昨年12月12日、有明の東京ビッグサイトにて行われた「トレジャーフェスタin有明4」内で開催された「塗料・塗装講座」。今回はいよいよ最終回を迎える。ガイアノーツ矢澤乃慶氏、フィギュアフィニッシャー/模型ライターのクボワタル氏、フリーライター/模型製品プランナーのヤマザキ軍曹殿、MPJメインモデラー線香亭無暗氏によって繰り広げられたイベントは2時間半に及ぶ長丁場となった。MPJでも4回に分けてお送りしたわけだが、ここまでお付き合いいただいた読者の方々に心より御礼申し上げる。
今回は塗装におけるちょっとした小技から大技、果ては模型に対する姿勢や考え方まで、幅広い内容となった。当日の雰囲気を少しでもお楽しみいただければ幸いだ。
 

Q.ガイアノーツのマスキングコートをどれ位の厚さで塗ったら良いのかわかりません。目安や注意点があれば教えてください。

線香亭無暗氏(以下 無)「これは私も使ったことがないので教えてくださいって感じですが」
ヤマザキ軍曹殿(以下 ヤ)「オレもそうだなぁ」
ガイアノーツ矢澤氏(以下 ガ)「1回のコートでもしっかり塗ってあれば塗料は付かないんですが、あんまり薄いと剥がす時に非常に剥がしにくくなってしまうので、マスキングコートが半乾きの時にもう1回塗っていただくくらいが丁度良いのかなと思います」 
 

Q.“シルバーの下地にクリアーイエローで金色”というような塗装法がありますが、他の金属色とクリアーカラーでできる表現はありますか?

「いわゆる“キャンディー塗装”っていうやつですけれども、よくあるのがシルバーやゴールドの上にクリアーイエローとクリアーオレンジで金色。それ以外に面白い表現ってありますか」
「シルバー下地にガイアさんの純色をラインでビューっと順番に重ねていったら虹色塗装ができましたよ」
クボワタル氏(以下 ク)「重ねるときには純色は良いですよね。黄色に赤を乗せるとカッパーっぽい色ができるし、その辺は工夫しながらやっていただけると、何でもできるっちゃあ何でもできる」
「確かにそうだよねぇ」
「虹色塗装っていう話が出ましたけど、なにげに難しいですよね。やる機会もないと思いますけど(笑)」
「多分、どこにも使えないでしょうね(笑)。いや、どうなるんだろうなぁと思って」
「とりあえず試してみた、と(笑)。でもそれは大事ですよね」
「私は刀を塗装する時に、シルバーの上に黒をクリアーでうんと薄めたスモークを吹いて刀の峰を作ってみたり、鉄砲のガンメタルを作ってみたりとかっていうことはあります。銀色は素直な色なんで、上に乗った色が透けるだけですから、何でもできるんじゃないですか?」
「まあ、オススメはシルバーの下地にプレミアムレッドかな」
「眼の前にある作例ですね。プレミアムレッドってちょっと変わっていて“透明性の顔料”なんですよね。だから上からクリアーをかけても大丈夫という」
「これ面白い塗料だよね。これ(作例を指して)はフラット入ってるけどね」
「じゃあオレもプレミアムレッドで塗ったヤツ出してきましょうか(MPJ ライデン作例を取り出す)。これはピンク下地でプレミアムレッドを塗ったもの」
「ああ、良い赤ですね」
「このときは色々実験したんですが、白やシルバー下地だとちょっと朱色に上がるんです。赤っていう感じにするにはピンク下地がいちばん良かった。キャンディーレッドにしたいなら金色下地かな」
「プレミアムレッドって限定なの?」
「いいえ、スポットですね。輸入顔料なんで」
「これは替えの利かないタイプの塗料なんで、オススメですよ。ある時に買っておいたほうがいいです」 
 

Q.メッキシルバーのような金属塗料は出せませんか?

