線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、“模型を与えられると、つい何でも作っちゃうほう”線香亭無暗です。
 いつもと違うこの書き出し。そう、タイトルからおわかりのように、今回からのお題はバンダイ MGF 「1/8 ワイルドタイガー」。 ワタシのたっての希望で作例をやらせていただくことになりました!! まあ、元の作品をご存じない方にとっては「なんで盛り上がってんじゃコイツ」的な感じだと思うんですが、最近のアニメの中では線香亭イチオシの作品、「TIGER & BUNNY」の主人公の一人ですから盛り上がらないわけにはいきません。作品の詳しい解説は後ほどすることにして、これがキットで発売されるだけでありがたい。
 というわけで、いつもより3倍増しのテンションでお送りします。それではバンダイ MGF「1/8 ワイルドタイガー」その1回目、張り切ってまいりましょう!

 「TIGER & BUNNY」は2011年4月〜9月に放映されたアニメーション。「NEXT」と呼ばれる特殊能力者がヒーローとなり、犯罪解決や人命救助に活躍する、といえば凡百の話のように聞こえますが、この物語はそれだけでは終わりません。個性あふれる8人のヒーローたちの活躍はTVショー化され、劇中劇「HERO TV」として放映されます。それぞれのヒーローはカーレースよろしくスポンサー各社のロゴを背負って登場(しかもこれが実在の企業!)し、活躍の度合いによってポイントが与えられ、年間ランキングが決められるという仕組み。
 そんなヒーローの一人、中年ロートルヒーロー、“ワイルドタイガー”こと鏑木・T・虎徹は、スポンサーの意向で、超イケメン新人ヒーロー、“バーナビー・ブルックスJr.”とコンビを組むように命じられます。反目しながらも次第にパートナーの絆を深めていく二人。バーナビーが背負った過去とは? そこここに見え隠れする秘密組織の影。主役の二人以外のヒーロー達がそれぞれが抱える思いなども交錯し、クライマックスへと向かいます。
 ウィット溢れる軽妙な会話とCGを活用したスピード感あふれるアクション。美しい美術。ここ最近では珍しいほど“丁寧”に作られた作品は男女問わず、もちろんワタシのようなオジサンでも十二分に堪能できる内容となっています。

 この「TIGER & BUNNY」、女性にも大人気で、ワタシも大好きなバンダイチャンネルなどでは常に上位の人気アニメ。今回のキット発売に当たって、『プラモデルってよくわかんないけど、虎徹ちゃんだから買っちゃう』なんていう方も多いんじゃないかと思います。そこで今回はいつもとちょっと趣向を変えて、『初心者の方にもやさしい記事』を心がけてみたいと思います。一部では『初心者に優しくない』というご批判も頂いているこのワタシ(笑)。はたしてどうなることやら。

 てなワケで、まずはパッケージアートのご紹介。

 はい、これはバンダイさんからお借りした画像。名乗りの時の決めポーズが描かれています。お店に買いに行く時はこのパッケージが目印ですよ。ちなみに今回もバンダイさんよりキットをご提供いただきました。いつもありがとうございます。

 で、続いての画像はこちら。

 いきなりの組み上がり写真。説明書どおりに組み立ててシール類を張った状態です。

 ヒーロースーツの中にはきちんとアンダースーツが入ってます。説明書どおりに組めば、組み上がった後でもアンダースーツ姿にすることができます。まあ、プロポーションの都合上、足なんかはかなり細くなってますから、あくまで“オマケ”的な要素として捉えたほうがいいかもしれません。

 こちらは手のパーツ。同じMGFの仮面ライダーシリーズのような稼動タイプの物ではなく、それぞれに表情のある固定式のものが8個付属します。上の2セットにはキット付属のホイルシールが貼ってある状態です。

 パーツ差し替えでフェイスオープンの状態も再現できます。マスク、瞳用には複数のシールが用意されており、

 特に瞳は別個にシートが付属。このシールには「能力発動時」に変化するブルーの瞳も用意されています。

 それからMGFシリーズ共通のスタンドも付属。ワイルドタイガーのお尻にあるパーツを一部外すことでスタンドに取り付けることができます。ううーん、透明だと写真に撮りにくい。

