線香亭無暗のやたら模型制作室
はい、皆さんこんにちは。
先日、都内某所で仕事の打ち合わせ中、話は震災で大幅に狂ったスケジュールの話になり、『やっぱりこういう状況だからねぇ……』的な緊迫したムードの中、新人ディレクターのT君が突然『ああっ! 大変だぁ!!』と叫びました。なんだなんだ、どうしたどうしたと色めき立つ一同。T君がぽつりと言ったのは『昨日一度も嘘つかなかった……』。そうです、その打ち合わせが行われたのは4月2日。思いっきり張り倒したい衝動に駆られるとともに、こういうやつがいるから日本は明るいなと思いました。ちなみにT君はその後、上司から思いっきり張り倒されてましたけどね。
さて、そんなこんなで今回はバンダイU.C.HARD GRAPH 1/35「FF-X7 コア・ファイター」 2回目。張り切ってまいりましょう。

まず前回までの成果はこちら。

コクピット周りを塗ってみたところ。フィギュアも“発信前のグー! ポーズ”に改造済みです。
では今回は、このフィギュアの塗装から始めましょう。

始めましょうったって、まずは塗るだけだけど。

大まかに塗った所。スーツの白い部分は極明るいグレー、各部のグレーはそれにEx-ブラックを混ぜたもの。ブーツとグローブはブルーグレーをベースに純色シアンと黒を混ぜたもの。ヘルメットの白と赤はEx-ホワイトブライトレッドそのまま。全てガイアカラーの筆塗りです。こういったサイズのフィギュアを筆塗りする場合は絵を描くときのようにパレット上で混色してしまうので正確な配分は“目感”。若干汚いですが、ここから各部の手直しをしながらスミイレや汚しを行っていくと、それなりに見えるようになります。

バイザーの処理はハイキューパーツのオーロラデカールで。パーツのバイザー面に沿って切り出したマスキングテープを元に切り取ったオーロラデカールを張り込みます。宇宙では何も遮るものがないので、太陽の光は豪い勢いです。まともに見たら目がやられちゃう。そこで、こういった“高い遮光性”を示す表現をしたいのですね。実際に使われている宇宙服のバイザーにも同じような処理がしてあります。

コクピットのフレームに組み込んでみたところ。コクピットが収まるフレームはガンメタルを塗った後フラットクリアーでコートしてあります。懸案だったシートベルトは半田吸い取り用のリボンを使用。いや、たまたま手元にあったもんで。形もつけやすいので結構便利です。

フィギュアの塗りついでに、他のも塗っちゃおうかな。いや、久しぶりに1/35フィギュア塗ってたら楽しくなってきちゃった。という事でセイラさんの下塗り。

ガイアカラーのにサンシャインイエローをベースに橙黄色を足したものをエアブラシ塗装。立ち姿のアムロ君のほうはニュートラルグレーIで塗装しておきます。ちなみにキットに付属のホルスターは大分大きめな感じがしたので、女性には似合わないかということで、セイラさんの分はプラバンからの作り起し。アムロ君のほうはキットパーツを若干短くして使っています。さて、ここからが問題。

1/35に限らず、顔の塗装は中々難しいもの。実は私もあんまり得意ではありません。そこで用意したのがAndrea Coiorの「Flesh Paint Set」というもの。実はある方から『いらないからあげる』って貰っておいて、ず~っと出番が無かったもの。種類としてはファレフォなんかと同じ水性アクリル塗料です。

パッケージには“The eazy way to paint skin”と書いてあります。ホントだろうな! ということで早速アムロ君の顔を塗ってみましょう。

このカラーセットは「明/暗のベース色」2色と同じく「明/暗のシャドウ色」「明/暗のハイライト色」の計6色で構成されています。まずは明るいほうのベース色を塗った後、明るいほうのシャドウ色を置いてみます。

置いたシャドウ色が生乾きぐらいのうちに専用溶剤を含ませた筆で馴染ませておき、ハイライト色を乗せ、同じように生乾きのうちに馴染ませます。顔の形状が若干アニメ調なので陰影が出にくい……。なんだかあんまり上手くいっていないような気もするけど、それは自分の腕のせいです。この塗料、使い方しだいでもっと上手く塗れそう。修行します。

セイラさんはアムロよりも明るいトーンで同じように塗ってみました。胴体の色分けは着座姿勢のフィギュアと同様に筆塗りです。

キットの水転写デカールにはこのフィギュア用の目が用意されています。左右がくっついているので、このままだと上手く収まってくれません。デカールの余白を切る時に左右切り離してマークセッターを使って張り込みました。後はエナメルのジャーマングレーを使ってスミイレ、かるーくドライブラシなどかけてアムロ君の完成です。


