線香亭無暗のやたら模型制作室
はい皆様、一週間のご無沙汰でした――なんていってる場合じゃなく、予定更新が予定通り更新されていないという謎のトラブルのため半日ばかり遅れての更新。
楽しみにしていただいた方々、大変失礼いたしました。
ちょっと調べてみたら一晩で一気に2000通を超えるスパムが送られていることが判明。一通り対策はしたので大丈夫だとは思いますが、もう少し詳しく調べてみないとね。
てなわけで今回は前フリの小ネタは飛ばして、早速、本編にまいりましょう。ただ、その前にボトムズDVD、TV版&OVA全話一気観、3週目に突入したという事だけお伝えしておきましょう。

さて、前回は腕まわりをざっと組み上げた後、足首をちょこっといじって終わってましたね。
今回は足回りからってことで、とりあえず仮組み。

中身はこんな感じになっています。

フレームが複雑な形状なのは降着ポーズを取らせるようになっているため。ちなみにフトモモやスネ部分も“モナカ構成”なので内部フレームはあらかじめ塗装しておいて、マスキング後にフトモモやスネパーツを接着成型したほうが便利です。

フレームがこんなふうに“ニョニョン”と伸びて降着ポーズが再現可能。足首はシンプルな前後左右の可動となっていますが、この間できあがった足首を見ているうちに思いついちゃった。この足首のポリキャップを90度にくるっと回して……、

3mm軸のボールジョイントを仕込んだら、もっと可動に表情がでるんじゃないかと思ってやってみたのが上の写真。ボールジョイントはWAVEのBJ-06を使っています。前後左右の可動に加え、サイドへのスライドと足首のみの回転ができるようになるので、効果は大きいはず。問題は、スペースが狭いのでボールジョイントの組み込みが多少面倒なことです。そこでこんな方法で取付けることにしました。

まずキットパーツの関節軸を切り取っておいて、最初に片一方だけ、内部フレームと干渉しないなるべく奥の位置に、5mmプラパイプを取り付け。パイプの接着は瞬間接着剤でがっちりと止めておきましょう。

そうしたらお対のキットパーツを仮組みしておいて、上の写真のように直線状になるように反対側にもプラパイプを接着。

接着剤が硬化したら左右のパイプを丁度いい長さ切り取ってボールジョイントの受けパーツを組み込みます。ノコを使うのが面倒なら、リューターでバリバリっとやっておいて、ヤスリで成型、なんて手も使えます。そのあたりの手法はお好みで。

で、残念なことに、前回仕上げた足首もそのままじゃいかなかった……。若干背が高くなっちゃったんで、足首側のポプリキャップの受軸が残るギリギリでカット。写真に写っているように、ポリキャップごとハイパーカットソーで切断しました。

ノーマルとの比較。約4mmほど短くなりました。で、まあ、上面は組上げてしまうと全く見えないんで切りっぱなしでも良いんですが、なんとなく気になったので0.3mmプラバンで穴を塞いでおきました。

で、これが成果。結構自由度が大きいです。面倒な加工ですが効果は大きい。

ついでにアキレス腱部分(ATにアキレス腱はないと思いますが……)のアーマーを後ハメにしようとこんな加工も。組付けを確認してたら、あら、やってもうた。

取付け軸を1本折っちゃった。しょうがないんで折れた部分は1mm真鍮線で再生。裏側は0.3mmプラバンでディテールを追加しました。

ついでに右ヒザのステップバーは、キットのままだと貧弱な感じがしたんで、2mmのアルミ線で作り直し。そして、続いて衝撃の事実!!

はい、いつも見慣れたスコープドッグのスネですが、実はこのスリット状のディテールって、

凸だった!! という衝撃の事実。なにぃっ!? と思って映像を片っ端から見直してみたら、確かに最近のOVA作品では明らかに“凸”!! 皆さん知ってました? 知らなかったのは私だけ??

