線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
 いやー、寒くなってきました。モデラーとしては塗装時の換気が厳しい季節。よく考えたら後一月もしないうちに2012年も終わっちゃうんですもんね。それでもあんなことやこんなこと、今年中にやらなきゃならない仕事が山積み。怒涛の2012年の締めくくりになりそうです。大丈夫だ! オレなら出来る!! と自分を励ましつつ、今回も始めましょう「やたら模型制作室」。
 さて、今回からは新ネタ! 早速張り切ってまいりましょう!!

 今回からのお題はコレ!

 Figure-rise 6で発売された「ワイルドタイガー」&「バーナビー・ブルックス Jr.」!
 この連載をご覧の皆さんは「あれ、この間もやってなかったっけ?」なんて思ってらっしゃるかもしれませんが、違うんですよこのキット。前に作例で取り上げさせていただいたのは「MG Figure-rize」。完成時の身長約230~240mmほど、約1/8というモデル。このFigure-rise 6版は完成時身長160~170mm程の小型モデルなんですね。タイバニ好きを自認するワタシとしては、ニューキットがでたからにはら作らずにはいられない。そこでバンダイさんにお願いしてキットをご提供いただきました。いつもありがとうございます。
 TV作品本編については前回のMGFの時に大分書いたんで、そちらをご覧頂くとして、この新しいタイガーとバニーちゃん、サイズが小さくなっただけでなく、先に公開された劇場版『TIGER & BUNNY The Beginning』に登場する仕様となっております。まあ、基本的には一部スポンサーロゴが追加されただけで、ボディデザイン自体はTV版と同様。とはいうものの、小さくなるのと同時に各部の構造は簡略化され、より簡単にオジサンとバニーちゃんを作ることができるようになっています。おまけに12月8日には2人の愛車「ダブルチェイサー」も発売! 当然ながら2人の乗車も可能。加えてダブルチェイサーが分離した状態「ロンリーチェイサー」にも変形可能。これはもう全部作るしかあるまい、ということでFigure-rise 6 「ワイルドタイガー」&「バーナビー・ブルックス Jr.」「ダブルチェイサー」でしばらくお付き合いのほどを。

 ではまず、恒例のランナーチェック。まずはワイルドタイガーから。

 まずは単体パッケージ。ニヒルに笑う虎徹おじさんがいいですな。

 Aランナーはお馴染みの多色成形。グリーンやちょっとスモークっぽいクリアパーツを始め、白いパーツや掌のパーツが納まります。この手のパーツ、かなり柔らかい樹脂で出来てるんだが、コレ塗れるのか? まあその辺も含めて後で確かめてみよう。注目はMGFでは方に接合部が出てしまっていた胸パーツが一体で再現されているところ。

 続いてBランナー。胴体や手足の黒いパーツが収まります。

 Cランナーは同じく黒の大き目のパーツが収まった枠。このB、Cランナー、普通の樹脂より大分柔らかめの素材でできていますが、こちらは難なく塗れそうです。

 後は各部のカラーリングを再現するホイールシールとスポンサーロゴが印刷された透明シール、ポリキャップが付属。ホイールシールは結構凝っていて、同じグリーンでも色身が違うものが用意されていて、ここはこんな色で光ってるんだよね、というのを再現できるようになっています。

 続いてはバニーちゃん。

 これがパッケージ。MGFの時と同様パッケージアートが繋がるようになっているんで、おじさんのヒジが見切れています。バニーちゃんとしては「こっちにはみ出さないでくださいよ、オジサン!」といったところでしょうか(笑)。

 Aランナーはタイガーと同じく多色成形。こちらは手首だけでなく背面のパーツも軟質の素材で成形されています。

 Bランナーは赤。タイガーでは一体成形だったヒザ部分のパーツが別パーツで色分けになっているのも面白いですね。胸のパーツはこちらも一体成形で再現。

 C、Dランナーもタイガーと同様の構成となっています。

 で、バニー用のホイールシール、クリアーシール、ポリキャップなど。各部のサーモンピンクの部分は全てホイールシールで再現する仕様となっています。

 ご覧のようにFigure-rise 6版のタイガー&バニー、ランナーは各キット4枚と、MGFと比較すると非常に簡略化された構成となっています。

 ポリキャップなんかは同じサイズのものが一種類付属するだけ。こういうシンプルさは模型初心者の方にとってはずいぶんありがたいんじゃないでしょうか。

 じゃあ早速組んでみましょう。

 まずは組んだだけでシールを貼っていない状態。顔の辺りはさすがに寂しい。っていうかよくわからない状態。

 そこで、キット付属のシールを貼ってみました。おお、コレこそワイルドタイガー! ちなみにここまでの組み立て所要時間は約40分ほど。悩むことも飽きる間もなく完成しました。これなら初心者の方にもオススメできます。印象としてはMGFにあったキットオリジナルのディテールも無くなり、より劇中の印象に近づいた感じ。MGFを見慣れていると、ちょっと頭が大きいかなぁとも思いますが、それほど気になるレベルではありません。

