線香亭無暗のやたら模型制作室
はい皆様、1週間のご無沙汰でした。
相変わらずTVの無い生活を送っている線香亭です。代わりと言っちゃあなんですが、最近、よくバンダイチャンネルを観てます。ガンダムはもとより、レイズナー、ドラグナー、バイファムなど懐かしいアニメが目白押し。この間ハマったボトムズに加えダグラムも全話見たりして、一人“リアル”ナツロボ祭りの様相を呈しているのはいいんですが、1話終わるごとに自動的に次の話が始まるというB-chシステムは危険です。見終わるタイミングがつかめず確実に睡眠時間が削られていきます(笑)。もう、大人なんだからちゃんとしろよオレ! とはいえ作例はしっかり作ります。
ということで、ハセガワ「1/48 三菱 零式艦上戦闘機 21型」3回目、張り切ってまいりましょう!

前回までで組立てもずいぶん進み、なんとなく零戦っぽくなってきたぞ、という所で終わってました。


それから1週間、コツコツと作業を続けて、現在はこんなんなってます。

え、あんまり変わってないって? そうでもないんですよ。まずは主翼と胴体の間に大きめの隙間が開くのでパテで埋めて成形。

裏側もしっかりと合わせ目消し。こういう微妙な曲線をサンディングするには3Mのスポンジヤスリが便利ですね。

そして、この後の作業に備えてコクピット部をマスキング。主翼上面のパテ埋めも確認できますね。そうです。ここから後は塗装しながら細かい組立てを進めていくという作業になります。

で、早速塗装。プロペラは実機も銀で塗装されていたようなので、ガイアノーツのEx-シルバーを普通の溶剤を使って吹きつけ。実物に塗られている銀を再現しようとしてメタリックマスターを使って吹くと、ギラギラしすぎて目立ってしまうことがあるので注意が必要です。

プロペラの裏側はパイロットへの光の反射を防ぐため黒く塗られていたので、フラットブラックで塗ってマスキングしておきました。手順としてはフラットブラック→シルバーの順で塗ったんですが、ゴメン、写真撮るの忘れてた。

続いては機体のマスキング作業の続き。まずは前輪の引き込み部分から。

まあ側面は細切りのマスキングテープを貼っていけばいいんですが、底面をマスキングするのがちょっと面倒。凸凹で丸いですからね。そういうときにはこういう手を使います。

ちょいと太めに切り出したマスキングテープの端を斜めに切っておいて底面に貼り付ける。

部分的に重ねながら貼ると、円形の窪みもきれいにマスキングすることができます。もっと小さいところに貼る時はマスキングテープを三角形に切って貼るのも良い手です。

お次はタイヤ部分。セミグロスブラックにEx-ホワイトと純色シアンをほんのちょっと混ぜた塗料でパーツを塗った後、マスキングテープをしっかり馴染ませておいてデザインカッターで切り抜きました。こういうところは円形にマスキングするよりも、この手法のほうがお手軽で早いので。こんなふうに、マスキングテープによるマスキングにもいろんな方法があります。皆さんも色々工夫してみてください。

さぁて、続いては航空機キット最大の難関。キャノピーのマスキング。実は航空機キット嫌いの人は、この作業がイヤだっていう人も多いんですね。まあ、1mm以下の窓枠を残してガラス部分をマスキングするわけですから、気持ちはわかる。でもまあ、これも慣れればどうってことのない作業なんで、気長に取り組みましょう。

まずはキットパーツ。前面、ハッチ部分、後方と3分割されていて、特に改造をしなくてもハッチオープンの状態が再現できるようになっています。

各窓枠のディテールは極細のラインでモールドされています。これ、マスキングする時は一苦労するんですが、仕上がった時は目立たなくていいんですよね。実機では窓枠にガラスをはめ込んであるので、殆んど面位置になるわけですから。

中央部分の窓枠はほぼ直線で構成されているのでマスキングテープの細切りで対処します。こういうマスキングのやりかたは後ほど紹介しますね。

で、曲面の曲率の高いところに重宝するのがマスキングゾル。写真はガイアノーツのマスキングコートRです。

これをきれいに拭いたパーツの表面に塗って、約30分くらい乾燥させておきます。ガイアのマスキングコートRなら1回塗りで大丈夫。完全に乾燥したら、よく切れるカッターを使ってモールドに沿って切り目を入れ、窓枠部分を慎重に剥がせばマスキングは終了。
と思ったら大失敗。窓枠部分だけを剥がそうと思ったら、全部引っぺがしちゃった。

