線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
 ええと、今回のマクラはちょいとした告知。
 来る10月28日の日曜日、東京は浅草橋で、ワタシも毎回参加する「上井草模型倶楽部2012秋」が開催されます。まあ、元々、アニメ業界やら模型業界の模型フリークが集まって、完成した模型を楽しく見せ合おうじゃないかという気楽な集まり。今やあらゆるジャンルの作品が100点以上も集まりつつあって、見ているだけでも非常に楽しい。ワタクシ線香亭も、この「やたら模型制作室」で半年間に作った作例を展示させていただきます。見学は無料ですんで、お近くの方、興味がおありの方は是非ともこちらをご覧頂いて、おいで願えればと思います。ワタシも居りますんで、会場で見かけたら応援の声なんかかけてやると、大変喜びますんでね。皆さん奮ってお出かけいただければと存じます。

 さて、そんな告知はよそに、今回はバンダイ 1/1000 「国連宇宙海軍 連合宇宙艦隊セット1 」その2回目。今回も張り切ってまいりましょう!!

 さて、前回はキットの中で一番大きい「キリシマ」を組み立てたところで終わってました。


 今回は中型サイズの「ムラサメ型」の組み立てから始めましょう。

 「なんだ、もう出来てんじゃん」というなかれ、簡単に組み立てられるキットではありますが、手をかければ塗装が楽だったり、完成後の見栄えが変わってきたり、というのは他のキットと変わりません。全長は約153mmくらい。


 これが「ムラサメ型」を構成する全パーツ。色分けを成形色で再現しているため、キリシマと比較して大分多いパーツ数です。ただ、船体構成を考えると非常にシンプルに割り切ることができます。

 はい、これがものすごく大雑把に切り分けたムラサメ型の船体構成。上部と下部に船尾というふうに考えるとシンプルでしょ。この状態でそれぞれのパーツを接着してしまっても、ちゃんと組み立てることができます。あとは上部の塗り分けがどうなっているのかよく把握しておけば塗装も楽に済みます。

 船体上部は左右合わせのパーツの接合部に重ねて次の左右合わせのパーツを止めていくという、ちょっとパズルチックな構造になってます。説明書どおりに組み立てないと面倒なことになったりして。

 ただ、こういう構造になっているということは、写真の青丸の部分のダボを切り飛ばせばアトハメが簡単にできるということでもあります。もちろん組み立て時は接着するというのが前提ですけどね。

 今回もう、できるだけマスキングを減らそうという魂胆なので、アトハメが前提。合せ目が出てしまうパーツは全て接着し、合せ目にパテを盛って接着線を消しておきます。

 はい合せ目消しが終わったパーツ。写真左の黄色いパーツは色分けに合わせて2ブロックを接着、成形しました。これでも組立てにはなんの支障もありません。

 今回の色分けでは船底部分は全て白。先に接着してしまいますが、接着する前に上部パーツとの勘合をよく調整しておき、隙間ができないよう調整しておきましょう。

 では続いて組み立て手順。

 さきに組み立てた船体のパーツの上に、上部のパーツを乗せていきます。まずは船首の赤い部分を組み立て。

 次は1ブロック飛ばして、2ブロックを接着した黄色い部分を取り付け。

 その後は飛ばした黄色い部分を上からハメコミ。前後のパーツをこのパーツで上から止めるようになってるんですね。こういうところがちょっとパズルチック。

 続いて、その後ろの白いブロックの取り付け。本来なら左右から挟みこんで止めるようになっていますが、塗装のために前の黄色いブロックとの接合ダボを切り飛ばしてありますから、上からはめ込むだけ。

 この後ろは赤いブロックと黄色いブロックを組んでから、上からハメコミます。赤い部分は前の白い部分と同様、接続部のダボを切断してあります。

 はい、こんな感じ。

 船尾部分は後ろ側からスライドさせて取り付け。こうしてポイントポイントで違う方向から止めることによって、全体強度を確保してるんですね。上手い仕組みです。

 さあ、これでムラサメ型の船体部分はでき上がり。この後は船体各部のパーツを取り付ければいいんですが、ちょっとコツがあります。

 まずは船体両サイドにあるフィン? 状の部分の端っこ。写真の青丸で囲った部分。

 船体が組みあがってから取り付けるようになってるんですが、このフィン部分、構造上複数のパーツにわたって続いているので、まっすぐなラインが崩れがち。固定してから成形しておきたいんですが、普通に考えれば、この端っこのパーツは接着しなけりゃぁなりません。でもそれだと塗装してから組み立てるっていうのができなくなっちゃう。

 そこで、船尾の黄色いパーツにのみ接着することにしました。写真左はキットのまま。右は加工済みの状態。フィンパーツの前側の接続ダボを切り取ってあるのがわかるかな?

