線香亭無暗のやたら模型制作室
はい皆様、一週間のご無沙汰でした。
さて、世の中はもうクリスマス。色んな予定がある方も多いでしょうが、12月25日には香港でガンプラ・ビルダーズ・ワールドカップ世界大会決勝が行われます。果たしてどんな作品がグランプリを得ることやら、今から興味津々。ワタクシ線香亭も香港へ……と言いたいところですが、そんな余裕があるわけはなく、日本で模型作りと原稿書きに追われている予定です。その代わりと言っちゃぁなんですが、ひょんなことから塗装フィニッシュをさせていただくことなったGBWC用のトロフィーが海を渡ります。そうなってみると余計興味津々。がんばっておいで私の子供たち。っていったってトロフィーががんばるわけじゃないケド。
ってなわけで、今回はWAVE 1/24「スコープドッグ レッドショルダースペシャル」 完成編。早速張り切ってまいりましょう。

前回は大分進んで本体加工はほぼ終了。

今回は残った武器類などを仕上げて、塗装、フィニッシュと行きたいと思います。

まずはマシンガン。

キットのままだとこんな感じ。若干作業しにくい所があるんであちこちバラして作業することにします。

はい、バラバラ。殆んどのパーツは合わせ目消しなどをした後、そのまま使用するので、ハイパーカットソーを使って丁寧に切り離します。

切り離したそれぞれのパーツを加工。大体は合わせ目消しですが、部分的にプラバンなどを貼ったりしています。

ちょっと改造してみたのがフォアグリップの部分。写真のようにプラ棒とプラパイプの組み合わせで稼動軸をこしらえて、そこに貼り付けました。これらを組み付けたのが次の写真。

最初の写真とほぼ同じように見えますが、合わせ目はちゃんと消えてます。

そしてフォアグリップの可動。TV版だと、殆んどが片手撃ちになんですが、OVA「ペールゼン・ファイルズ」でサイドに倒したフォアグリップを握っての射撃シーンが印象的だったのでちょこっと改造。

さて、お次は手。

手に関しては色々と意見があるようで、大きすぎるんじゃないかとか、デザインが違うんじゃないかとかいわれているようですが、今回は基本的にキットパーツを活かして使用することにしました。

まずは平手。キットには左の平手のみが付属します。これは使用頻度が少なそうなので各指と関節を切り離して角度を変えたのみ。

お次は握り拳。ボトムズといえば握り拳って印象なので指先をヤスリで好みの形に成型しつつ、親指をプラ棒、プラパイプで作り直し。プラ棒から削り出さなかったのは関節部の段差を再現するのに、こっちの方が便利だと思ったから。

続いては武器の持ち手。キットの指定では角度を決めて接着するよう指示されていますが、両端に1mmの穴を開け、伸ばしランナーを埋め込んで可動式としました。伸ばしランナーの太さを調整すると意外ときっちり止まるので、武器を持たせることができます。

 
さてさて、ここまでできたらお次は塗装。まずは全体にサフを吹きます。

使用したのはガイアノーツのサーフェイサー エヴォのグレーのヤツ。サフが乾いたらこの上にシルバーを吹き重ねます。

はい、こんな感じ。旧タカラキットでは完成後に稼動させていると、あちこち削れて下地が出てきちゃう率が高かったのを思い出してこんな処理にしてみました。こうしておけば若干削れてもチッピングやダメージ表現のような効果が期待できますからね。いきなりシルバーのサフを吹かないのは、この方が削れた時にシルバーが出てきやすいからです。

場所によっては部分的にしかシルバーを吹いていない場所もあります。胸部なんかは白っぽいグリーンの部分を先に吹いちゃってますけどね。

足首の塗りわけ部分も白っぽいグリーンを先に塗装。この白っぽいグリーンはイメージとして航空機色のダックエッググリーンの白っぽいヤツって感じ。ガイアノーツのEx-ホワイトに純色グリーン純色イエローを足して作りました。

白っぽいグリーンの塗装が済んだらこの後の工程に備えてマスキング。あ、そういえば

武器類なんかはシルバーを塗った上にクリアーブラックを塗ってそのままフィニッシュしちゃいます。それなりに雰囲気が出てるでしょ。さぁて、お次はいよいよメインのグリーンの塗装。