いやいや、人間長く生きていると、色々驚くことがあるもんで……、とにかくこんな凸用ディテールパーツが用意されています。で、一通り驚いた所で足は大体できあがり。

フトモモやスネ部分も接着し、合わせ目を消した状態。内部フレームはガイアのスターブライトアイアンで塗装後、マスキングしてから組み込み。足首のボールジョイント組み込み以外は通常のディテールアップのみ。さぁて、お次は上半身。

 

はい、特にあらためて説明する部分もないので、いきなり箱が組みあがってます。一応、ココまでに行った加工を説明しておくと、パーツの合わせ目消し、各部リベットディテールの差換えなど。コクピット内部には、一部目隠しにプラ版を貼ったりしています。
で、今回ちょいと面白い追加ディテールがこれ。

ボディ各部の小さい凸ライン状のディテール。これなんじゃろう? とよくよく考えた結果、引き出し式のハンドルじゃない? と思ったので真鍮線で差換えてみました。最近はあんまり見なくなりましたが、昔は基盤ブロックを丸ごと引っ張り出したり、電装系の目隠し蓋なんかにはよく使われていたパーツです。一応写真のとおり可動はしますが、塗装後に動かすと、確実にはがれてくるのは間違いない。なので、あんまり意味はないけど、なんとなく楽しいという改造。

あ、そうそう。こういった合わせ目にかかるディテールは、簡単なものなら平面に処理しておいて、プラバン等で再生するほうがきれいに、速く仕上がります。

コクピット内部のパーツはほぼキットのまま。とりあえず、この辺だけ塗装などしてみました。 で、これを組み込んでみたのが次の写真。

組み付けは問題ないんですが、表側のディテールが、そのまんま見えちゃうのはチト具合が悪いなぁ。

そこで、こんなパーツを自作。現物あわせで作った片一方のパーツをゲージに、反対側のパーツを作るという方法で、コクピットの内張りを作りました。これを組み込むと、

はい、こんな感じ。このあたりは手馴れたもんです。なぜかというと30年ほど前に旧タカラキットの定番改造としてよくやっていたから。よく考えたら30年前と同じことをいまだにやってるって、なんかすごいな。いや、すごいって言うかバカなのか、俺??
なんていう疑問はさておき、続いては頭まわりのパーツ。


これはキットのまま。一見して“改造したろうか!”と思うのはやっぱりココですね。

はい、アンテナ。手前は0.5mmのピアノ線を金工ヤスリで削った物に0.3mmの真鍮線を巻いたもの。こういったデザインのアンテナなら、市販の“○○専用”的なパーツを使わなくても十分自作できます。

で、キットのアンテナ部分を切り離して成型、ピンバイスで穴を開けて差し込んでみたのがこれ。片側をわざと突き通しにしてバイザー部分に差し込む補強にしよう。というアイディアまでは良かったんですが、

うひょぉ~、やってもうた。手前に出ちゃった。こういう時は慌てず騒がず。

0.3mmプラバンを6mmポンチで抜いて取付ければ問題解決。後でディテールでも入れておけば一石二鳥です。これぞ災い転じて福を成す戦法とでもいいましょうか。さぁて、お次はターレットレンズまわり。


3パーツで構成されています。問題なのはレンズ部分が平面ではなく、凸型にモールドされていること。塗装のみで表現する場合はいいんですが、クリアーパーツ化しようとすると平らに削らなくちゃぁならない。今回は市販のクリアーレンズのパーツを使うつもりなので、リューターでレンズ部分を平らにしておきます。

そんな作業をしているうちに思いついちゃった。このメインカメラのパーツに穴を開けて面取りしたら、TV版のオープニングみたいに、幾重にも円が重なってる状態ができるんじゃないか? と思ってやってみたらできましたよ。いい感じで。後は塗装後にこんなパーツをくっつければ、結構いい感じに仕上がると思います。

まだ、どこに何mmパーツを付けるかは確かめてないので、後日の原稿であらためて。

 
さて、それじゃあ、今回の成果を見てみましょうか。

上半身はこれで大体できあがりです。大分ATらしくなってきた。

あ、書き忘れましたが背面のフックは合わせ目消しのため全部削り取ってしまったので、1mmプラバンとリベットディテールで再生してます。

コクピット内部はすでに塗装済み。中々いい感じですね。こういう手順で塗装したほうが後々楽できる、というのも昔に実験済み。下半身は次回に譲って今回はこれまで。次回は下半身の加工から、武器類などの工作をしたいと思います。

それでは今回はこの辺で。
次回、“劇的なるものが牙を剥く!” じゃぁなくて、乞御期待!!

(C)サンライズ

詳しくはWAVE HP

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