久々の更新となる『MPJ技の泉』、今回はおなじみ『線香亭無暗師匠にフィギュアを塗装してもらう』という企画。はてさて、どんなことになるのやら。お楽しみください。

■線香亭無暗、またもやフィギュアを塗る

編集部与太郎(以下与):師匠、お久しぶりです。
線香亭無暗(以下無):ああ、ひさしぶり。
与:実は、今日はちょっとお願いがあってきたんですけれども。
無:う、いやな予感……。
与:実はこれなんですけどね。

無:あーー、見ない! もう持って帰って!!
与:なんだ、つれないなぁ。ガイアノーツさんから新しく出たプラクティスキットですよ。「ノーツちゃんリアルタイプ」。
無:知ってるよ。この間ワンフェスで見たもん。
与:で、このフィギュアをですね……、
無:言わなくてもわかるよ。またワタシに塗れって言うんだろ。
与:お、さすが師匠。そのとおりです。
無:イヤだよ。やっと大仕事が片付いたばっかりで、ちょっとは好きな模型が作れると思ってたところなのに。
与:まあまあ、そういわずに仮組みだけでもしてみましょうよ。ほら、こんなにパーツ数が少ない。きっと組み立てもラクチンですよ。

無:あーもう、勝手に広げて……。じゃあ、道具貸してあげるからキミが仮組みしなさいよ。
与:え、僕がやるんですか。
無:当たり前だろ、君が勝手に持ってきたんだから!
与:わかりましたよ。やりますよ。じゃあ、大体のところは瞬間接着剤の点付けで止めて……。ホラできた! 簡単じゃないですか。

無:それはそういうキットなの! 間単に作れるように作ってあるんだよ。
与:ほら、よく見てくださいよ。かわいいんですから。

無:あ、ホントだ。中々美人……、いや、その手には乗らない!
与:そんなこといわないで仕上げましょうよ。
無:やだよ、どうせまたノーギャラなんだろ。
与:う、痛いところを……。わかりました、今回はギャラを用意しましょう。
無:なにー、それがホントなら画期的な出来事だぞ(笑)。
与:じつはこのキットを使ったコンテストがあるんです。
無:うん。
与:このフィギュアが出来上がったら、そのコンテストに応募しましょう。
無:なんだそりゃ! 完全に他力本願じゃないか! そんなのだめ! 応募なんかしないよ!
与:むふふーん、そんなこといって良いんですか? そのコンテストの一等賞の商品は師匠も欲しいっていってたアネスト岩田さんのエアブラシなんですけど。
無:なぬっ!
与:2等賞は超音波洗浄器ですよぉーー。
無:うううう、欲しい……。
与:はい、じゃあ決まりました。明日また来ますんで、作っといてくださいねぇ~。
無:あ、オイ! ちょっと待ちなさいよ!!

■まずはキットの下ごしらえ

――翌日――
与:こんちわぁ~。師匠、ノーツちゃんできましたか?
無:できた(キッパリ)。
与:お、さすが。昨日キット渡してから30時間くらいなのに。ああ、そうか、僕が仮組みしておいたから……、
無:アホか!! 仮組みなんか5分かかってないだろ!
与:えへへ、そうでした。それにしても早いですね。『アネスト岩田』効果ですか?
無:そうそう、アネストって、そうじゃない! 一生懸命塗っただけだ!!
与:うへへへ、んまたそんなこと言って。まあいいや、早く見せてください。完成品。
無:それじゃあ記事にならないだろ。工程を写真に撮っておいたから、それからだ。
与:う、そうでした。じゃあお願いします。
無:うん、じゃあまずこの手のキットの基本作業から。
与:はい。
無:まず最初にやるのはレジンウォッシュでパーツを洗って、それから各パーツのパーティングライン消しとパーツ同士のすり合わせ。

与:パーティングラインとかスリ合わせっていうのはプラモデルなんかと変わりませんね。
無:そうだね。まずパーティングラインはデザインナイフやマイクロセラブレードなんかで大体の処理をしてからヤスリで仕上げる。フィギュアのように曲面主体のものには3Mのスポンジヤスリが適してる。
与:スポンジヤスリ、ずいぶん小さく切ってますね。
無:こうやって小さく切って使ったほうが無駄がないんだよ。たまに大きなシートのまま使ってる人がいるけど、それだと効率よく全面を使いにくい。スポンジヤスリのスペックを見ると「○○番~○○番」って書いてあるでしょ。
与:え、どこですか? あ、ホントだ。SUPER FINEだと320~600番って書いてありますね。
無:そうなんだ、使い始めは確かに320番位の感覚なんだけど、比較的消耗が早くて、すぐ600番位の感じになる。水研ぎにすると少し長持ちするんだけどね。だから小さく切って目の詰まっちゃったヤツは600番として仕上用にして、荒めが欲しい時は新しいものを使うようにする。そういう使い方をすると結構効率的に使える。
与:なるほど、さすが師匠。貧乏モデラーの鏡ですね。
無:それ、褒めてないだろ。まあいいや、じゃあ次の写真。
与:はい。

