線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、“無精髭を虎徹と同じ形にしてコスプレ気分を味わってみたほう”線香亭無暗です。
 いやね、ここん所ずっと引きこもって模型を作ってたんで、髭がのび放題だったんですけど、剃ろうと思った時にちょっとした遊び心で、虎徹と同じようなアゴ鬚の形にしてみたんですよ。そうしたら意外と悪くない。それにちょっとしたコスプレ気分が味わえて楽しい。そこで「しばらくこの髭残しとこう」と作業に戻ったわけです。で、その後、ちょっとした買い物があって近所の西友に行ったんですが、中学生女子と思しき3人連れからヒソヒソ声で、「あれ、ほら、虎鉄じゃない! 虎徹!!」といわれて途端に気恥ずかしくなり、帰宅して即効で髭をそり落としたという、いいかえれば“いたってコスプレ度胸のないほう”ともいえるていたらく。ああ、恥ずかしかった……。
 そんな恥ずかしさにもめげず、模型制作は続きます。今回はバンダイ MGF 「1/8 ワイルドタイガー」完成編。それでは張り切ってまいりましょう!!

 さて、前回までで全体のフォルムやディテールの修正は終了。

サフなんかも吹いちゃって、今回は懸案の電飾から仕上げまで、一気にご覧頂こうと思います。

 で、電飾といえば絶対に必要なのがこれ。

 はい、「LED」。写真は模型店などで手に入る「ELPA」というメーカの3mm径の黄色のもの。LED5個に抵抗も5個付いて、実売価格が200円ちょっとというお得なセット。今回は黄色を使いますが、他にも白色をはじめ、青や赤などがあります。

 さて、それではまず頭部の電飾から。

 頭部はフェイスオープン時に頭のてっぺんを開かなければならないので、何とか上手く接点を作って、取り外し式にしなけりゃぁなりません。そこでまずポリパーツに穴を空け、エナメル線に洋白板の細切りを半田付けして頭頂部パーツの受け口に上手く収まるようセッティングします。

 エナメル線を使うのは、可動部の中を通して配線するため。スペース的な問題だけでなく、普通のリード線を使うよりポージングがしやすくなるというメリットがあります。デメリットはリード線よりもデリケートなので、あんまりガシガシ扱うと、せっかくの配線が千切れてしまうことがあるというところ。ちなみに配線をする前に片一方に油性マジックなどで印を付けておくと、プラスとマイナスを間違えなくて大変よろしい。

 頭頂部パーツはこんなセッティング。LEDの足をうまく使って取り回し、先っちょに同じく洋白版の細切りを半田付け。

 この洋白部分が接点となり、通電するという仕組みです。ちなみに洋白版を使ったのは手元にそれしかなかったから。本当なら真鍮版のほうが加工がしやすく、通電率もいいはず。これから購入をお考えの皆さんは0.1~0.2mm程度の真鍮版の購入をオススメします。

 さて、そんな工作を終えてオス、メス揃った感じのパーツ。早速組み付けて点灯テストをしてみましょう。

 無事点灯。ううむ、目玉の光具合が鈍いなあ。ただLEDの組み付けスペースを考えると、これで精一杯。これより高輝度のLEDにすると、今度はオデコの発光部分が光りすぎるだろうし……。まあいいか! 本当なら目玉の発光用に、チップタイプのLEDを仕込んだりしたほうがバッチリなんでしょうけどね。

 さて、頭の電飾が済んだらお次は両腕。
 今回は全ての発光部分に電飾するわけではなく、部分的に行います。方向性としては「黄色く発光する部分だけ」。つまり頭部と両腕の3箇所ということになります。このキットのグリーンの部分は蛍光素材なので、普通に組み立てた後でも紫外線ライトで発光するんで、黄色い所だけを光らせればいいかな、と。

 で、まずは肩口の関節部分。ジョイントの中興部分にピンバイスで1.5mmの穴を空け、リード線を通しました。ちなみに二の腕のパーツのジョイント部も、同じように1.5mmの穴を空けてリード線を通します。

 お次はヒジの関節部分。これ、けっこう悩んだんですが、肩口の関節と同じようにジョイント部分に1.5mmの穴を空け、リード線を通して実験してみたら、ほとんど問題なく可動することが判明。なんだよ、そんなに悩むこともなかった(笑)。とにかくやってみるというのが重要ですな。

 続いて下碗部。下碗部に付く発光部分の止め具を目標に、やっぱり1.5mmの穴を開け、リード線を通します。発光部分の止め具となるシルバーのパーツを目隠しに、手首の所まで配線を持っていこうという魂胆です。なので、シルバーのパーツが付く下に、リューターでエナメル線2本分のミゾを彫っておきました。

 はい、こんな状態。これを組み立てると、

 こうなります。一応この辺で通電テストなんかをしておくといいでしょう。

 入り口がここで、

 出口がここ。まあ、どっちが入り口ってこともないんですけど(笑)、なんとなく感覚的に。

 さぁて、続いては腕に付く発光部分の加工。

 これが発光部分のパーツ。写真左側はLEDで黄色部分を発光させるためにパーツの一部をくり抜いた状態。右側はキットのまま。ちなみに黄色のクリアーパーツはキットのクリアーパーツにクリアーイエローを吹いたもの。

 ここにLEDを仕込むとこうなる。という写真。クリアーパーツから若干LEDの先っちょが見えちゃうんですが、この上にクリアーグリーンのパーツが被るので、これで良しとします。