 劇中でも使用頻度の高かったワイヤー射出装置「ワイルドシュート」は差し替えで再現。先端部分はフック展開状態と通常状態の2種が付属するのが芸コマ。

 そしていよいよ大物の登場。

 はい、「グッドラックモード」。誕生日を迎えたバーナビーに、スーツ開発者の斉藤さんがプレゼントしたついでに、タイガーにも備えられた必殺モード。非常に強力な威力を発揮する! わけではなく、見た目が派手になるだけというオチ付き。そんな設定でありながら、劇中では非常に上手く演出されています。詳しくは作品本編でご確認ください。

 さすがにこれを装着した状態でアクションポーズをさせると自立は無理。その代わり先ほどのスタンドを利用してこんな巨大な腕を支えることができます。

 ここまでの写真は一切色も塗らず、キットに付属する上の写真のシールを貼っただけ。それだけでもこのレベルの仕上がりは得られるという、誠に良いキット。


 『それじゃあこのオレがどんな部品でできてるか見てくれっ!』ということで次は各ランナーの紹介。


 まずはお馴染み、バンダイ脅威の技術力、多色成形のAランナー。各部のライトグリーンや透明パーツなどが収まっています。大きな黄緑のパーツはグッドラックモード用のパーツです。

 続いてBランナー。アンダースーツや手首などが入る枠です。

 Cランナーは主にヒーロースーツのブラック部分が用意されています。

 Dランナーは手足などの左右共通パーツが納まるランナー。同じものが2枚入っています。

 Eランナーはヒーロースーツの白い部分が用意されています。一部左右共通のパーツのためにE1とE2に分かれています。

 Fランナーはグッドラックモードやタイガーショットなどに使用するシルバーのパーツ。これも共通パーツがあるため2枠に用意されています。

 GランナーもG1とG2に分かれています。主に腕と足のシルバー部分の共通パーツですね。

 H1、H2ランナーはワイルドタイガーのアイデンティティでもあるクリアーグリーンのパーツ。非常に美しい発色の樹脂で成形されています。

 JOF-1というパーツは可動部に使用するABS樹脂のランナー。一部のパーツはポリパーツと形が似ているので、組立てには注意が必要です。

 そしてこっちはポリパーツ。結構な量ですが全て使用するパーツ。

 続いては先ほど紹介した透明のスタンド。この他にボルトとナットが付属します。

 そして最後は先ほども紹介したシール類。

 ちなみにマーキングシールと全く同様のデザインの水転写シールも付属。塗装派の人にとってはありがたい配慮です。

 と、まあ一見してわかるように、パーツ数は結構多めの構成となっています。『プラモデルを作るのは全く初めて』という方には少々難易度が高いかなぁ、とも思いますが、ここであきらめちゃいけませんよ。

 プラモデルというものは、元々「手順どおりに組み立てれば誰でも同じ完成品を作ることができる」というのが特徴。あせらず、コツコツと取り組んでいけば必ず完成します。たとえ失敗したとしてもリカバリーの方法はいくらでもありますから、怖がる必要もありません。ちなみにワタシが今回のような状態に組上げるまでにかかった時間はおよそ3時間半ほど。全く初心者という方が取り組んで、毎日1~2時間の作業で1週間から10日といったところでしょうか。次回は構造の紹介も兼ねて、そういった方のために「とりあえず組上げる」という作業を解説してみたいと思います。

 では最後に、可動範囲の確認も兼ねてアクション写真を紹介しましょう。

 まずはお馴染みの“決めポーズ”。両手で胸の企業ロゴを指し示すポーズが素敵。

 全身はこんなふう。パッケージアートもこんなポーズでしたね。

 そして「ボクはバニーじゃありません、バーナビーです(ピロピロ)」のポーズ(笑)。ちなみにチョコッと写っているのは石造ではなく私の手。

 こんどは「お前の悪事を完全ホールド!」。急作りでブルーローズとユニットを組んだときのコミカルな決めポーズ。タイガーはホントこういうポーズが似合うんだよなぁ。

 そして走る時はたいていこんな感じ。こういうポーズの時は付属のスタンドが威力を発揮します。

 さぁて、それでは今回はそろそろこの辺で。最後にこんな決めポーズで。


「次回もワイルドに作るぜっ!」

 てなワケで、次回も乞う御期待!!

(C)SUNRISE/T&B PARTNERS, MBS


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詳しくはバンダイホビーサイトへ


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