線香亭無暗のやたら模型制作室
はい、皆さんこんにちは。
間近に迫った第50回静岡ホビーショーを控えて、いろいろな新製品情報が舞い込んでくる季節となりました。『おおっやっとこれが出るか』というものもあれば、『おう、こんなのもあったんだ』という具合に、日々楽しみが増えていきます。よくよく考えれば模型を作り始めて数十年、いまだにこういった新鮮な驚きと喜びを感じるのも、がんばってくれているメーカーさんや関係者の皆さんの努力があってこそ。長いこと同じ趣味をやり続けていてよかったなぁ、などと感慨に耽ってしまいます。え、年寄りくさいって?? いいんです。年寄りなんだから(キッパリ!)。
そんなところで今回はバンダイU.C.HARD GRAPH 1/35「FF-X7 コア・ファイター」 いよいよ完成編。張り切ってまいりましょう。

さて、前回までで基本塗装は完了。


今回はマーキング、トップコート、ウォッシング、仕上げと、フィニッシュまでの手順を紹介しましょう。まずはマーキングから。

はい、いつもの如く写真で見るとあっという間に出来上がり。このコア・ファイターに付属するデカールは量が多めなので、実際は数時間かけて貼り終えました。組み立てたままデカールを貼るのは、微妙な位置を確認しながら作業するため。前回の最後に組み立ててしまったのはそういう理由があったんですね。キット付属のデカールは、トリコロールカラー用にアムロ機とセイラ機のマーキングが用意されている他、G3カラーに対応したものも付属し、インストにはG3用の塗装指定も記載されています。今回は所々に、このG3カラー用のデカールを流用しています。例えば機体両サイドの白い部分などは、インスト指定の黄色いステンシルよりも黒いほうが引き締まるので。そんな感じで余ったデカールも様子を見て追加したりしています。

さて、お次はトップコート。
 
一度バラして塗装準備。貼り終えたデカールを剥がしてしまわないように、慎重に作業します。塗るのはガイアカラーのEx-フラットクリアーに若干のフラットベースを混ぜたもの。まあ、いつもの如く、といった感じです。

トップコートが乾いたら金属表現をしたい部分をポイント的に塗装します。今回は小さな噴射口っぽいディテールをスターブライトアイアンで、メタリックマスターを使用して塗りました。

はい、続いてはウオッシング。タミヤエナメルのフラットブラックにほんのちょっと白を足したものをしゃぶしゃぶに薄く溶いて、全体に塗りつけます。

作業のポイントは筆使いを一定方向にすること。普通の航空機だったら“エアの流れに沿って”とか書くところですが、コア・ファイターは宇宙でも使われる機体なのでちょっとした演出として“進行方向を表す表現”とでも考えていただければと思います。嘘っちゃぁ嘘ですが、雰囲気としては効果がある方法です。

エナメル塗料が乾いたら、エナメル溶剤で拭き取りを行います。写真上が拭き取り前。このときに全部きれいに拭き取ってしまうのではなく、若干様子を見ながら拭き残しを作るのがポイント。では拭き取りの工程を説明しましょう。

これは拭き取り前。塗料皿に出したエナメル用材と綿棒を用意します。

綿棒に溶剤を付けて拭き取っていくんですが、このときも基本的に機体の進行方向を意識しながら作業します。実はこのときに使う綿棒にもいろいろ種類がありまして、巻きが固いのやら柔らかいのやら、メーカーによっていろんな特性があります。エナメル塗料をムラ気味に残したい場合は巻きが柔いものを使うとうまくいきます。硬いものを使うと全部落としてしまうことも多いので気をつけましょうね。

はい、拭き取り完了。白い部分は拭き取りをきっちりめにしてますが、他の部分はもう少し多めに拭き残しが出るようにしています。

赤い部分はこんな感じ。写真の左側が拭き取り前です。まあ、こんな感じで全体の拭き取りを終えます。

さて、後は細かい所に手を入れていきます。まずはキャノピーに一工夫。

キットのキャノピーはスモークブラックですが、宇宙機でもあるコア・ファイターですからちょっと手を入れてみようという事でハセガワのTFシリーズ「偏光フィニッシュ コバルトブルー~イエロー」を張り込むことにしました。