ということで、剥がしちゃった部分をもう一度マスキング。マスキングテープで何とかなりそうなところだったので、キャノピー中央部と同じ方法でマスキングしてみましょう。まずは細切りのマスキングテープをモールドに沿って貼り付けます。

そうしたらマスキングのいらない部分をカッターで切り離し、ピンセットで取り除きます。

これを繰り返すと上の写真のようにマスキング完了。となるわけですな。真ん中の空いたガラス部分にはマスキングゾルを塗っておきましたが、ここはマスキングテープを貼っても可。ちょっと面倒くさいですけどね。マスキングゾルのほうがお手軽に処理できます。毎度のことながら写真でみるとあっという間ですが、この作業、たっぷり時間がかかってます。まあ、ひどく手間のかかるのはこのあたりだけなので、ここが我慢のしどころですな。

さあて、ここからはいよいよ本体色の塗装。使うのはこの塗料です。

前回のWFで限定販売されていた「灰緑色」。これ、実はガイアノーツが創業した当時に発売されていた「零式艦上戦闘機灰緑色セット」というのがありまして、その中に含まれていたのと同じ色です。これは戦争当時に帝国海軍航空本部から各工場に支給された色見本を発見し、それに習って忠実に再現したといういわくつきの塗料。つまり、実機の零戦に塗られていた塗料をそのまま再現した色です。一般的にいう初期の零戦の“灰色”とはずいぶんイメージの異なる、かなり緑実の強い色です。恐らくそう感じる人が多かったせいか、しばらく発売されていなかったんですが、この度めでたく再販売(限定だったけど)。実はワタシ、個人的に「多分この色が正しいんじゃないか」と思える懐かしい思い出があります。

ワタシがうんと小さかった頃、近所に大学の非常勤講師をしておられるお爺ちゃんが住んでおられまして、飛行機やらロケットやらの研究をしておられるというそのお爺ちゃんに、ずいぶんかわいがっていただきました。その方、若い時は零戦の整備をやったことがあるという方で、いつか零戦のプラモデルの箱絵を見せたら「ああ、こんな色じゃなかったねぇ。もっとあおいいろだったよ。ほんとうは」 とおっしゃってました。子供の頃は「零戦が青いわけないじゃん」なんて思っていましたが、大人になるにつれ「あの“あおい”って“緑”のことだったんじゃないか?」と気が付きました。ほら、よく「青々と茂った緑」なんていうでしょ。それ以来、自分の中の初期の零戦は「緑っぽい灰色」なんです。というわけで、個人的にこのカラーは全肯定。これをベースに今回の作例を仕上げてみたいと思います。

まずは早速試し塗り。

写真左はビンのまま。真ん中はEx-ホワイトと若干のクリアーレッドを足したもの。いくら実機の色とはいえ、そのまま塗るのもちょっとなぁ、と思ったのでちょっと調整してみました。クリアーレッドを足したのは若干彩度を押さえるため。MPJユーザーの方なら、もうお馴染みの混色法ですね。今回はこの2色で仕上げてみましょう。

ますはキャノピーから。エアブラシでビンのままの色をしっかりと塗ってから、明るい方の色を“フワッ”と重ねます。

恐る恐るマスキングを剥がしてみました。一見うまくいったように見えますが、しっかりと失敗しました(笑)。

はい、赤丸で囲った部分。マスキングの失敗で上手く色が塗れていないところがあります。

しょうがないので、筆塗りでタッチアップ。うん、これならいいだろ。

お次は脚カバー。前回ジンクロで塗った部分。

反対側に先ほどの2色を重ね塗り。角度に注意して、塗装面に対してエアブラシを直角に保てばマスキングはいりません。

で、機体本体に1色目を塗った所で時間切れ。今回はここまでです。
こうやって作ってるとしみじみ思うけど、やっぱり零戦はいいなぁ。個人的に懐かしいことも思い出しちゃったし。ということで次回はいよいよ完成編。テンション上げてなだれ込みましょう。

それでは次回も、乞御期待!!

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