線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、“タイバニ関連の模型を作っているうちにシリーズ全編を10回以上見ちゃいそうなほう”線香亭無暗です。
 いや、キャラクター系の模型を作ってると、「あれ、ここってこうなってたっけ?」なんてことが、よくあるんですが、そんな時にありがたいのが“バンダイチャンネル”。月額1,000円でけっこうな数のアニメが見放題な上、いまならタイバニ全話が月額1,000円で観られるカテゴリーに入っています。おかげで、疑問な所はすぐに本編をチェックして解決できるんですが、そこがバンダイチャンネルの怖い所。一話を観終わると自動的に次の話が始まっちゃうというシステムのため、タイバニ関連の模型製作中は、バックグラウンドにほぼ間違いなく本編が流れているという状態。おかげでそろそろ要所要所のセリフを覚え始めてしまってます。この間なんか塗料をこぼしそうになって『だっ!!』っていっちゃったもんね。
 なんてことを書いてないでとっと先に行けよ、って声が聞こえてきそうなんで、今回からの新ネタいきます。

『ハァイ、バーナビーです!!』


 予告どおりのバンダイ MGF 「1/8 バーナビー・ブルックスJr.」。やっぱりタイガーを作ったらバニーちゃんも一緒じゃないとね。で、今回もバンダイさんにお願いしてキットをご提供いただきました。いつもありがとうございます。

 じゃあ、早速パッケージの紹介から。

 そしてワイルドタイガーのパッケージと並べると、

 絵柄が繋がっているという凝った仕掛け。真ん中で見切れていた折紙サイクロンも無事繋がります(笑)。

 それじゃあ続いて、恒例のランナーチェック。

 まずはAランナー各透明パーツとグッドラックモードなどのゴールドパーツ、フェイス部などが収まります。

 B、Cランナーは胴体や足などの黒いパーツ。それぞれ1と2にわかれています。

 Dランナーはヒーロースーツの赤い部分のパーツ。一部グッドラックモード時に使用するパーツもこの枠です。

 同じ赤でも左右共通で二組必要なパーツはEランナー。同じものが2枠入ってます。

 F枠で目立つのはグッドラックモード用の大ぶりのパーツですが、足の裏や胸部分のパーツなども収まってます。

 G枠はEランナーと同じく二組必要な白い部分のパーツ。

 H枠はヒーロースーツのピンク色の部分。二組必要な所とそうでないところのために1と2にわかれています。

 I枠はシルバーで成形。シルバー部分は極少ないバーナビーですが、しっかり成形色で色分けを再現。

 J枠は蛍光素材を採用した紫の透明パーツ。この部分が後ほどちょいと問題になるのでした。

 JOF-1という枠は関節部などに使用するABS性のパーツ。タイガーと同じように2組用意されています。

 あとはポリキャップにMGFシリーズ共用のスタンドが付属。

 シール類はタイガーと同様、ホイルシールと瞳部分に使用する紙シール、マーキングシールに加え、マーキングシールと同じ内容の水転写デカールが付属します。今回は瞳部分が水転写デカールに入っているのが大変親切。

 キットの構成としてはワイルドタイガーとほぼ同じ。アンダースーツを作ってからヒーロースーツ部分をかぶせていくという方式です。まあ、こうやってごちゃごちゃ書くよりもご覧頂いたほうが早い。

 というわけでいきなり素組みで完成。説明書どおりに組んで付属のシール類を貼った状態です。

 三面で見るとワイルドタイガーとのプロポーションの違いが表現されていて面白い。腕力が決めてのタイガーと比べ、脚力勝負のバーナビーですから、スリムな上半身の割りに、非常にガッシリとした下半身とフトモモとなっています。

 それから模型を作ってはじめて気がついた背面のスラスター。小さいながらこんなものが付いているから「ピョンピョン跳ねて~」なんていう動きになるんですな、きっと。

 肩の透明パーツがイイ感じ。フェイス部分は複雑な色分けを成形色とシールで再現しています。が、一部カラーリングが劇中のものと異なります。詳しくは塗装の時に書こうと思いますが、劇中のバーナビーをしっかりと再現したい方は間違い探しの要領で探してみてくださいね。

 可動はかなり自由です。タイガーと比較してかなり細い腰回りでありながら、プロポーションと可動を両立させています。

 グッドラックモードもしっかり再現。ワイルドタイガーと同じように、巨大な足を付属のスタンドに取り付けることもできます。

 フェイスオープン状態は差換え式で再現。目の部分のシールの貼りかたが下手なおかげで、ちょっと目がうつろでコワイ感じのバニーちゃん。

 拳は3セットプラス握り手1個の計7個が付属。ん? バニーちゃんの握り手って、なんに使うんだ??

 キットの紹介も済んだところで、早速制作にとりかか――、の前に、『ワイルドタイガーのクリアーパーツはどうやって光らせてるんですか?』なんてご質問を頂いたのでちょっとお答えしておきます。
 このワイルドタイガーとバーナビーのキット、色付きの透明パーツに蛍光素材が入っていて、紫外線ライトを当てると、特別な仕掛けをしなくても光ります。

 こんな感じですね。これは通常のライトと紫外線ライトの光量を調節しながら、同時にタイガーに当てて写真を撮ったもの。グリーンに光っている部分はキットのままで特に何の加工もしていません。

 今回のバニーちゃんだとピンクと紫の透明パーツが紫外線ライトに反応します。

 はい、こんな感じ。
 なんですが、
 チト問題だという事に気が付いてしまった。

 これはピンクの部分。

 こっちは紫。蛍光素材の特性上、ある程度は仕方がないんですが、どうも青っぽくなっちゃう。特に紫のパーツはガッツリ青くなっちゃう。本編を見ると能力発動時は「ピンクの部分はピンクに、紫の部分は紫に」光ってます。

