線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰です。
 ワタクシ線香亭、ここのところずっと取り組んでいた、この連載とは別口の模型制作がやっと終わりまして、この記事が公開される頃は納品もすっかり済んでいる予定。そのおかげで仕事、プライベート含めて今年制作した模型はなんと37個!! まあ、ちっちゃいのが30個ばかりなんですけど、うち1個はセミスクラッチ。はっきり言ってこんなのは年間制作数新記録です。仕事とはいえ、そんだけ作ってよく飽きないなぁと思いつつ、連載とは関係ない模型をどう作ろうかと考えているという、全く”模型馬鹿一代”な感じになっております。そんな中、「こないだの1/60ガンキャノンのビームライフル作れ」と言ってきた酷いヤツもいたりして、一体どういうことなの? という毎日。ダイジョブかオレ、ホントに大丈夫か?? とはいいつつ、模型は作りたくてしょうがない。特に今回のマラサイなんかは夢の広がる好キット。制作屋は制作しないと話しにならないもんネ!!
 ということで、今回はバンダイ 1/100 MG 「RMS-108 マラサイ」その3回目、張り切ってまいりましょう!


 前回までで仮組みや各部のチェックは終了。今回からは気になる所に手を入れていきましょう。

 ではまず頭部から。

 ううむ、カッコイイ。ヘルメット部分とフェアリングの曲面のつながり、さらに内蔵されるザク頭の充実感(前々回の記事参照)など、もう、フェティッシュな美しさといっても良い。フォルムは全く文句ありません。東部は気になったところだけ、ちょこっと手を入れるだけで十分です。

 で、このマラサイで取り入れられたのがモノアイの発光機構。別売りで発売済みの「ガンプラ LEDユニット 2個セット」をひとつ取り付けるだけで、無改造でモノアイを発光させることができるという仕組みになっています。

 取り付けは本当に簡単。首の下の穴にポコッとはめ込むだけ。あ、LEDユニットについて少し書いておくと、LR41電池2個は別売りです。それから、LEDユニットの電池の蓋はプラスのネジで止めるようになってるんですが、これをあんまりきつく絞め込むと、接触が悪くなるようなので注意してくださいね。あくまでも適度な力で止めるというのが良いみたい。

 取り付けたら早速点灯! おお、奥目がちなマラサイだけに、発光効果は大きいですね。

 ヘルメットを外すとでてくる頭頂部のツマミを回すことで、モノアイの可動もできます。

 うう~ん、こうして横目やぶにらみにすると凶悪な表情。なかなか様になってます。こんなふうに全く手間いらずでモノアイ発光ができるとは、全くいい時代になったもんだ。

じゃあ、頭部で気になる所をチョコッといじっていきましょう。

 まずは頭部をザックリばらしたところ。まず気になるのはパイプの部分。

 なんだか隙間が空き気味な感じがします。

 そこで、後頭部側の端っこに3mmプラパイプを切り出したものを追加してみました。後ろ側はフェアリングに隠れて見えなくなるので、多少サイズが違ってもOKです。

 これで前側の隙間解消。

 パイプ部のパーツは取り外して、塗装に備えて両面テープを巻いた針金に止めておきました。計ってみた所頭部のパイプの内径は1.8mmほど。ちょうど良くはまる棒がなかったんですね。ちょっと思ったんですが、塗装派の人のために、こういうサイズでプラ棒などにはまらない場合のために、丁度いいような棒状のパーツを用意してもらえるといいんじゃないかなぁ? この場合だったらランナーの一部を1.8mmにするとか。そうすると塗装も楽だし、もしかしたらゲート処理なんかにも使えるかもしれない。いかがでしょうか、関係者の皆様。

 なんて勝手なお願いはさておいて、続いてモノアイ部分の改造。

 下から入った光を通しながら、左右の可動も可能にするという、大変工夫が凝らされた部分。ただモノアイ部分がレンズの形状で処理されているだけというのが、少し物足りない。

 そこで市販のメタルパーツを使って「モノアイの枠」を再現してみたいと思います。上の写真の右下に見えるのが市販のプレートパーツを改造したもの。改造って言ったってパーツの底に、金工用の3mmのドリルで穴を空けただけですけど。今回は丁度手元にあった金属製のディテールアップ・パーツを使っていますが、モノアイ部分は直径4mmほどなので、内径が4mmのパイプ状のパーツなんかも使えます。そのあたりは色々と工夫してみてください。身の回りにあるもので、丁度いいものが見つかったりすると、予想外の満足感が得られたりするんで(笑)。

