線香亭無暗のやたら模型制作室
 はい皆様、約一ヶ月のご無沙汰でした。
 この一ヶ月の間、ワタシはもう大童。引越しの日程が変わったり、荷物が上手く収まらなかったり。ようやく日常生活が送れるようになったと思ったら、今度は模型の制作道具がどこへいったかわからない。それでも何とかカントカ環境を整えて、さあ製作開始だと思ったら塗装ブースは壊れるし、届くはずの荷物があっちこっち行っちゃったりと、そりゃぁもう大騒ぎ。やっと何とか制作にこぎつけたのが正に昨日。ホントは今回から新しい作例にかかるつもりだったんですが、チト難しい状況となってしまいました。そこでまぁ、今回は復活編の肩慣らしということで、日頃考えている模型に関するよしなし事や、皆さんからのご質問なんかにお答えしようと思います。新しい作例は次回3月2日からということで、こちらはしっかり準備済み。次回からのお楽しみということで、どうかご勘弁のほどを。

 さて、ここ数年で全く模型を作らないで数週間過ごすというのは実に久しぶりの経験でした。まあ、やることが目白押しだったので寂しいという感じはなかったものの、やはりなんだか物足りない。やっぱり模型制作ってのは習慣というか、“癖”みたいなもんなんだなぁ、と思います。よくいろんな方から「完成しない病」なんて話を聞くんですが、これも多分習慣性のものなんじゃないかと。コンスタントに模型を完成させている人の話を聞くと、大概「何曜日のこの時間は模型を作ってる」的な答えが返ってくることが多いんですね。まあ、皆さん忙しいでしょうから中々難しいでしょうけれど、決まったスケジュールで制作時間をとるっていうのが「完成しない病」克服の対処法のひとつかなぁと思います。

 さて、ここで寄せられたご質問をひとつ。
 先日のエアブラシの記事について、何人かの方から同じようなご質問をいただきました。ええ、要約すると「同じタイプで同じような機能を持ったエアブラシなのに、メーカーによって値段が違うのはなぜか? 値段が違うとどんなところが違うのか?」といったようなご質問です。
 これ、大体の場合生産国が違うことが多いようです。エアブラシを生産しているのは主にドイツ、日本、台湾、中国などですが、この生産国によって価格が異なるみたいなんですね。で、高額なエアブラシとそうでないものの違いですが、大体の場合、良いエアブラシというのは動きがスムーズ。ボタンやトリガーが適度な重さで、動作に引っ掛かりがありません。これは実際に使ってみないとわかりにくいんですが、「やっぱり違う」と感じることが多い。特にふたつの動作を行うダブルアクションタイプのエアブラシでは、このスムーズさが重要です。実際に数多くのメーカーのものを試してみるのは中々難しいかもしれませんが、店頭サンプルなどが用意されている場合は触ってチェックしてみてください。同じような機能のもの同士でも、意外と個性があって面白いですよ。

 それと、これもよく頂くご質問。
 「プロモデラーって、一体どんな道具を使っているんですか?」なんてよく聞かれるんですが、ワタシの場合、殆んど皆さんが使っているのと同じような道具を使っています。塗装道具については何回か紹介しているので、その他の道具を紹介しましょう。
 まず必需品はニッパーとカッター。ニッパーはゲートからパーツを切る用の薄刃のものと、真鍮線などを切断する時の大き目のもの。カッターは通常のものとデザインカッター。
 それからこれも必需品のヤスリ類。最近では大体使い捨てのもの、WAVEさんの「ヤスリスティック」を中心に使っていますが、これ以外にも3Mのスポンジヤスリや金ヤスリも使ってます。ちょっと前の原稿にも書いたんですが、金ヤスリは作る模型のジャンルによって使う形状が異なるので、それぞれが使いやすいものを用意するといいでしょう。
 それからピンバイス。これは何本かサイズの違うものを用意しています。

 最近特にお気に入りなのは一番上の黒いヤツ。WAVEの「ワンタッチピンバイス」なんですが、これが非常に便利。普通のピンバイスはチャックがねじ込み式になってるんですが、これはチャック部を持ち上げるだけで刃の交換ができます。

 こんな感じ。刃は専用のものを揃えないといけないんで多少面倒ですが、持っておいて損はない道具だと思います。
 さて、お次も変えの利かない道具。

 はい、シモムラアレックの「ハイパーカットソー」。極薄の模型用ノコギリです。これはもう、これでしかできない加工があるんで手放せません。例えば切り離したパーツが加工なしでそのまま使えるとかね。これもオススメ。
 それから、最近手に入れた道具で、意外と便利だったのがこれ。
 
 「パーツ・オープナー」。WAVEさんからサンプルとして頂戴したんですが、スナップフィットのキットをばらすのに使ったり、押し込み式の容器の蓋を開けたりと、意外と重宝します。
 それから、これはワタシにとってなくてはならない道具。

 リューターです。これは作例を作るうえで時間短縮に欠かせない道具。もう使い込みすぎてボロボロになってるんでそろそろ買い買え時なんですが、妙に愛着があって決心がつかない(笑)。これがないと、多分作例が間に合わないなんてこともあるかも、っていうくらい重宝に使ってます。
 まあ、大体はこんな所でしょうか。あとはハサミとかピンセットとかスパチュラとか。

 大体こんな所です。意外と普通でしょ。後はスジボリ用の工具なんかもありますが、時と場合によって使うものが異なります。自分で改めて見てもそれほど多くない。なのに引越し後にこれだけ引っ張り出すのに3~4日かかったという(笑)。まあ、こんな道具で模型を作っているわけです。

 ということで、復活編はこの辺でお開き。次回からは新しい作例に取り掛かります。
 それでは次回も、乞御期待!!

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