無:これは胴体の底面なんだけど、しっかり平面を出したいのでウェーブのヤスリスティックハードの400番で削った。プラなんかだともう少し荒めのものでもいいんだけど、レジンはプラよりも柔らかいからね。400番くらいでいい。
与:真ん中に穴が空いてますね。
無:これは台座に固定するための金属線を通す2mmの穴。台座のほうにも同じように2mmの穴が空けてある。塗装が済んだら金属線を差し込んでエポキシ系か変性シリコン系の接着剤で止める。
与:えらく頑丈に止めるんですね。
無:そりゃあ、キットのほとんどの重量がこの部分にかかるわけだからね。しっかり止めておけばちょっとしたトラブルで壊れないで済む。
与:なるほど。
無:基本的な成形が終わったら各パーツに持ち手を付ける。

与:おお、相変わらず爪楊枝が貧乏くさいですね。
無:やかましい! 実はこの穴あけ作業、今回のようなキットには結構重要でね。ツインテールのパーツなんかは、少ない面積で大きな質量のものを固定しなけりゃならないから補強の金属線を入れるんだ。そのための穴でもある。
与:なるほど、持ち手もつけられて一石二鳥ってことですね。ここも2mmの穴ですか?
無:いや、こっちは1mmの穴を空けた。本当は1.5mm位だとちょうどいいんだけど、手元に1mmしかなかったんで。
与:結構いい加減ですね。
無:そのかわり、深めに空けて金属線を長く埋め込めるようにした。ってか、今回ツッコミが多くないか(怒)!
与:あ、スイマセン。気にしないでどんどん先にいきましょう(笑)。
無:気にするわ! ええと、持ち手が付いたら全部のパーツにガイアマルチプライマーを吹く。これで下ごしらえは終了だ。

与:お、では次はいよいよ塗装ですね。
無:まあ、そう慌てなさんな。

■「ノーツちゃん」の“リアル”ってなんだ?

与:さあさあ、早く塗りましょうよ。
無:塗装を始める前に、『リアルフィギュアの塗装法』ってわかるかい?
与:そんなの、とにかく『リアル』に塗れば良いんじゃないですか?
無:全くキミは単純だな。じゃあ『ノーツちゃんのリアル』ってなんだと思う?
与:そりゃあ、元のイラストにどれだけ近いかってことでしょ。
無:うん、当たらずとも遠からず。正解をいうと『平面で表されたキャラクターと立体物の差異が少ない』というのが『リアル』って事だよね。
与:ほら当たった!
無:じゃあ「ノーツちゃんリアルタイプ」は何に近ければ良いんだい? 『リアルタイプのイラスト』って見たことないけど。
与:えーっと、それはですねぇ……、ええと、だから……、ああもう! 楽しく塗れれば良いんじゃないですか?!
無:はははは、まあ、楽しく塗れればそれでいいんだけど、もう一歩先の楽しみ方をしてみたらどうだろうねぇ。
与:もう一歩先の楽しみっていうと?
無:うん、もう気が付いてると思うけど、この『ノーツちゃんリアルタイプ』って、元が全くないタイプのフィギュアなんだよ。意匠として「ノーツちゃん」っていう記号は使ってるけど、実はどこにも正解がない。全く面白いものをプラクティスキットにしたもんだと思うんだけど。
与:それじゃあもう自由気ままに塗れば良いんじゃないですか?
無:もちろんそれでも良いんだけどさ。こういうキットだからこそ到着地点を自分で決めておいて、どれだけそこに近づけるかっていう方が楽しいと思わないか?
与:なんだかよくわかんないんですけど……。
無:いや、実はね、昨日レジン無垢のこのフィギュアの顔を眺めててちょっと考えたんだけどさ。こういう顔立ちの女の子がナチュラルっぽい自然な表情してたらカワイイだろうなって思ってさ。髪の毛なんかはけっこう派手目なんだけど、なんとなく幼い表情してる、みたいな。
与:ううーん、なんとなくわかるような気はするけど、具体的なイメージがつかめません。
無:それをイメージどころか、実物で見せちゃうことができるっていうのがこういうものの面白さだと思うんだ。
与:ああ、それが「到着地点」ってことですか。
無:そう。最初に出来上がりのイメージを固めておいて、どうしたらそこに近づくのかを考える。最近よく思うんだけど、模型を作るときでも、意外と“到着地点”を見てない人が多いような気がするんだ。その割にはマテリアルやテクニックには非常に敏感だったりする。道具や手法はあくまで到着地点にたどり着くまでの過程であって、本来なら『あそこまで行きたいからこういう道具やテクニックが必要』ってことでしょう?
与:う、そ、そうかもしれません……。
無:それに、『どこを到着地点にするか』って考えることは、物凄く楽しいことなんだよ。脳内モデリングみたいな。物凄くワクワクする。
与:なんか師匠の言ってることが、だんだんわかってきました。
無:まあ、皆が同じ階梯を踏んで模型を作らなくちゃいけないって訳じゃないから、人それぞれでいいんだけど、『こういう作り方をするのも楽しいですよ』ってことで、ちょっと考えてもらえるとうれしいかな。んじゃまぁ、そういうことで実際に塗装してみようかね。普段やってないからどこまで理想の到着地点に近づけるかはわからないけど。
与:そこまで言って自信ないのかいっ!!

