線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
 いやー、今回のお題の1/60ガンキャノン、実に大変な作業だということに今更気が付きました(笑)。なんせデカイんで、プラバンの切り出しやパテ盛といった普通の作業も大変。ただでさえ狭い制作スペースが占領されています。しかもPGガンダムをベースにして楽な所と、余計に苦労している所がちょうど半々だという予想外の状況。誰だ、1/60ガンキャノンなんて言い出したヤツは!! オレだっ!!! なんて、そんなクダを巻いても模型は完成しない(笑)。ちゅうことで頑張って手を動かしましょう。求めよ。そして作業せよ。さらば与えられん(笑)。
 それでは「1/60 ガンキャノンを作る」その2、張り切ってまいりましょう!

 さて、前回はフレームだけにしたPGガンダムの背丈をどうやって縮めるかってところで終わってました。

 はい、これが前回の写真。足のフレームを若干短くしたところ。でもこれだけじゃまだ身長が高い。前回もちょこっと書きましたが、設定ではガンダム全高18m、ガンキャノンは17.5m。1/60に換算するとガンダムは丁度300mm、ガンキャノンは291.666……mmとなります。元の高さから8,3mmばかり低くしなけりゃならない。フレームに外装が被さることを考えると、それよりもう少し縮めておきたいところ。そこで今回も身長短縮加工から。

 そこで、まず腰の部分に注目。

 上の写真のように、PGガンダムの腰は腰部アーマーを取り付けるパーツ(写真赤で囲った部分)とコア・ブロックのお尻が収まるパーツの2枚重ねになっています。このアーマー取り付けパーツを省略することで大分短くすることができそうです。

 ただ、腰アーマーの取り付けパーツだけ取り外しても身長は短くなりません。そこで、取り付けのボールジョイントの受け部分をパーツのより深いに取り付けられるように加工します。具体的にはポリパーツが収まるように、リューターでパーツを削り込みます。
ち・な・み・に
今回からリューターが新しくなっております\(^▽^)/。以前から使っていたものと同じウェーブのハンディリューター。新しいのを使ってみると、腰を抜かすほど快適に削れます! これがないと作業に支障をきたすというほどリューター使用頻度が高いワタシだけに、感慨もひとしお。精密加工もしやすくなって大満足。やっぱり新しい道具は良いですなぁ。

 で、唐突に制作に戻ります。

 上の写真の赤で囲った部分が、本来の取り付け位置。

 これが加工した後にコア・ブロックの取り付けパーツをつけてみたところ。これだけで4mm位は稼げます。腰アーマーの取り付け方法は後で考えよう。

 この「身長合わせ」の作業。某モデラーさんから「そんなに全高にこだわらなくても良いんじゃない?」なんていわれたんですが、これ、設定どおりの高さにするっていう以外にも、『ガンダムとは異なるガンタンクキャノンのズングリムックリ具合』を再現したいがための加工なんで、コダワリたいところなんですね。

 続いては頭部。とりあえずバラしてみました。

 キットはLEDでカメラアイが発光するようになっているので、電装パーツが沢山入っています。今回の作例でカメラのを発光させるかは未定。LEDを取り付けるとしても、もう少しシンプルな取り付け方法にしようと思うので、一通り取り外してしまいます。

 んでもって、ガンキャノンには不要な頭頂部のトサカ部分のフレームは切り取り。ここで一通り組み立ててt、身長測定をしてみましょう。

 はい、まさに身長測定の図(笑)。計ってみると、

 うん、いいんじゃないか。こんな所で。ッてことで身長縮め作業は終了!


 ちなみに上半身のフレームにも手を入れています。胸部上面のトラス状のディテールは必要な部分だけを残して切り取り。

 首の横~肩口の辺りはガンキャノンの“キャノン部分”が乗るために空けておく必要があります。

 ちなみに胸部のダクトは5mmプラ棒で底上げ、というか前に出すようにして角度を変えて取り付け。これもガンキャノンの構造上『こうならざるを得まい』と考えた結果。肩周りには砲の可動装置や給弾機構なんかが入ると思うんで、こういった発動機関連の補機は前面に押し出されたような形になると思うんですよね。

 続いては頭部外装。使えそうなキットパーツを見繕って加工します。

 ちなみに1/100ガンキャノンの頭部はこんな感じ。キットパーツの外装が一部が使えそうです。

 頬の部分やバンルカンの周りなんかは使えそうですね。ただ、両サイドのダクト基部は邪魔になるので削ってしまいます。

 こんな感じに削っていきます。

 さあて、続いては外装パーツの加工。

 まずは外装を取り付けるため、フレームをちょっと加工。上の写真の左がPガンダムそのままの脚部。右側は今回の作例用に加工したもの。ヒザ部分のマルイチパーツの基部を切り取った後をプラバンで加工しておきました。

