~取材後の印象~

去る2010年7月25日、幕張メッセにて行われた「Wonder Festival 2010 [夏]」が無事終了した。当サイトでもメカ物をメインに速報レポートをお送りしたが、いかがだっただろう。他所でも沢山のフォトレポートが上げられているが、殆んどがフィギュア中心の紹介に留められているので、中々個性的なレポートになったのではないかと思っている。

実の所、ワンフェスを筆者が訪れるのは数年ぶりであった。元来メカ好きでフィギュア類にそれほど深い興味がないのと、あまりの混雑ぶり、一時期異常ともいえる加熱を見せたコスプレなどがどうも苦手で足が遠のいていたのである。

今回、久々に自ら取材して感じたのは、「ずいぶん落ち着いたイベントになった」ということだ。それは25回を迎えるWFの歴史なのだろうし、それこそがWFが造形イベントとしてファンの間に確実に定着したことを示しているのだろ。

しかしながら一方で、少し前から各方面で語られるように、イベント発足当初のような「アマチュアのパワー」が失われつつある事も感じずにはいられなかった。「なんだかわからないが自分の情熱のほとばしるままに作ったキットを人目にさらし、あまつさえ販売さえしてしまう」といった勢い=アマチュアリズムを感じさせる出展物はずっと少なくなってきている。それに比例するように各ディーラーの造形力は格段に進歩し、キットの精度も向上してきているというのも、何かを示唆しているようで興味深く、少々寂しい気もした。WF発足当初のような、「アイテム名など知らないが絶対欲しくなってしまうもの」や「決して上手くはないけれど熱意にやられてしまうもの」といった出展物が、今後増えていくことを期待してやまない。
当サイトの速報では、そんな「熱意」や「気迫」を感じたものをなるべく多く紹介したつもりである。読者諸兄の感想などいただければ幸いだ。

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TEXT/編集部 大津 匠


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