 さてどうしようかと、ちょいと頭を悩まして実験してみたのがガイアノーツの蛍光ピンク

 塗料皿に出してみるとこんな感じの色。これに紫外線ライトを当てると、

 あ、ピンク! 幸いこの塗料はクリアー系だし、これならいけるんじゃないの。

 ということでピンク、紫それぞれのランナー赤丸の所に蛍光ピンクを吹き付けてみました。

 で、紫外線ライトを照らしてみると、おお! 結構良いんじゃない!! ピンクはよりピンクに紫は紫に。これなら劇中のイメージにかなり近い。
 という、ご質問にお答えしようとして、いいこと思いついちゃった的な結果となりました。タイバニで言えば第3話のタイトル、『Many a true word is spoken in jest. (嘘から出た真実) 』ってところでしょうか(笑)。まあ、ご参考までにこんな手法もあるんだぞ、ということで。

 さて、それじゃあいよいよ制作に取り掛かりましょう。
 さっきも書いたとおり、基本的な構造はワイルドタイガーと同様のバーナビー君。それほど大きな改造はしないで、さくっと進めていきたいと思います。作業としては、見た目優先でヒーロースーツの着脱はオミットする方向で、色分け部分の段差埋めなどをして仕上げます。詳しい手法はタイガー編をおさらいしていただくとして、今回はそういう改修にまつわるポイントに的を絞って解説しましょう。

 まずは腕部分。

 二の腕や肩周りの色分けパーツは大分段差ができてしまうので、全てポリパテで埋めます。こうすると後の塗装が厄介なんですが、劇中のヒーロースーツのイメージは「別パーツ」ではなく、あくまで「色分け」な雰囲気なので、あえて荊の道を選択。曲線や複雑な組み合わせの色分け部分は、組上げた時点で一度マスキングテープを貼ってパーツの形に切り取り、塗装の際に貼り付けてマスキングに使用するという、大変手間のかかる方法をとります。Oh! 荊の道!!

 上腕部はそんな按配で進めますが問題は下碗部。合せ目を接着してしまうとなると、非常に厄介な部分に蛍光クリアーパーツがあるんです。

 こんな感じに挟まってます。これをどうにかできないかと考えたのが次の写真。

 黄色く囲った部分を削り取ってアトハメ加工。これ、けっこう慎重にやらないと「トマラナイ、ハマラナイ」というカッパエビセンもビックリの結果になるので大変です。何度の仮組みを繰り返しながら、なんとか後からでもパーツがはめ込めるギリギリのところまで削り込みます。

 これが左右を接着した状態。これならなんとかアトハメできるはず。上面の白い部分は真ん中に合せ目ができてしまう凹部分を削り込んで0.3mmプラバンを貼った状態。こういうところは無理矢理合せ目処理をするよりも、こんな手法のほうが得てしてきれいに仕上がります。

 さて、お次は足。

 まずは組み立て前の注意点をひとつ。写真の赤で囲った部分のでっぱりですが、組み立て時にきちんと平行にはめ込まないと非常に曲がりやすい。一旦曲がってしまうと、戻す時に「ポキッ」っとやりやすいので注意が必要です。まあ、今回のようにアンダースーツハメ殺しなら、接着してしまえば問題ないんですが、着脱を考えている方はご注意を。

 で、まず手を付けたのはモモ前面の先っちょ。写真奥の様に段差が付いてしまうのでパテで埋めてスムーズなラインに修正。ついでに追加されたディテールも埋めてしまいました。

 続いては左右のパーツを接着、合せ目の処理。そして段差のできる色分け部分も修正。地味なんだけどけっこう手間がかかるんだ、これが。

 ワイルドタイガーでは大幅修正したモモの裏は若干のライン変更で。劇中のイメージで『まあるくつながっている』感じを再現。

 さて、お次は胴体。

 まずは襟から胸にかけての合せ目消し。襟部分は若干削りこんで形状を整えておきました。で、ちょっと悩んだ末に手を付けたのがココ。

 上半身の白い部分。キットだと鳩尾の丸い部分と左右に伸びるライン、両肩のラインがそれぞれ別パーツになってるんですが、設定画をみるとここはワンパーツ。パーツ割の都合上しょうがないのかな? と思いつつも接着してスキマを埋めました。この後ピンクの部分(写真の黒く抜けてるところね)も接着して段差を埋めちゃった。やっぱりここはツルッっとしたサーフェィスのほうがバーナビーらしいと思うので。

 腹部分は内側を銀色で塗って接着。これは、腹部分のクリアーパーツが少しでも目立つようにという配慮。この後クリアーパーツ部分をマスキングして、後の作業にかかります。

 で、本当ならこの辺で電飾用のLEDやらなんやらが届いているはずなんですけど、まだ来ない。これが通販の不便なところだな。ただ待っててもしょうがないんで、他の作業を進めてたんですがやっぱり来ない。「もう、先いっちゃうぞ!」という虎徹のセリフを思い出しながら、『もう先塗っちゃうぞ!』という体で塗装を始めてしまいました。


 まあ、塗装については次週に詳しく説明しましょう。ということで電飾パーツを待ちながら、今回はここまで。最後はこんな写真でお別れ。

 ううむ、やっぱり二人揃うと絵になるねぇ、
 ってことで、次回も乞御期待!!

(C)SUNRISE/T&B PARTNERS, MBS


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詳しくはバンダイホビーサイトへ


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