■線香亭流『リアルフィギュアの仕上げ方』

無:んじゃまず、今回使う肌色の塗料はこれ。

与:あれ、これって肌色セットですよね。YUKIに使ったのと同じ。
無:うん、でも今回使うのは「ノーツフレッシュ」と「シャドー用フレッシュピンク系」だけ。この2色を混ぜたものを肌色のベースにする。

与:今回の肌色は1色なんですか?
無:まあね。上の写真の肌色は「ノーツフレッシュ」と「シャドー用フレッシュピンク系」を混ぜて作った基本色に、50%位クリアーを入れたもの。これを重ねて吹くことで1色でもそこそこの陰影を出すことができる。じゃあ、塗装の過程を順番に並べてみよう。

与:陰影が付いたのはわかるんですけど、イマイチ地味じゃありませんか?
無:いいの、今回はこれがベースだから。ここから今回の新兵器が活躍するんだよ。
与:え、新兵器ってなんですか? いつの間にっ!!
無:えへへ、それがこれだっ!

与:なんだタミヤさんの「ウェザリングマスターセット <Hセット>フィギュア用Ⅱ」じゃないですか。ボクも持ってますよ。
無:キミはどんなふうに使ってる?
与:まあ、既製品のフィギュアにちょっと色を足したり、仕上げにほっぺをピンクにしたりってトコですかね。
無:まあ、そういう使い方だよな。ってかキミ、フィギュア作るんだ?
与:う、作っちゃいけませんか。
無:いや、それならキミが作って記事にすればいいのに。まあ、それは置いといて、今回はこのウェザリングマスターを使って肌色を全部仕上げちゃおうという魂胆だ。
与:げ、そんなことできるんですか?
無:実は前からウェザリングマスターって化粧品のアイシャドウとかチークみたいだなぁと思っててさ。それなら色さえ合えばフィギュアのファンデーションに使えるんじゃないかと思ってたんだよね。
与:あれ、師匠、女性のメイクにも詳しいんですか?
無:それほど詳しいわけじゃないけど、ちょっとした手直しくらいならできるよ。広告の制作屋時代は結構現場でやったりしてたし。
与:この人の履歴はホントによくわからんな……。
無:で、まずはファンデーション代わりに「ペールオレンジ」を顔全体に塗る。

与:なんだか不思議な透明感が出ますね。
無:うん、微粒子の顔料が乗るからね。普通の塗装では出ないような質感が再現できる。で、お次はシャドウ部分にさらに「ペールオレンジ」を重ねる。これが影色の表現になる。

与:ベースの塗装でも陰影は付けてましたよね。
無:ウェザリングマスターを重ねたら、意外とシャドウの効果が薄くなっちゃったんだよね。ベース塗装の段階で、もっと派手にシャドウ表現をしとけばよかったかもしれない。で、まあこのあたりまで済んだら余分な粉を柔らかい筆なんかで落としておいて、一度フラットクリアーを吹いて粉を定着させる。
与:へぇ、ウェザリングマスターってラッカーでコートできるんですか。
無:吹き方にもよるよ。実は色々実験してみたんだけどね。あんまりベッチャリ塗っちゃうとせっかくの粉っぽさがなくなっちゃう。実は今回の塗装のために何回が練習して、“フワッ”と塗料を載せるコツをつかんでおいた。
与:さすが師匠。
無:煽ててもなんにもでないよ。で、フラットのコートが乾燥したら「ピーチ」でチークを入れる。頬だけじゃなくて瞼や目尻なんかに薄~く入れておくと、ちょっと色っぽい感じになる。