 
いや、これ、結構悩んだんですよ。普通のスコープドッグのイメージは軍用色のようなオリーブ系のグリーンがいいんじゃないかと思うんですが、どうも本編の映像を見てるともっと明るくて彩度が高いグリーンのような感じ。戦場で使用されるわけではなく、競技場で使用される「バトリング用AT」ですから、軍用色を模していてもちょっと違うという印象。よくある迷彩模様の民生品なんかで、“こんな発色のいい迷彩はねえよ!”みたいなイメージです。よし決めた。今回のグリーンは『軍用っぽく塗ってるけどなんか違うんじゃないグリーン』で仕上げよう。

ということで、まずはこんな色で塗装。ビリジアングリーンをベースにEx-ホワイトサンシャインイエローなどで調整したものです。

アップだとこんな色。結構物凄いグリーンです。これをベースに塗料を吹き重ねていくことで、暗くても発色の良い塗装ができるんじゃないかと考えました。

はい、上の状態に、若干クリアーを足したダークグリーンを乗せたところ。このままだと色が生っぽすぎるんで、この上からオリーブグリュンに白と若干の純色グリーンを足し、クリアーで薄めた塗料をグラデーションで乗せていきます。

はい、こんな感じ。グラデーションがわかりにくいんで足の写真。

控えめなグラデーションなんで写真に写りにくいんですが、お分かりいただけますでしょうか??

 
さて、お次は3連ターレットレンズ部分の仕上げ。

バイザー部分はシルバーの上にほんの少しブルーを足したライトグレーに、クリアーを混ぜて吹付けました。レンズ部分はシルバーベースに発売されたばかりのパールシルバーを乗せたもの。普通のシルバーと質感の違いを出すのが狙いです。メインレンズと特殊レンズの底面にはハイキューパーツの「レンズの底部センサー用メタリックシール グリーン」を貼り、メインレンズと赤外線レンズ用にはWAVEのHアイズクリアーの裏にハセガワTFシートのクリアーレッドとクリアーブルーを貼りました。ちなみに使ったHアイズのサイズはメインレンズ部が5mm、赤外線レンズ(赤いレンズ)が2.5mm、一番小さいグリーンのレンズには1.5mmの物を使用しました。

組み付けるとこんな感じに。メインカメラ部は狙い通り“ブルーなんだけどグリーンっぽい”感じが出て満足。それじゃあ、この辺で一度組み立ててみましょう。

うう~ん、色味としては満足だけど、どうももうひとつ面白みに欠ける。ということでもう一度ばらしてクリアーブラックで汚してみることにしました。

エアブラシで汚しをかけてる作業中。ここでやりすぎるとせっかく下地に吹いたグリーンの効果が薄くなっていってしまうので、控えめに、ポイントを絞って作業します。さて、この塗装が乾く間に最後の作業。


じゃかじゃん。キット付属のパイロット。実はこのレッドショルダースペシャル、OVA「幻影編」劇中では誰が操縦したかは不明なままストーリーが展開します。なのでパイロット無しでも良いんですが、せっかく付いてるんだから載せてみようかな、って感じです。

まずは大分マッチョでコクピットがつらそうなフィギュアをリューター、ナイフなどを使ってダイエット。削ってしまったディテールをエポパテなどで直したら、写真のようにイエローで塗装。ゴーグル部分にはハイキューパーツのSPプレート1mmを貼ってみました。

メインのオレンジを塗装したらブラウン、グレー部分などはちまちまと筆塗りで。これをコクピットに組み込めば完成。

という感じで出来上がったのがこちら。

ううむ、中々良い出来で満足。後はギャラリーでお楽しみ下さい。

さて、前の原稿にも書いたとおり、このキット旧タカラとWAVEのコラボという特性上、なんだか懐かしいやら新しいことに驚くやら。まあ、いえることは「やっぱりボトムズは面白い!」ってことでしょうか。折り良くTV版&OVA全話をみながら作業したせいか、おおはまりにハマりました。こうなりゃあハマリついでに次もボトムズでいってみようと企画しております。ただ、普通に2回続けて同ネタをやってもつまらないので、ちょっとした新機軸を考えてますよ。年末年始はボトムズ祭りだ。一人祭りだけど。なにをやるかは次回更新をお楽しみに。

それではお後がよろしいようで。

(C)サンライズ

詳しくはWAVE HP

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