 裏側はこんなふう。ここでもLEDの足を利用して固定。塗装時は外しておいて、塗装が済んだらLED自体を接着してしまおうと思います。

 点灯テスト。まあ、いいんじゃないかな。塗装が終わったら、先ほど紹介した腕の配線とつなぎます。

 ちなみに胴体側はこんなふうになっています。

 これは胸パーツ。電池を収めるために大きく穴を空けています。

 電源はLR41を4個使用。電池ボックスや接点などはプラバンと洋白版による自作。これを腹のパーツの上面に接着する予定。

 さて、各部の点灯テストなどが終わったらいよいよ塗装。

 まずは今回使用した中で、最も変わった塗料。胴体の黄緑色部分に使う塗料です。これ、実はガイアノーツさんの試作塗料。顔料系の黄緑色で、非常に発色が良いんですが、余りにもコストがかかりすぎるということでお蔵入りになっていたというもの。だいぶん反則っぽいんですが、あまりにも良い発色なので使わせてもらうことにしました。写真は元の塗料にアルティメットホワイトを足して調整したもの。現在発売されているガイアカラーだとエメラルドグリーン蛍光イエローグリーンなどの混色で再現できそうです。

 これはシルバー部分。Ex-シルバーに若干のブルーグレーを足して作った色。劇中のイメージでは、若干濁りのあるシルバーが使われている印象のワイルドタイガー。あまりピッカリピーのシルバーにならないよう、こんな混色にしてみました。

 ブラック部分はEx-ブラックと限定で発売されていたラバーブラックを混ぜたもの。ただし、部分的にフラットベースをいれたりして素材の違いを再現してみようと思います。

 そして白部分はパール仕上げ。今回はウェーブさんのマイクロパールパウダー「ホワイトブルー」を使用することにしました。いや、けっこういろんなパールを試したんですが、これが一番イメージに近いかな、と。

 こういったパール素材はクリアーに混ぜて使用します。パールを混ぜる量は、仕上げたい質感によって変わりますが、しっかりとパールにしたい場合は写真右の位の状態がベスト。クレオスの塗料ビンに半分のクリアーを入れ、パールをタミヤの調色スティック4杯分位入れた状態です。

 パール仕上げはクリアーに混ぜているので下地が重要。同じパールでも下地の色が異なると全く違った仕上がりになります。今回はまず白部分をアルティメットホワイトで塗装しました。

 その上に先ほど作ったパールを3回ほど吹き付け。この塗料が乾燥したら、ちょっとだけ派手な仕上がりにするために、クリアーに極少量のプレミアムガラスパールを混ぜたものを吹き付けます。で、デカール貼ったら光沢を統一するために光沢部分をEx-クリアーで全体をコート。意外と手間かけてるでしょ(笑)。

 さて、こういった一連の塗装を終えたら、塗料の乾燥を待って最終的に電飾の結線。

 電池ボックスの状態もわかっていただけるかと。ちなみに今回、どうしてもスイッチの設置場所が見つからなかったんで、空中配線で小型のスイッチを取り付けました。

 はい、こんなヤツ。これなら見せたくない時は胴体の中にしまっておけるし、普段は外側に出しておいてスイッチON/OFFが可能という仕掛け。なんか、もうちょっとスマートな方法はなかったかと、若干反省中。

 さて、そんなこんなで出来上がったワイルドタイガー。

 普段はこうで、

 LEDをつけるとこう。

 そしてブラックライトで照らすとこう。という、誠に遊べる仕様となりました。

 普段なら、ここで『後はギャラリーでご覧ください』って書くところなんですが、今回はギャラリー公開しません!!

 それはなぜか??

 だってそりゃあね。やっぱり足りないじゃないですか。アイツが。
そうです、

バンダイMGF「バーナビー・ブルックス Jr.」

 やっぱりタイガーはバニーちゃんと一緒じゃないといかんだろ。ということで、次週からバーナビーの制作に取り掛かります。ギャラリーはやっぱり二人一緒じゃないとね!

 とはいえ、このまま終わるのもなんなんで、ちょこっとだけタイガー君を公開。きったない机の上で撮ってるのは、まあご愛嬌で(笑)。

 まずは全身。ワイルドタイガーらしい「がっちり体系」を再現するのがポイント。

 部屋を真っ暗にしてロングシャッターで撮れば、電飾もそれなりに効果を発揮してます(笑)。

 3面。今回のフォルム大改造は、フトモモの裏側をボリュームアップしたくらいです。あとは各部の微調整程度。

 そして決めポーズ。この胸部をアップにすると、

 劇中で印象深い、こんな感じになるわけですね。

 今回は“あくまで個人的な好み”で「1minuits」バージョンで制作。だってかっこいいじゃないかワンミニッツ(本編を観てない方はなんのこっちゃわからない話ですいませんがw)。

 グッドラックモードも出来上がってます。が、これ、差し替えだっていうのを忘れていて、電飾のおかげで差し替えられない……。大丈夫。この後きっと解決策を見つけるから!

 「お前の悪事を完全ホールド」完成版。

 いや、実はね。まだできてないところもあるんですよ。さっき書いたグッドラックモードの差し替えとか、フェイスオープンの顔部分とか。そのあたりは色々とアイディアがあって只今進行中なので、バーナビー君の制作と合わせてご紹介できればと思います。

 それでは次回バーナビー編に向かって走れっ!!
 ってことで、乞御期待!!

(C)SUNRISE/T&B PARTNERS, MBS


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詳しくはバンダイホビーサイトへ


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