線香亭無暗のやたら模型制作室
はい、皆さん一週間のご無沙汰でした。いかがお過ごしでしょうか。
私線香亭、関東地方が例年にない速さで入梅しちゃったりして、非常に困っております。まあ、いくら文句を言ったところで泣く子とお天気には勝てないわけで、何とかするしかない。大体はエアコンのドライをガンガンかけて塗装ブースのファン全快で塗るしかないわけですが、何とも時勢に反した按配で心苦しく思います。しかもこれをやるとエネルギー環境に優しくないばかりでなく、部屋環境にも甚だ優しくない。部屋中に塗料のミストが堆積してロクでもないことになります。ミストの掃除は当然手動ですから、人手がかかることこの上ない。この上は早く入梅した分早く明けてくれるのを望むばかり。今日降る雨はいつか絶対上がります。今までの雨もずっとそうでしたからね。
てなわけでコトブキヤ 「1/100 SAV-07 ベルグドル(Ver.1P)」第2回目。張り切ってまいりましょう。

さて、前回は各パーツの製面をしつつ肩に付くミサイルコンテナのディテールを作り直した所で終わってました。その後延々と面処理を続け、まあ、大体こんなもんか、と思ったら、すっかり忘れてました。

コンテナの中身。ミサイルがあるのを忘れてた。

ベルグドルといえばミサイル。ミサイルといえばベルグドル、というかどうかはわかりませんが、これがないと噺にならない。そこで早速加工を開始しました。上の写真、先端が透明な方が加工後。先端が黒いヤツが加工前です。じゃ、細部を見ていきましょう。

まずディテールアップの中心となるのが翼類。キットのままだと結構ダイナミックに厚手なので、なるべく薄く見えるよう、フチの部分を中心にヤスリやスクレイパーなどで加工します。写真左が加工後です。

ここまでの写真でもわかるように、キットのミサイルの先端カバーパーツは透明のものとグレーのもの2種が付属します。カバーを外した所にはセンサー風のディテールが施されていますので、ここは組み立て後も中身が見えるように透明パーツを使用することにしました。右の写真では翼のウスウス加工具合も良くわかりますね。

このキットでは通常状態のコンテナパーツを使用して展開状態を再現するようにできています。いわゆる“組み換えで展開状態を再現”というヤツですが、OTライデンの肩は完全別パーツで武器の展開を再現していましたから、これは大きな進歩です。こっちの方がリアリティが増すような気がするし。で、組み換えギミックだけでなく、ミサイルの台座部分なんかも結構凝ったパーツ構成になっています。こういうところも手を抜かないでしっかり表面処理。きっちり塗り分けたりすると非常に見栄えがしそうな予感がします。

スラスターの周りに付くベクターフィン(で良いのかな?)を薄くするついでにノズル自体も市販のメタルパーツ(HiQparts BSバーニア ノーマル8mm)に交換しようと思います。こういう暗くて良く見えない部分にメタルパーツを使うと、それなりの見せ場ができたりします。

さて、続いては手首を見てみましょう。

キットに付属するのは左の握り拳と平手、右の武器の持ち手のみ。そうです、右は拳も平手も付いてないんですね。せめて握り拳だけでも欲しいなぁ。

ということで、こういう場合の対処法。「やたら模型制作室」を長いことご覧いただいている方はもうおわかりですね。そう、“ない物は作る”がこのコーナーの基本です。まずは6mmのボールジョイントの柄に適当な形にエポパテを盛り付け。

これを反対側のパーツを見ながら削り出していきます。エポパテが完全硬化する前に大体の形を出しておいて、硬化後に細かい所を削り出していくのが基本です。

まずは手のひらの部分を作っておいて、それが出来上がったら指の部分に新にエポパテを盛り、成型していきます。

こんな感じ。親指は余ったエポパテを大体の形にして硬化させたものを削り出して接着します。

よし、大体こんなもんだろう。細かい所は後で修正します。こういう作業は「完璧に仕上がらないと駄目」だと思うと中々上手くいきません。「大体に似通った形ができていれば、後は修正で何とかなる」位に考えて作業すると気が楽です。


さて、続いてはちょいと気になる頭部の加工。

キットでは巨大な頭部が可動する他、“顔”部分も独立して可動します。

こうやって見るとわかりやすいかな? でも可動範囲が狭いので微妙な効果。なので顔の可動範囲を拡大させましょう。

頭の裏側はこんな感じになっています。顔パーツと干渉する部分を削り取ってしまいます。

はい、こんな感じ。幸い外側からは殆んど見えない場所なので削りっぱなしです。でもこのおかげで……

可動部分がはっきりとわかるようになりました。

もうひとつ気になるのが頭部のディテール。

この丸ディテールなんですが、ホントはちょっとだけ面から飛び出てたんですが、製面の時にうっかり面位置にしちゃったんですね。そこで新にディテールパーツを取り付けてみようと思います。

ついでに上面のこの丸パーツも差換えちゃおうかな。

ということで、早速取り付け部分の加工。元の丸モールドの中央に慎重に1mmのガイド穴を空けてから慎重に掘り下げます。デザインナイフや彫刻刀などで加工後、モーターツールの先端を手で使用したりして形を整えます。

そこにモールドを埋め込めば完了。使ったのはHiQpartsのモールドパーツ、フラットの3mmです。

上面のモールドにはSPプレート4mmを加工して使用。接着にはアクアリンカーという接着剤を使用しています。

頭部はこんなもんで良いかな。メタルパーツの使用に関しては色々と意見があるようですが、プラでは再現不可能な薄さとシャープさが魅力。確かに塗装前にプライマー処理しなくちゃならないとか、面倒なことはあるんですが、それなりの見せ場になることも事実です。まあ、皆さん、その辺りはお好みで。


さて、各パーツの面処理も終わったし、とりあえずサフでも吹こうかな、と思ったら生憎の雨続き。湿度は室内でも80%を越えています。最初に書いたようにエアコンの除湿攻撃で塗っちゃおうかとも思ったんですが、ここはグッと我慢して天気の回復を待ちましょう。エアコン除湿攻撃にも限界はありますから、天気が良い日に塗るに越したことはないんで。で、まあ、形になった写真がないと寂しいので、前回も載せた素組み写真でお別れしましょう。

てな感じで今回はここまで。次回はいよいよ塗装に入る予定です。今回はちょっと変わった塗装色を考えているのでお楽しみに。
それでは次回も、乞御期待!!

(C)SEGA CHARACTER DESIGN:KATOKI HAJIME

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