 この状態で組み付けておいて、フェん全体を成形。うん、ダイジョブダイジョブ。

 似たような工夫として船首両サイドの黒いパーツ(船首のフィンの後端部)も、黄色い所に接着、成形してしまいます。結果として、塗装時には、ここだけマスキングしなけりゃならないんですけどね。こうしないと上手いこと成形できないんでしょうがない。まあ、これくらいはね。マスキングしてもいいかなぁ、ということで。

 後は各部のパーティングラインなんかに注意して、各パーツを取り付ければムラサメ型の下ごしらえは完了。後は塗装を待つのみとなります。

 お次は「国連宇宙海軍 連合宇宙艦隊セット1 」の3隻目。「ユキカゼ」の加工。

 これはまったく素組みの状態。写真でみると大きさが伝わりにくいんですが、ムラサメ型と比べると大分小さい。全長は85mmくらいです。

 「ユキカゼ」を構成する全パーツがこちら。パーツ数多いんですよ。小さい割に(笑)。じゃあ、組み立てるときの注意点などを紹介していきましょう。

 まずは船首の赤くて平たくなってる所。ここは上下2枚の合わせパーツに、左右から翼端版(翼じゃないけどね)みたいなパーツを付けるとという構造。ここは後のことを考えて、まずは接着面を整えておいて接着。翼端版(翼端じゃないってば)を取り付ける面はスキマができないよう、しっかり整えておきます。

 艦首は写真のように赤いパーツを白いパーツで上下から挟み込む構造になっています。このためにも赤い部分はしっかりと接着面を整えておいたわけですね。変に厚みが出ちゃうと上手く収まらなくなっちゃう。

 こんな加工の間にやっておいたのが細かい部品の接着。写真の青丸で囲んだ部分のパーツは全部接着するような仕様となっています。これね、ランナーから切放して成形したら、すぐ接着しちゃいました。なんせ小さいパーツが多いので、無くしそうなんですよ。砲塔の突起状のパーツなんかは塗り分けになっちゃうんですけど、それでも無くすよりはマシってことで(笑)。

 他にも先に接着してくところがあります。写真の艦首の白い所なんかはもちろん、船体のパーツもほとんどが左右合わせになってるんで、ここらで接着しておいた方が作業がしやすい。この後の組みつけが心配な方は、「とりあえず組んでおいて、パーツの接合面に流し込み用の接着剤を少量流し込んでおいて、硬化後に取り外す」なんて手順でもいいかもしれません。あ、そんな時はくれぐれも接着剤のつけすぎにご注意を。「結局、全部接着しちゃって、マスキングして塗らなきゃならない」なんてことになりかねませんので。

 でまあ、接着した船体の各パーツの接合面は、当然スリ合わせをしておきます。あんまりやりすぎるとスキマが空いちゃいますからね。仮組みを繰り返しながら注意してすり合わせてください。

 成形するのは接合面だけではありません。上面にも接合線が出ちゃうところがある。ここも成形、消えてしまったディテールはスジボリで復活させて起きましょう。

 ちょいと問題なのが凸ディテール。艦尾上面部分です。スジボリなら彫っちゃえばいいんですけど、凸はね、ちょっと困る。写真の右側はキットのまま、左は合せ目を消した後。見事に青丸部分の凸ディテールが消えちゃいました。

 で、ちょっと考えて、キットの黄色いパーツのランナーで伸ばしランナーを作り、切り取って貼り付けてみました。うむ、いいだろ、これで。

 後は組み立てなんですが、これはもう、艦首から順番にパーツを組んでいくだけ。特に考えることもなく写真右側のような状態にすることができます。

 が、写真を見てて気になっちゃったのが各パーツの接合部分。船体横のフィンやら艦尾上面のディテールやら、結構合ってない。これね、元は小さいんで肉眼で見てるとあんまり気にならなかったんですが、こういう写真って拡大して撮るでしょ。なんだか気になってきちゃった。本当は全部接着、パテ埋め、ディテール彫り直しすれば解消するんでしょうけど、それだとずいぶん手間がかかっちゃうなぁ~。ううむ……、まあ、この辺りは次回までに考えておくことにしよう。

 続いては艦艇に付くパーツ。

 赤い部分の裏側につける艦艇のパーツと、そこに付ける「ヤマトっぽい形状」のパーツ。

 ヤマトっぽいパーツの方は片方4パーツ構成と、非常に凝った作り。底面のパーツに平たくなった部分を接着する仕様になっていますが、接着面積が小さいので強度としてはちょっと不安。

 あ、ついでに書いておくと船底のパーツは写真の青丸のラインディテールが左右の赤い部分のラインとつながるように付けるのが正解。逆にしても付いちゃうんで、ちょっと注意しておいてください。
 それにしても強度を確保して塗装も楽って方法はないものか?

 色々考えて、結局0.5mm真鍮線でつなげることとにしました。まあ、結局スタンダードな方法です。

 さあ、こんな按配でユキカゼの下ごしらえも、とりあえず終了。写真右は素組み状態。左は加工後です。ちょっとは違うかな?

 さて、そんなこんなで今回はここまで。

 下ごしらえができた「キリシマ」「ムラサメ型」「ユキカゼ」の3艦。次回は追加加工や塗装を済ませて完成させられそうです。はてさて、どんな仕上がりになることやら。

 てなところで今回はここまで。
 それでは次回も、乞御期待!!

(C)2012 宇宙戦艦ヤマト 2199 製作委員会


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