリア級の甲板部や艦底、両翼(?)のパーツが納まります。
a_003
 Cランナーはデストリア級とケルカピア級の艦橋や砲塔、その他の装飾パーツなどが収まる枠。
a_004
 Dランナーは2199シリーズ共通デザインの台座。一部、船体のリブなども収まってます。
a_005
 Eランナーはそれぞれの艦艇の“目玉”の部分の透明パーツ。クリアーではなく乳白色の半透明となっているのが面白い所です。
a_006
 そして、やっとでてきたケルカピア級のボディパーツがFランナー。
a_007
 G1、G2ランナーは、今回のオマケともいえる反射衛星用のパーツ。冥王星のガミラス前線基地でヤマトを苦しめた反射衛星砲の砲撃を反射させる装置ですな。ううむ、さすがに反射衛星砲は付かなかったか(あたりまえだ笑)。
a_009a_008
 それから先ほどのクリアーパーツに貼るデカール。ライトグリーンのものとイエロー→レッドの2種が用意されています。これも2199でリニューアルされた所なんですが、劇中のガミラス艦は通常航行時の目玉の部分はグリーンで、戦闘状態になるとイエロー→レッドになるという演出がされています。どちらでも再現できるようにということですな。中々こだわりのデカール。

 さて、こうして見るとパーツ数が多目かな? という感じに見えますが、どっこい、このサイズの艦艇2隻分だと考えると非常にシンプルな構成です。それじゃぁまあ、早速組んでみましょうか。
a_010
 ということでパーツを切り出し、ゲート痕を軽く処理して組み立てたら、アラ出来ちゃった。一部接着が必要なパーツは付いていない状態ですが、ものの1時間ばかりで普通に組みあがりました。これなら慣れていない方でも2~3時間もあれば出来ちゃうんじゃないかな? 可動部分もないので組み立てもシンプルだし、ちょっとあっけないくらい簡単に組めました。そして、出来上がったその姿は存在感満点! 30cm近い大きさと相まって、なんだか異様なものが机の上にある感じがします。いうなれば、これこそ異文化が産んだ敵戦艦、という感じ。

 まだ取り付けていない、接着が必要なパーツはこんなものが残っています。
a_011
 これはケルカピア級の艦橋まわりのパーツ。さすが新規デザインされただけあって、デストロイ級に比べて複雑なデザインとなっています。
a_012
 これは同じくケルカピア級の船体に取り付けるトゲ状のパーツ。全部で26個あるので、慣れないとちょっと取り付けが大変かな?
a_013
 これはデストロイ級に取り付けるトゲパーツ。こちらは至ってシンプル。

 それじゃあ、構造を詳しく見ていきましょう。まずはデストロイ級から。
a_014
 むううん、良くできとるなぁ。いやぁ、こんな感じですよ。劇中にでてくるのは。独特のフォルムだけでなく雰囲気までしっかり再現していります。
a_015a_016
 まずはサイズをチェック。スケールは2199シリーズ共通の1/1000ですが、全長280mm弱とヤマトに続く大型キットとなっております。
a_017
 サイドビューはまさに旧作の「ガミラス艦」です。長さは旧作よりも長くなってる感じかな? こうやって写真を撮ると船体に若干のヒケがあるのがわかりますね。これはチェックポイント。
a_018
 上面。といってもアバウト上面だけど。形状的にグッと来るのは艦尾が若干膨らんだようなフォルムになっていること。この2199シリーズはこういうところがイイんだよなぁ。なんだかフォルムを楽しむ模型って感じがします。
a_019
 続いて底面。艦底は至ってシンプル。キットには台座取付け用の穴を塞ぐパーツも用意されてますんでご心配なく。
それでは続いて解体。
a_020
 大まかにバラすとこんな感じのパーツ構成になります。船体は4分割でそこに両翼を取り付けるイメージですな。艦首のセンターに挟み込むパーツに目玉のクリアーパーツが付く所なんか結構面白い構造です。
a_021
 船体は艦首から艦尾に向かって順々に外側からはめ込んでいく形式になっています。
a_022
 船体内部はこれまでにないほど大量のリブで補強されています。組み立て後はずいぶんしっかりと形状を維持してくれるんですが、中身にイタズラしようとすると、このリブが結構厄介な事になるかも、という予感がします。

 それじゃあ、ここまでみた所で気になった部分をいくつか。
a_023a_024
 まず気になったのは両翼の裏側の合せ目。このパーツの継ぎ目はヤスリがけのみでは消せそうもありません。まあ、合せ目が来るのは下側の目立たない箇所なので気にならない方はこのままでも、といった所ですが、ワタシは気になっちゃったのでパテで埋めて修正しようと思っています。
a_025a_026
 それから船首と船尾に出る合せ目。普通に組むなら接着成形してしまえば問題ないんですけどね。今回は中身に細工をしようと思ってるんで、どう処理しようかちょっと考えどころ。とにかく合せ目は消すというのは間違いありませんが。
a_027a_028
 あ、それから組み立て時のちょっとした注意点。写真の艦尾艦底に付くディフューザーみたいなパーツなんですが、力任せに押し込もうとすると、写真右のとがった先端の部分を曲げたり折ったりしがち。気をつけて取り付けてください。
a_029
 気になる所はこんなもんかな? と思って弄繰り回してたら見つけちゃった。舷側の砲等パーツの砲身が、なんだか3本くっ付いちゃってる。これは何とかせねば。ということで、この隙間の部分を削り取ることにします。
a_030a_031
 普通なら薄手のノコギリで切れ目を入れればいいんですが、ワタシはこんな道具を使いました。リューターに付けるカッティングディスクなんですが、マンドレールという固定具につけて使います。まあ、小さい丸ノコみたいなもんで、大き目のDIYセンターなどで購入する事ができます。
a_032
 この道具を使って、砲身の間に切れ目を入れたのが写真右の状態。精度が高い工作には不向きですが、これくらいの切込みならすばやくこなす事ができます。あとは切断面をきれいに加工すれば砲身切放し完了となるわけです。使うのにちょっと慣れがいる道具ですが、使いこなせば大幅な時間短縮が望めます。

a_033
 それから気になったのが艦橋側面のパーツの合せ目。軽くヤスリを当ててみましたが、どうやらヤスリがけだけでは対処できない模様。
a_034
 そういう時には迷わずパテ埋め。最近では「パテ埋めは全部ポリパテ」なんて人も多いと聞きますが、こういう小面積の処理には溶剤系のパテが便利。ちょいと出してすぐに使えますからね。使う時のコツは厚く盛りすぎないこと。小さい面積なら、擦り付けるようにして盛れば、ものの3~40分くらいで硬化します。
a_035
 パテが硬化したら艦橋のパーツを組み立てて成形。若干スジボリが浅くなっちゃったのでアタリを取ってあります。あとで彫りなおそう。
a_036
 ここまできたらパーツ全部にザックリとヤスリを当てて大まかな下ごしらえは終了。船体のヒケもサンディングで消す事ができました。素組み派の方はこれに塗装してしまえば完成という事になります。

 でもね、それじゃあ面白くない。ということでまたもや電気細工なんかをしてみようと思います。どんな按配になるかは後ほどのお楽しみ。次回はケルカピア級の基本構造なんかを紹介しながら、そのあたりの改造もご紹介できたらいいなぁ、なんて思っています。

 それでは今回はこの辺で。
 次回も、乞御期待!!

(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会


詳しくはバンダイホビーサイトへ
<前の記事へ ◆ 後の記事へ>


Leave a Reply

CAPTCHA


This blog is kept spam free by WP-SpamFree.