空気が入らないよう水を使って慎重に貼り付けました。なかなか良い雰囲気で満足。ついでにコクピットサイドの通常航空機では卵色に塗り分けられている部分に、ハイキューパーツのオーロラデカールを貼りこみました。ちょっとしたお遊びで。へへへ。

暗くなるほど輝くのでちょっと面白い効果が出ます。

さて、続いての加工。

実は全脚に付くブレーキランプのパーツを失くしてしまいまして、自作しました。ついでにランプ部分を1/43F1用のブレーキランプで再現。ブレーキランプと前照灯を兼ねている感じに改造しました。悲しいことに組みあがってしまうと殆んど見えないんですけどね……。

ミサイル類は設定を無視して勝手に塗装。なんだかいろんな機能のミサイルに付け替えられるようなオレ設定が脳内で出来上がっていたので、弾頭を変更することでマルチプルに運用できるミサイルだと勝手に決めてしまいました。

続いては人によっちゃぁホントにどうでも良い部分。シートのヘッドレスト横に付くスコープ。

キットには展開した状態のスコープも付属します。よく考えたらこのスコープ、ファーストガンダムではよく目にしましたが、それ以降は殆んど記憶にない。すなわちファーストガンダムオリジナル装備ともいうべき装備です。これは手を入れなくてはなるまい。という事で、レンズ部分に左右違う色のラピーテープを貼ってみました。なんかこう、簡易3Dみたいな感じ。ちょっと古い雰囲気が出て良いのではないかと。

それだけじゃ寂しいのでハイキューパーツの「瞳用ジェルクリア」でレンズ部分を作ります。この製品、紫外線硬化型のジェルに付属のLEDの光をを照射して硬化させるというものです。

商品にはジェル硬化用のLEDのみが一個、コロリと同梱されていますが、それだけだと使いにくいので、昔、百均で買ったLEDキーホルダーに仕込んでみました。これだと楽チンに使えます。

必要な部分につけてLEDを40秒ほど照射すると硬化します。うむ、まあこんなもんか。

そんなこんなでザックリ完成。

このままでも良いんですが、ちょっと物足りない感じがしたので追加でウェザリングをすることにしました。

まずは機種部分の機銃。

エアブラシで煤汚れの表現。左がウェザリング前、右がウエザリング後です。同じように胴体に収納されたミサイルの発射後も煤汚れっぽく表現してみました。


ついでに機体の各所にも、エアブラシでほんのり煤汚れを描いて塗装は終了。

続いてお尻のスラスター部分。

お得意のの「こすって銀さん」でスラスター中央部を磨いて金属感をアップ。よ~し、これで完成だ。

とおもったんですが、よく考えたら、これ、展示するんだったよなぁ。と思いなおして、やおら台座の制作に入ります。

用意したのは百均で買ったA4位のメッセージボードと、そこにはまるように切り出した3mmのスチレンボード。スチレンボードには塗料を塗る前に缶のサーフェイサーを吹き付けておきました。

スチレンボードにはあらかじめ固めのシャープペンでラインを引いておきました。これがスジボリの代わりになります。

まずは、サフを拭いたベースの上からグレー2色でざっと塗装。
 
その上にマスキングして白を塗装。実はこの白、コア・ファイターに使った余りだったりします。 

で、マスキングを剥がせばベースの完成。この後、ウォッシングの要領でエナメルのフラットブラックをざっとひと塗りしておきました。

フレームのほうはコア・ファイターの赤部分に使ったシャドウ色を布につけて着色。乾燥後、エナメル溶剤を含ませた布で拭いて艶出しをしておきます。そして、ここにベースをはめ込めば……、

展示ベースの完成。手間いらず製作法ですが、結構効果は大きい。とりあえず完成写真のテストとして模型を乗せて写真を撮ってみました。

おお、中々よろしい。という事で、後はギャラリーでお楽しみ下さい。

さて、こんなところでバンダイU.C.HARD GRAPH 1/35「FF-X7 コア・ファイター」は完成。プロポーションなどの好みは置いといて、作りやすさと充実度を両立させた好キットでした。これならあと2~3機作っても良いかな。後は個人の思い入れで“どこまで手を加えるか”で仕上がりが大きく違ってくるタイプのキットです。

てなところで今回はここまで。次回は何を作ろうかなッ! ってとこで、お後がよろしいようで。

(C)創通・サンライズ


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