 で、外装取付け用の加工。上の写真の赤で囲った部分。

 フレームに付いている元々の外装の取り付け基部を切り取って、リューターで削り込み、ポリキャップが収まるくぼみを作ります。

 で、こんな感じにポリキャップをはめ込み。ポリキャップは3mmのものを半分に切ってスーパーXで貼り付けました。

つづいては脚部外装の加工。

 元はこんな感じ。

 フレームに付けるとこんな感じですが、ここで問題なのがパーツ分割。PGガンダムの外装は前後に分割されています。

が、しかーし! ガンキャノンは左右に分割されてる感じなんですね。各パーツの加工やこの後の塗装なんかを考えると、いくらか分割できるようにしておきたいところ。

 てなワケで、フトモモ部分の外装を一旦接着した後、センターから切り離し、左右分割に変更します。

 裏側はこんな感じ。元からあるフレーム接続用の穴を「後ハメ」の容量で加工して左右から取り付けられるようにしておきます。

 お次はスネ部分の外装を加工。

 ガンキャノンには不要なガンダムのヒザ、フクラハギのふくらみ部分を取り外した後に、プラバンで基部を作って貼り付けます。今回使ったのはウェーブから発売されたグレーの1mmプラプレート。サンプルに頂戴したんで使ってみました。基本的にはタミヤのものより、ほんのちょっとだけ柔らかいのかな? といった印象。接着性などはタミヤのものと変わりません。色がグレーなんで、こういった作例では加工部分がわかりやすくていいかと。

 で、真ん中からハイパーカットソーで切り離した後、前後をしっかり貼り付け。

 接着剤が乾くのを待ってフレームにくっ付けてみました。後ろ側の切断が若干汚いけど、細かいことは気にしない。なにせこの後、、ガンキャノンの分厚い装甲を再現するんですから。

 ちなみに、これが未加工との比較。この上にパテを盛り付けてガンキャノンのフォルムを作っていここうと思います。

 そして、ここで援軍来る!!

 毎度お馴染みポリパテ「モリモリ 1Kg缶」の到着! よし、これで思うさまポリパテが盛れるぞ。

 てなワケで早速モリモリ! ちなみに最初はフレームから外した状態である程度盛り付けて硬化させておき、その後、フレームに取り付けてフォルムを作っていくのが作りやすい方法です。左右外装パーツの接合面にはビニールを挟んでおき、硬貨後に取り外し。この状態である程度盛り付けたら、一フレームから取り外して形状を整えます。

 形状を整えている最中。こういった左右対称のパーツを作る時は、どちらか一方の形を作ってしまい、残りの半分をそれに併せるようにすると、比較的簡単に左右対称なパーツが作れます。まあ、人の手でやっていることなんで厳密には左右対称じゃぁないんですが、左右対称に見えれば良いんで、あんまり神経質になるといつまでたっても完成しなくなっちゃいます。まあ、こういった加工もデジタルモデリングなんかでやると正確に左右対称にできるんでしょうけどね。いつかはそっちが主流になるのかなぁ、なんて考えたり。そのうち『手で改造なんてしたことはないけど、デジタルでならフルスクラッチしてます』なんて人がでてきたりして。そんな時代も近いのかもしれません。まあ、ワタシの場合、今のところは目と手と脳味噌が頼り。それらを使うことを楽しみましょう!

閑話休題。


 ちなみにパーツの裏はこんなふうになっています。前後分割を左右分割に変更しているのがわかっていただけるかと。グレー部分の中央に出っ張っているのはフレームにつけたポリキャップに取り付けるための3mmプラ棒です。

 確認用にフレームに取り付けて直立させてみました。左足だけを見ると、『なんだかガンキャノンになってきたんじゃない!?!?』って感じがしてうれしいなぁ。

 てなところで今回はここまで。ずいぶんいろんな所を散漫に加工してますが、これは全体のバランスをみながら作業を進めるため。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、どうぞご勘弁を。

 ちなみに今はウデの外装パーツについて、いろんな加工法を試しているところ。おお、まさに行き当たりばったりモデリング!!

 はてさて、この後どうなることやら。それでは次回も乞御期待!!

(C)創通・サンライズ


<前の記事へ ◆ 後の記事へ>
詳しくはバンダイホビーサイトへ


Leave a Reply

CAPTCHA


This blog is kept spam free by WP-SpamFree.