線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰です。
 ワタクシ線香亭、大型連休の前だからかどうか、非常に慌しい今日この頃。なんかずっと、のべつ幕なし働いてるような気がする。とはいえウハウハと儲かることをやっているわけではなく、何故か日常的な仕事のカロリーが高いなぁ、と考えてみたら原因がわかりました。
 「これだよ、これ」
 よく考えたら週1の連載でセミスクラッチをやるなんて、しかも1/60のMSだなんて。やっぱオカシイわ、オレ。皆が正しかったんだな(笑)。でも、ここまでやったらやめられない止まらない。このまま完成まで突っ走っていこうぜ! Oh! Uターン禁止の青春!! 青春って歳でもないだろう、なんて突っ込み入らない。たどり着けばきっと良い事あるはず。子猫ちゃん。ということで『1/60ガンキャノンを作る』その5回目。張り切って参りましょう!

 ではまず前回までの写真。

 アンテナなんかも付いちゃって、よりガンキャノンになってきた! ってところで終わってました。今回は胴体部分の最後のポイント、腰まわりの制作から始めましょう。
 胴体部分の芯になるのはこのパーツ。

 真ん中の黒いのはPGガンダムのフレーム。奥のグレー部分はウェーブの1mmプラ.プレートで新造したフンドシの前側。後ろ側は今回新造したフンドシ後ろ側のパーツ。

 アップだとこんなふう。白いのに特に意味はなく、サンプルで頂いたプラ・プレートがなくなったんで、いつものタミヤの1mmプラバンを使ったためです。前側は一部キットパーツを使用して作りましたが、後ろ側はプラバンからのフルスクラッチ。ガンキャノンの形状にあわせてフレームを切り取って装着しました。
 続いては腰まわりの装甲を取り付けるためのプレート。

 これも1mmプラバンから作り起し。各装甲との接続はPGガンダムのボールジョイントとポリパーツを切り取って使用することにしました。なのでキットパーツの腰部分のボール部分を切り取って成形。加工したプラバンに接着した後、補強のために1mm真鍮線を通してあります。

 こうして揃った腰まわりの基本パーツ。組み付けるとこんなふうになります。

 コア・ファイターの受けパーツと股間のブロックの間には1mmほどの隙間を残しておいたので、丁度ぴったり収まります。今のところ接着はしていませんが、塗装前には股間ブロックに装甲の受けパーツを接着する予定。

 さて続いては装甲自体の制作。基本的にプラバンとプラ棒の組み合わせで作ります。

 まずはフロントアーマー。1mmプラバンを基本形に切り抜き、5mm角棒でかさ上げ。写真左は上面のパーツを貼っていない状態です。中に見えるグレーのパーツはPGガンダムの腰アーマーに使われていたポリパーツ。3mmプラパイプの輪切りで止めてあります。基本的な形状は出来上がったパーツにあわせてプラバンを加工するという「現物あわせ」で作っています。「現物あわせ」とか「現場処理」といえば聞こえはいいですが、その実お得意の“行き当たりばったり”方式。実は前回作ってテープで止めておいたパーツが気に入らないので、一度作り直してあります。ちゃんと図面でもおこしてから作業すればこういうことも少なくなるんですが、今回はPGガンダムというベースのある作業なんで、図面も意外と役に立たなかったりします。この辺りはベースがあるというのが痛し痒しな部分。フルスクラッチなんかだと図面があるほうが圧倒的に手間が少なくなるんですけどね。

 で、出来上がったプラバンの板にポリパテを盛りつけてガンキャノンらしく成形してみました。作ってて改めて気が付いたんですが、平面的な構成になっているガンダムに対して、ガンキャノンの腰アーマーは若干曲面になってるんですね。その辺りもポリパテの受け持ちで再現してみました。

 お次はサイドアーマー。ここはPGガンダムのサイドアーマーの一部が流用できそう。ということで接続部だけをハイパーカットソーで切り離し。写真左がキットのまま。ここはアーマー部を加工して使うか新造するか悩みどころです。新造すると複製で左右が揃えられそうだけど新しく作らなくちゃならない、キットパーツの加工だと同じ作業を2回やらなくちゃならない……。結局、新造→複製コースを選択しました。

 で、こんなふうに組み付けます。反対側のキットパーツも同じように切り離して、複製したアーマーパーツを取り付ければOKというわけです。

 このあたりで腰アーマーを取り付けてみました。う……失敗した。股間ブロックが変な形!!