 こちらが劇場版で新たに追加されたスポンサーロゴ。元からの本体色とベストマッチというファミマのマーク。

 さっきも書きましたが本体のカラーリングはホイールシールで再現されます。

 注目は腹部や肩の発光をあらわすグリーンのシール。かなりいい感じで再現できます。

 ちょっと遊んでみましょうってことで色々といじくりまわしてみました。いやこれ、予想外に良く動く。MGFと比べると、さすがに細かいニュアンスは付けにくいんですが、このサイズなら十分な可動を確保しています。

 やっぱりこういう「だっ!」っていうポーズが似合うタイガー。劇場版では格好良いシーンも増えてましたが。

 ワイルドシュートは右手ぶんのみ付属。差し替えで再現できます。ちなみに握り手はFigure-rise 6版にも付属せず。ワイルドシュートが付くんならコレは欲しかったなぁ。チェイサーのハンドル握る時とかどうすんだろ? まあ、無ければ作るんでいいんですけどね。

 そしてお馴染みの決めポーズ。こういうポーズは首の可動範囲が広がっているぶん、とりやすくなっています。

 続いてはバーナビー。

 シールを貼っていないと顔が白くてちょっとコワイ。逞しい脚部も健在です。こちらも組立て所要時間40分ほど。ものすごくなれない方でも、半日もあれば完成するキットです。

 シールを貼ったバニーちゃん。さすがにこうなるとキマりますなぁ。背中の羽(?)的な部分の中身はシールが付属せず、成形色のまま。劇中のカラーを再現するには塗装が必要という割り切った作りになっています。

 「ハァイ、バーナビーです!」。いちおうコレはやっとかないといけないかと(笑)。

 ご覧の皆様には「あれダブルチェイサー無いじゃん」という方もいらっしゃるでしょうが、今のところまだありません。発売前なんで。こちらの方は届き次第ご紹介しましょう。


 並べてみましたよ。身長はタイガーが160mmほど。バニーちゃんはそれよりも若干高い。スケールで換算すると約1/12という所でしょうか。

 背面2人組。それぞれの体系の違いについてはスケールの差もあって、MGFよりは感じにくいところもあります。ただ手軽に組んて色々遊ぶにはこっちの方が完成度が高い。

 決めポーズの2人組。こういうポーズが決まりやすくなったのは、首の可動範囲が広くなったことによる所が大きいんじゃないかと思います。顔の表情がつけやすくなったってことなんでしょうね。

 自立力も上がっている2人組。各関節部分の可動自体はずいぶんシンプルな構造になっているんですが、付け位置の工夫などでそれを補っています。


 ここまできたら、やっぱり並べて見たいよねぇ。ということで作例で作ったMGF版の2人組を引っ張り出してきました。

 これくらいの身長差があります。体系バランスなんかもMGFを踏襲しているのがよくわかりますね。

 各部のバランスがわかりやすいように並べてみました。こうしてみるとまさに親子。

 これから初詣なんかでよく見る光景ですな。ああ、和む。

 そして遊びまわる子供達(笑)。

 さて、こんな風に遊びながら、今回の作例のコンセプトを考えてたんですが、このFigure-rise 6のタイバニの最大のアピールポイントは「簡単に組めて満足度が高い」という事だと思うので、できるだけ簡単に、より満足度を高める工作をしてみたいと思います。もう、普通に遊ぶんならこの状態で十分満足しちゃうくらいよくできてますからね。この後にチェイサーが加われば、プレイバリューはより広がるわけですから。ただ、細かく見ていると「タイバニファンのモデラーとしては、ここはどうにかしたい」と思うところもちらほら。そのあたりは手を抜かないでしっかりと加工したいと思います。じゃあ、そういう工作をして、最短時間で仕上げるってのはどうだろう? タイガーとバニーとダブルチェイサー、3キットを3週間で仕上げるっていうのはどう?
 なんかまた、こうして自分の首をしめてるような気がするけど、たまにはこういう作り方も面白いかな、ということで完成までお付き合いくださいね。
 それでは、お別れはMGFとFigure-rise 6のダブルタイバニで。


 てなところで今回はここまで。
 次回も、乞御期待!!

(C)SUNRISE/T&B MOVIE PARTNERS


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