与:あー、何か仕上がってきた感じがしますね。
無:で、ここでやおらベースの塗装に入る。
与:なんで急にベースなんですか!
無:いや、作業してたら若干お化粧に飽きてきたんで。それにホラ、ちゃんとしっかりしたベースが付いてるんだから、しっかり仕上げないと。これも含めてキットでしょ。
与:まあ、そりゃそうですけど。

無:ますはEx-ブラックでグロス仕上げ。
与:おお、しっかり光沢でてますね。
無:いやいや、まだまだ。こういう台座の黒なんかはクリアーコートで質感が一味変わる。

与:おお、ホントだ。より高級品っぽくなった!
無:まあ、Ex-クリアーを重ねただけなんだけどね(笑)。で、この台座、ガイアカラーのビンにちょうどはまることに気が付いた。

与:あ、ホントだ。
無:空き瓶なんかを使ってこうやって塗ればよかったね。気が付いたのが塗り終わった後だったのが悔しいけど(笑)。
与:さあ、じゃあお化粧の続きですね。
無:いや、お化粧は若干の手直し程度であんまりいじらない。今回の“到着地点”はあくまでもナチュラルっぽく、ってとこだから。
与:じゃあ、次はなんですか。
無:次は髪の毛なんだけど、これがとんでもなく時間がかかった。
与:どんなふうに仕上げたんですか。
無:パールで仕上げようと思ってさ。これ。

与:雲母堂本舗ですか。
無:そう、『CCパール』っていうヤツ。真ん中のオレンジゴールドみたいな色のヤツで塗ろうと。
与:実はボク、こういう粉状のパールってあんまり馴染みがないんですよね。
無:基本的な使い方自体はそれほど難しくないよ。クリアー塗料に混ぜてエアブラシで吹くだけ。
与:クリアー塗料とパール粉の割合とかがわからないんで尻込みしちゃうんですよ。
無:そんなの実際に塗って試してみれば良いじゃないか。わからない時はテストしてみればいい。テストしてみて薄いと思ったらパールを足せばいいし、パールが濃いと思ったらクリアーを足せばいい。そうやって“自分に最適な濃度”を見つけるのがいいと思うよ。ちなみに今回はこんな感じで塗料を作った。

与:これでどれ位の割合ですか。
無:クリアー塗料は調色皿の大きいヤツに見たまんま。ただしあらかじめエアブラシに適した濃度に希釈したものを入れてある。生の塗料にパールを混ぜると、希釈した時にパールの含有率の調整がとりにくいからね。で、そこに、タミヤの調色スティックで大盛り2杯分のパールを混ぜた。ちなみに雲母堂のパールを使う時はクリアーをいつもよりほんの気持ち濃い目に調整するといい。パールの粒子が重めなので、吹きながら小まめにエアブラシのうがいをするのも忘れずにね。
与:エアブラシは0.3でいいんですか?
無:うん、小まめにうがいさせながら吹けば問題ない。0.5ならもっと余裕を持って吹ける。実は今回も0.3で始めたんだけど、途中から0.5に切り替えた。単に忘れてて0.3で吹き始めちゃっただけなんだけど(笑)。で、このパール塗料をブラックを塗った上に重ねていくわけだ。

与:どうしてブラックの上に重ねるんですか?
無:“クリアーに混ぜる”っていう特性上、下地は均一なほうがいいっていうのはわかってもらえると思うんだけど、今回の場合は“黒が潰れるほどしっかり乗ったパール”っていうのをやりたかったんだ。工程写真を見てもらえるとわかると思うんだけど、最初はほとんどラメみたいだったのが金色っぽくなって、やっとオレンジがかった金色になる。それ位まで重ねると、単色でも光の当たり方で微妙に反射具合が変わる塗膜ができあがるんだ。このフィギュア、髪の毛の表現も流れるようできれいだからさ、そういう表現をしたらきれいだろうなぁ、と。

与:なぁるほど。さすが色々考えてますね。イヤ、お世辞抜きで。
無:まだ髪の毛は終わらない。髪型や髪色は「ノーツちゃん」のアイデンティティーだからね。もう少しオレンジ色にしたい。そこでクリアーオレンジで調子を付けていくことにした。