 そこで改めて股間ブロックのカバーパーツを作り直しました。うむ、これならいいだろ。実はこれ以外にも修正した部分があります。

 ええ~、腰アーマーを取り付けたら、どうしても足が細いような気がしたんで、前回出来上がっていたパーツにポリパテを盛り付けてボリュームアップしてあります。

 これが証拠写真。何のための証拠なんだか(笑)。とにかくフルスクラッチやセミスクラッチなんてものには、こういった修正は付き物。こういった小まめな修正で理想形に近づけていきます。まあ、一発で形が決まるほどの才能が無い、という意見もありますが(笑)。

 さあ、ここからは今回のメイン作業。足首にかぶさるパーツの制作。

 はい、写真で見るとあっという間。基本は1mmプラバンの箱組みです。この作業に当たっては、さすがに全部現物あわせで作る自信がなかったんで、簡単な手書きの図面を起こしてから取り組みました。手順としては最初に底面を1mmプラバンの4枚重ねで制作、側面のパーツを接着していって、いわゆる「スリッパ」部分を作ってから足の甲部分を作っていきました。

 組みつけてみたところ。なんか別のロボットみたいだな。

 これまで作った脚パーツに取り付けてみました。うん、大分形が見えてきた! フトモモ、スネのボリュームアップも正解だと思う。じゃあ、このプラバンの箱組みにポリパテを盛って形を出していきましょう。

ガンキャノンの足首はまん丸っちい印象。ポリパテでそういった形を再現します。

 盛り付けたポリパテを成形しました。もうお気づきの方もあるかと思いますが、この新造の足首パーツ、設定画で見るガンキャノンとは少し形状が異なります。実は設定のように作ることも可能なんですが、ガンキャノンはガンダムと同じV作戦の一環として作られたモビルスーツ。同じRXシリーズの連番機ですから、極端に違う構造だとも思えない。そこでちょっとした遊び心として『ガンダム風の構造を持ったガンキャノンの足』にしてみようと考えました。

 組み立てるとこんな感じです。ガンキャノンっぽくなってるでしょうか?

 ちなみに足の裏も制作。これが結構面倒だった。グレーなのはウェーブのプラ・プレート0.5mmを使っているからです。前にも書きましたがこのウェーブのプラプレート、タミヤのプラバンと比較して若干柔らかい感じがするので細かい加工がしやすいんですね。

 これで基本的な足のパーツは大体でき上がり。キャノンっぽくなってれば大成功! この後の作業に備えてサフ吹きなんかも始めてます。

 続いてはちょっと面白い写真。

 はい、『ミラーマン!!』。じゃなくて胸の前側パーツ。ここしばらく余ったポリパテの引き受け口になっていたので、いつの間にか出来上がってました、という体です。

 まずは左右対称にするために角を残して成形しています。このパーツの面を落とす、いわゆる「C面」を作っていくと、大分雰囲気が変わります。

 はい、こんな感じ。こういった、左右を同じにするような加工は、片方を仕上げてから、もう片方に取り掛かるようにすると比較的対象に仕上がります。あ、もちろん最初の「ミラーマン」の時に左右対称に(見える)ようになってないといけないんですけどね。

 左右の面取りが済んだ後。もうミラーマンじゃありませんね。

 これで大分キャノン度アップ。本当は胸のダクトも新造したほうがキャノンっぽいんだろうとは思うんですが、どこかに元のPGガンダムを残しておきたいなぁ、という気分でして、あえてこんな構造にしてみました。

 さて、それじゃあ今回のおさらい。

 まずは腰のフロント、サイドアーマー。ディテールなんかも入って、ほぼ完成状態。

 本文では触れてませんが、リアアーマーもできてます。基本的な作り方はフロントアーマーなんかと同様。いや、実は余りに一生懸命に作ってたもんで、途中写真を撮るのを忘れてたんですけどね。

 最も試行錯誤の多かった脚部分も大体完成。個人的には大分理想に近い所まで行ってます。

 サイドから見た形状はほぼ満足。良かった――面倒くさがらずにボリュームアップして。

 で、嬉しいことにアキレス腱(はないと思うけど)部分の外装パーツは、PGガンダムのものがそのまま使えることを発見しました。今回唯一そのまま流用できる外装パーツかも。

 全体像はこちら。

 こんな按配に仕上がっております。なんだかあんまり進んでいないような感じですが、この辺りが一番手のかかるところ。次回はいよいよキャノン砲から胸部背面の制作に取り掛かりますよ。なんとか複製までたどり着けるといいなぁ(希望)。

 てなワケで今回はここまで。まだまだ先の見えない1/60ガンキャノン。もうしばらくお付き合いのほどを。前回の記事に励ましの書き込みなんかも頂いて、調子に乗って参りたいと思います(笑)。
 それでは次回も、乞御期待!!

(C)創通・サンライズ


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