続いてセイラさん。こちらはエナメルのクリアーオレンジでスミイレ。

二人のヘルメットがピカピカなのは結構重要な機能が備わっていそうなので、これだけはちゃんとメンテナンスがしてあるんじゃないかというオレ設定から。

そしてお次はデッキクルー。これは少し趣向を変えてエアブラシベースで塗ってみようかと思います。ざっと手順を説明しましょう。

まずはニュートラルグレーⅡを吹いておいてシャドウ部分にニュートラルグレーⅢを重ねていきます。

塗料が乾いたらベストやヘルメット部分にピュアホワイトを吹いていきます。ここ、ピュアホワイトだという所がポイント。アルティメットホワイトなどを使うと、ただ真っ白になっちゃいますが、ピュアホワイトなら若干透けてくれるので自然とシャドウがかかります。

ホワイトが乾いたら白を残したい部分をマスキングして蛍光グリーンを塗装。この後、蛍光グリーンを残したい部分をマスキングして、ベストやヘルメットの塗り分け部分などをライトグリーン に白を足したもので塗ります。顔部分は上記の記事を参考にしてくださいね。それでもって各部の細かい塗り分けを筆塗りで入れたら、スミイレ、ドライブラシで完成!

アニメ調じゃない分、こっちの方が塗りやすい。やっぱり塗装は慣れなんですね。

うん、なんかちょっと満足……。っていってる場合じゃない!! 本体のほうがお留守になってるじゃないか!!! 前回の記事で『次回は本体にかかります』とかいっといて、それはないだろう。ということで慌てて本体に取り掛かります。まずは改修箇所から。

基本的によくできているキットなので大幅に直す所はありません。基本的な形状が気に入らないとか、“オレのコア・ファイターはこんなじゃない”というのでなければ小改造で良いのではないかと思います。まずはちょっと気になった部分から。

主翼の端っこのほう。

この翼端灯部分をクリアパーツ化したいと思います。こういった改造もエアモデルではおなじみです。シルバーに塗って上からクリアーカラーを塗ってもいいんですが、まあ、ちょっとした遊び心という事で。

まずはレンズ部分を潔く削り取ります。このときに左右いっぺんに作業してしまうと元の形状がわからなくなったりしますので片一方ずつ作業しましょうね。

ここにクリアパーツのランナーを削って貼り付けます。これはガンダムMk.Ⅱ Ver.2.0のクリア外装のランナー。ビバ・エコモデリング! まあ、クリアーなら何でもいいんですけど。

接着面は平たく大体の形状に切り出したランナーを瞬着の点付けで接着します。

後はヤスリで削って成型。最終的には1500番位で仕上げます。実は削っているうちに形状が気になって、より空気抵抗の少ないような形状に変更しました。航空機のレンズカバーは車のウインカーよりずっとシビアに作られていてもいいはずなので。こういうところって、実際に模型を手にして始めてわかることだったりするんですね。それを修正するのも模型の楽しみのひとつです。

つづいてオプションで取り付けるようになっているステップ部分。

説明書では穴を空けて取り付けるよう指示されていますが、それだけだと穴が開きっぱなしになっちゃう。

そこで穴を空けた後、裏側から0.3mmプラバンの細切りを貼りました。まあ、改造といえるほどのもんじゃないんですけどね。

でもって、塗れそうな所は先に塗ってしまいます。

メインスラスターはスターブライトシルバーとガンメタルのグラデーションで塗装。溶剤にはメタリックマスターを使っています。

脚類はスターブライトシルバーで全体を塗った後、一部をマスキング、インテリアカラーに白を足したもので塗装。細めのリード線でブレーキホースを追加した後、ハセガワTFシート ジュラルミンを細切りしたものを要所に巻きつけてアクセントとしました。本当はブレーキホースの通るガイドが付いているはずなんですが、そこはそれ、試作機っぽい感じを出そうかと。

さて、そんな感じで今回はここまで。あんまり本体に手が入ってなくて申し訳ない。でも実はもう塗り始めちゃったりしてます。


次回からは本体の塗装に入ります。とか言っといてまた余計な作業しちゃったらどうしよう……。
というような不安も抱えつつ、次回も、乞御期待!!

(C)創通・サンライズ

詳しくはバンダイホビーサイトへ
<前の記事へ ◆ 後の記事へ>


Leave a Reply

CAPTCHA


This blog is kept spam free by WP-SpamFree.