与:あ、Ex-クリアーのビンも見えますけど。
無:お、鋭い。クリアーオレンジって、結構暗い色なんだよね。そこで一気に暗くならないようにクリアー60%+クリアーオレンジ40%くらいの割合で薄くして重ねていく。シャドウ部分を中心に吹いて出来上がったのが次の写真。

与:なるほど、「ノーツちゃん」っぽい髪色になりましたね。
無:うん、あとは髪の毛の塗料が乾くのを待って髪飾りの部分を残してマスキング。一度シルバーを塗った上から蛍光ピンクを重ねてみた。

与:結構凝ってますね。
無:で、蛍光ピンクついでに胴体も蛍光ピンクでグラデーション塗装、したんだけど、ちゃんと写真取るの忘れちゃった。

与:えーー、ほとんどマスキングで見えない!
無:あはは、ゴメン。で、このセーラーカラーの部分も一仕事していてね。ピンクに仕上げた後にプレミアムガラスパールを重ねてみた。
与:パールピンクのセーラーカラーですか。
無:いや、塗装が乾いた後に0.7mmほどに切ったマスキングテープをラインで貼って、その上から白を吹いちゃった。

与:えーーもったいない。どうしてですか?
無:襟がピンクだと顔に赤っぽく跳ねる(シャドウ部分が赤色っぽくなる)んだよ。で、続いてはいよいよ瞳の部分。まずはマスキングしてアルティメットホワイトで塗る。

与:はい。
無:で、マスキングを剥がしたのが次の写真。

与:白目剥いてるみたいでちょっと怖いですね(笑)。
無:そうだね(笑)。で、ここからが努力と根気の見せ所。エナメル筆塗りでアイラインや瞳を描くんだけど、これがもう描いては消し描いては消しの連続。で、ようやくできあがったのが次の写真。

与:あ、かわいい。ちょっとウエトアヤっぽくないですか?
無:……いや、意識したのは“木下あゆみ”なんだが……。
与:ま、まあいいじゃないですか、かわいくできたんだし……。
無:――でまあ、あとは全部のパーツを接着してでき上がりというわけだ!

与:あ、じゃあちゃんとしたカメラで撮影しましょう。

無:苦労した割には“普通”だなぁ(笑)。
与:今回、一番苦労したのはどこですか?
無:髪の毛のパール塗装は陰影が出にくくて難しかった。それからやっぱり瞳部分だね。なれてないんで、こういう細かい筆塗りはどうしても荒くなっちゃう。「そっけないようで見る角度で表情が変わる」っていうのを目標にしたんだけど、まだまだ修行が必要だなぁ。

与:まあいいじゃないですか。かわいく仕上がったんだから。じゃあこれ、ガイアノーツさんの『1/6プラクティスキットノーツちゃんリアルタイプ ペインティングコンテスト』に応募しますよ。
無:いいのかなぁ……そんなことで……。
与:いいんです。そこで獲得した商品が今回のギャラなんですから。大丈夫ですよ、参加賞もあるみたいだし。
無:それ全然フォローになってない!
与:じゃあ、MPJ読者の皆さんにお願いしときましょう。組織票はアリだそうなんで。ええと、皆様、このおじさんがかわいそうだと思われた方は、どうかガイアノーツさんの投票ページ(投票期間:2012年10月22日(月)~10月31日(水))から、このノーツちゃんに投票してあげてください。恵まれないモデラーに愛の手を~。あ、そうだ師匠、エアブラシか超音波洗浄器をもらったらMPJでレビューしてくださいね。
無:勝手に人の仕事を増やすなっ!! うう~む、何だか「名前をカミ続けられながら急な展開に的確なツッコミを入れられない荒久久木君」みたいな気分になってきたぞ。
与:まあまあそういわないで、楽しみに結果を待ちましょうよ。「線香亭無暗がどれだけ読者の皆さんに愛されてるか」ってバロメーターにもなるでしょうから。
無:余計なプレッシャーをかけるんじゃない!っ! いっておくがそれほど期待は持てないぞっ!
与:じゃあ師匠、またお願いしますねー。「やたら」のコーナーのほうもーー。
無:くっそー、もうやらないぞ……。

 「MPJ技の泉」久々の更新「線香亭無暗またもやフィギュアを塗る の巻」、いかがだったでしょうか?この「技の泉」のコーナーでは読者の皆様より取り上げて欲しい内容を募集しております。コメント欄かMPJ内のメールフォームよりお送りください。それでは次回をお楽しみに。

詳しくはガイアノーツHPへ


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