線香亭無暗のやたら模型制作室
はい、皆さんこんにちは。
MPJのニュースにもあるように、東北地方太平洋沖地震が各地に甚大な被害を出しています。被害に遭われた方、被害に遭われたご家族や友人、知人をお持ちの方の心中は察しても察しきれません。心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く日常の生活を取り戻されることを心よりお祈り申し上げます。

で、まあ、こんな時に模型を作っている場合じゃないのではないか? とも思いましたが、Twitterで「今、娘がNHK教育の番組を見て一緒に踊っている。地震の前と同じ光景に涙が出る」というつぶやきを読んだりして、今やるべきことは“一日も早く日常を取り戻すこと”なんじゃないかと思いなおしました。今だ遣りきれないニュースが続きますが、ほんの一時でも慰めになればと思っています。そんな訳で「線香亭無暗のやたら模型制作室」は通常どうりに更新させていただきます。まあ、いつもどうりとはいきませんが、やると決まれば張り切って参りましょう。

さて、我が家は東京23区内にあるので生活に困窮をきたすような事態(貧乏は別ね)にはならずに済んでおりますが、飾っておいたPGガンダムは棚から落下し見事に大破。後は塗料ビンを入れていた棚が崩れて作業机の上に散乱したくらいで済んでヨカッタヨカッタ、と思っていたら大間違い。どうやら倒れたビンが割れていて、今回の作例に使用する予定だった製作中のスクラッチパーツが漬かった様子。むーん……すぐにケアしとけばよかったんですけど、あちこちに連絡したり、状況を確認したりしている間にすっかりカチカチに乾いちゃった。まあいい。また作り直せば済むことだ。

幸いラピエール本体は別の箱に入れてあったんで無事です。

さて、じゃあ塗料浸けになる前に撮ってあったパーツの写真。

これは何かというと両肩の「フラップ・スラスター」を左右単独で稼動させようと思って作ったパーツ。


そしてこれは背中の「RAF-04/スポッター」の翼を大型化&折畳みにしようとしようとしていたパーツ。

こんなふうに引き出し式で折りたたみできるようになる予定でした。

が、こんなになっちゃったんで、これは完全に作り直しだな。



可動部は市販のポリパーツをプラバンの箱組みで囲うようにしました。
こういう元からあるパーツと組み合わせて使う自作パーツを作る場合は各寸法をしっかりと決めておくことが大切です。そこで、普段はあまりやらない図面などを引いてみます。

あれ、白くて見えない。クリックして拡大していただくと見えるようになります。まあ、人に渡すわけではないので結構いいかげんな図面です。右下の部分は肩口のスラスターに付ける土台部分。2パターン作って動作のよさそうなほうを採用します。その左側はお尻に付ける大型スラスターの設計図。この他、前に出てきたパーツも一通り図面を起こしています。じゃあ、この図面を使った自作パーツの簡単な作り方。

まずプリントアウトした設計図の裏にスプレーボンドを吹いて、適当な大きさに切ったプラバンに貼り付けます。スプレーボンドとはグラフィックデザインなどに使うスプレー式のゴム糊で、画材店などで入手することができます。

実はこのプラバン、瞬着の点付けで2枚重ねにしてあります。こうすれば同じパーツが2組できるので左右のバランスなどで悩むことが少なくなるんですね。

後は貼り付けた図面に沿って、慎重に切り取り、組み立てれば完成。切断にはカッターなどを使いますが、最近お気に入りのシモムラアレック『ハイパーカットソー』などを使うと大変精度がよろしい。
さあ、ここからはダメージを受けたパーツの修復作業。簡単にできそうなところから手をつけていきます。もう“切る切る切る”“削る削る削る”“接着する接着する接着する”の連続で、まず出来上がったのがこれ。

これだけだと『なんのこっちゃ』という感じですが。まあ、ご覧あれ。

これ、元々両肩に付いているフラップ・スラスターを単独で稼動させようという装置。このラピエールは狙撃用FAとして開発されているという設定なので、射撃時の姿勢制御を、よりデリケートに維持するためにこんな機能があったらいいんじゃないの? という工夫です。スラスターが単独稼動すれば肩を動かしても姿勢制御がしやすいはずなので。


取り付けは上の写真の中央に見えるフレームの部分に、プラバンで作ったパーツをかぶせるように差し込みます。

たたんだ状態からビヨーンと稼動します。各部のアームは作業途中。もう少し見栄えが良くなるように考えています。アーム部中央のグレーの関節パーツはジャンク箱の中から見つけてきたもの。多分WAVE製のジョイントパーツだったと思います。実はここも塗料漬けの刑にあってしまい、最初はM.S.Gのダブルジョイントを使ってたんですが、再使用に耐えられそうもなかったので急遽差換えたもの。
なんて、コトブキヤさんのHP見てたらプラユニットP139メカニカルアームなんていうのが出てるじゃないか!! これならアーム部分を作らなくて良かったんじゃないの? と思いつつ、過ぎたことは気にしない。もうできちゃったからいいもんね。

取り付けてみたところ。一見ノーマル風味、という所がミソ。後ろから見ると目立っちゃうけど。

アップだとこんなふう。結構きっちり収まってるでしょ。

展開するとこんなふう。まだ各所のハメコミを調節してないので自由度が少ないですが、大胆に稼動できるようになる。はず。

むーん、そして今回はここまでで時間切れ。とりあえずここまでの成果をご覧頂きましょう。

まずはお尻周り。これがノーマルの写真。

現在はこんなふう。RAF-04/スポッターの支え的なパーツは邪魔っけなのでフラットな形状のパーツを自作。もちろん取り外しできます。そして、テールスラスターは今回の外観上のポイントになるパーツを制作中。


そして、RAF-04/スポッターの羽根部分。現在、極小の引き出し式可動部を泣きながら製作中。


今回までの成果、全体像がこれ。今回はちょっと短くて申し訳ない。まあ、来週までには何とかしよう!

てなわけで今回はここまで。色々ありますが次回はいよいよコトブキヤFA ラピエール完成編。皆さん楽しみにお待ち下さいね。
それでは次回も元気を出して、乞御期待!!

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