 で、加工したパーツをキットのモノアイ部のパーツに通して、

 ぎゅっと押し込めばディテールアップ終了。意外と簡単。

 かと思ったらカバー部の透明パーツに干渉してしまった。これは透明パーツの干渉する部分を削り取ることでアッサリ解決。

 組みつけて点灯してみました。もちろんちゃんと可動もします。こうして見るとカバー部があったほうが、やっぱり締まって見えますね。ディテールがどうこうというより、モノアイの境目がハッキリしてわかりやすくなったという印象。これでモノアイ部分は加工終了。

 お次はフェアリング部分にあるバルカン砲。

 抜きの関係かどうか、ちょっと立体感に乏しいのと、射線(弾が飛ぶ方向のことね)が外向きに見えるので、小改造してみたいと思います。

 まずはバルカンのディテールを削り落として1mmの穴を空け、手元にあったシルバーの1mmパイプを取り付けてみました。じつはこれ、色がシルバーなんじゃなくて、本物のシルバーのパイプ。彫金なんかに使う素材ですが、たまたま手元にあったものが丁度いいサイズだったもんで、リューターに取り付けて旋盤加工し、取り付けてみました。ちょっと勿体ない。皆さんは市販パーツなんかを使うことをオススメします(笑)。
 まあ、それはいいとして砲身が収まるバルジのボリュームがもっと欲しい感じです。

 そこで金工パーツを付けたままポリパテを盛り付け。

 ポリパテが硬化したら金工パーツを取り外してヤスリやナイフなどで形状を整えました。

 これで外向きだった射線も正面を向きました。これで頭部の改修は終了。元が良いので加工も楽。

 それでは続いて上半身。

 こうして見るとやけにマッチョな感じのマラサイの上半身。胴体は基本的に問題ないと思います。ちょっと気になる両胸の三本線はスジボリで立体感を演出する予定。あとは各部のスジボリをなぞるくらいかな?それくらいの加工で十分なのではと思います。

 で、ちょっと気になるのが腕の付け根の上面。これ、ザクのVer.2.0でもそうだったんですが、可動範囲確保のため大きく空いています。ザクの場合は逆さL字のシールドとスパイクアーマーだったんで、取り付けてしまうとあんまり気にならなかったんですが、マラサイの右肩は可動式のシールド。上面の隙間が丸見えになっちゃうんですね。これが何とかならないものか、考えてみたいと思います。

 肩の構造はこんな感じになっています。外装のパーツはセンター割りになっていますが、非常に高い制度で組み付けできるので、今回はこのまま組むことにしました。どうしても気になるって人は接着して合せ目を消すのもアリ、ザクVer.2.0のような取り外し構造を再現するのもヨシ。そのあたりはお好みで楽しんでください。

 肩部のフレームはこんなふう。どうやらここを改造すれば上面の隙間がなんとかなりそうです。

 ということで、やってみたのがコレ。写真の左側が改造後、右側がノーマル。っていってもよくわかりませんね。

 大きな細工をしたのは肩口との接続部分。左が加工後、右が加工前です。外側のフレームパーツを短く加工し、ポリパーツのお尻側に飛び出ている部分をカットしました。

 そして、カバーとして制作したのがこのパーツ。1mmプラバンと3mmプラ棒によるスクラッチです。これを組み付けるとどうなるかというと、

 こんな感じになります。

 可動させてみたところ。ありゃ、ポリパーツを切り取ったのにあんまり効果出てないな。

 なんてことは気にせず、組みつけてみました。若干スキマは残るけど、何もないよりは納得できる(オレが)。

 さすがに可動範囲は狭くなっちゃった。まあ、接着しているわけではないので、どうしても可動範囲が欲しい時は外せばいいんですけどね。可動させたときが若干ムーバブルフレーム風でお気に入り。この加工、もっと精密に計算して可動軸なんかを作ると楽しいかもしれませんね。MGガンダム MkⅡVer.2.0の「可動に併せてモリモリ動くカバー」的な。

 さて、お次は左肩のスパイクアーマー。

 特に変わった加工はしてません。各部のスジボリを深くしたのと、スパイク部分の先を尖らせたくらい。今回、アーマーのフチは薄くせず、フラットになるようヤスリをかけただけ。

 ちなみにスパイクはこれくらい加工しましたよ、という写真。左側がノーマル。このキット、スパイクがひとつ余るんですね。だからといってアンテナ部分につけて『ユニコーンマラサイ』とか作らないように(笑)。

 てなところで今回は時間切れ。

 右肩の可動式シールドはちょっと面白いことを考えているのでまた次回。

 あれ、思いのほか作業がはかどってないな。こんなことで良いのか? と思いつつ、次回の完成を目指します。なんか1/60ガンキャノン以来、制作ペースが狂ってるんだよなぁ(笑)。

 てなところで、今回はここまで。
 次回も乞御期待!!

(C)創通・サンライズ


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