「メッキシルバーとなると結構難しいので、うちとしてはメタリックマスターとメタリック塗料の組み合わせで挑戦して欲しいというところですね。メッキのような質感の塗料に惹かれるというのもわかるんですが、メタリックマスターとメタリック塗料のほうが塗膜が強い。まあ、これも何かいいものが出てくればやりたいなぁとは思っています」
「メタリックマスターでひとつなんだけど、効果を出したいときは、薄める濃度が2倍以上だと金属感が出ないんだよね」
「あれは乾燥した時に効果が出てきますよね。塗っている時はそんなにわからなくても」
「そうだね。塗料皿の中で希釈した時に中で金属の粒子が動くんだよね。ブワーって踊るの。この“踊り”を確認しないとだめ」
「踊りの確認(笑)。お好み焼きの削節みたいですね(笑)」
「そうそう、なんだったらこうやって自分も踊ってみるくらいの(笑)」
「なんか呪いをかけてるみたいな(笑)」
「それが出ている状態が丁度いい。その時に“それいけ!!”って感じで塗る。なんだかわかりやすいんだかわかりにくいんだか、よくわからない説明だけど(笑)。薄すぎても濃すぎても、いい感じの金属感が出ない。丁度いいところを見るのに、その“踊り”を確認するわけ」
「なるほど、“踊りの確認”ですね」
「大体1:1か塗料1で溶剤1.5かってところですよね」
「そうそう、1:2が限界なんだよね」 
 

Q.フィギュアのリペイントや塗料を落とす時に『ツールウォッシュ』を使っているんですが、それ以外に良い方法はありませんか?

「これはたぶん“完成品フィギュアを塗りなおしたい”という事だと思うんですけど」
「なんだか前に進んでるんだかどうなんだか、良くわかんない話だね(笑)」
「いや、その塗りに満足できないとか、2Pカラーを作ってみたいとか、需要はあるんだと思うんですよ」
「ああ、なるほど」
「魔改造をしたいとか」
「私は基本的に……」
「うわ、スルーだ」
一同 笑
「私はリペイントってあんまりしたことないんですけど、素材がABSの場合と塩ビの場合で大きく違って、塩ビっていうのは結構溶剤に強いんで、私は使ったことがないんですけど、イソプロピルアルコール、薬局で売ってるらしいんですが、それを使うとよく剥がれると聞いたことがあります。ただそれを間違ってPVCに使うとグズグズに溶けちゃうんで要注意です。これ、実は鉄道模型のリペイントをする方のサイトを見てると頻繁に出てくるんですよね。鉄道模型って、基本的に全部ABSなんで『プラは侵さないけど塗料だけは剥がしてくれる』っていうんで、かなり重宝しているようです。それでも失敗して板がヨレヨレになっちゃったり、穴が開いちゃったりすることもあるみたいですね。“ドブ浸けにして3日間待つ”みたいな世界なんで、絶対にテストは必要ですよね」
「とりあえずリペイントしようと思ったらフィギュアを2個買え、と」
「それもありますね。あと基本は“紙やすりで削り取る”っていうのがいちばん確実です。すっごい時間はかかるんですけど」 
 

Q.マスキングで、細かい部分などに使えるよい方法があれば教えてください。

「出た! マスキングマスター出番です!!」
「クボさんにうってつけのような質問ですが(笑)」
「さっきも(トレフェスin有明4 イベント アフターレポート3参照)ちょろっと出てましたけど、私は1mmくらいの幅でマスキングテープを切り出して使うんですよ。太いマスキングテープをカッターマットに貼り付けて大体1mmくらいかなぁってところでデザインナイフでカットしていくと細切りができます」
「そういうのって、計ってみるとホントに1mmだったりするんだよね、慣れてると」
「そうですねぇ。ええと、フィギュアっていうのは全部が曲線なんで、マスキングテープの幅が5mmとかあるとなじみにくい。浮いてきちゃうんで、この細切りで輪郭というか、一番端の部分を貼っていくとカーブにあわせて馴染んでくれる。そのあとで太目のマスキングテープで中のマスクしたい所を埋めていくという方法を取ってます。あと細かい所、例えば、フィギュアの場合だと後頭部の生際がギザギザになってたり、水着の奥まった所とかがあるんですけど、そういうところは、まずマスキングテープを三角形に切り出すんですよ。3mm四方くらいの三角形をどんどん重ねていってエッジを埋める。これだとかなり細かい所までマスキングできる。ただこの方法だと直線で貼るように一発でマスキングできるわけではないので、ちょっとだけ貼りもれがあって隙間があいていて、あとで泣くようなこともある。だからさっき話題になったマスキングゾルなんかを上からチョチョッとコートしてあげると安心です」
「たしかに三角形でってことであれば、思ったよりも簡単にいけそうな気はしますね」
「“思ったより”じゃなくてスゲェ簡単にいくよ。三角形でいろんな形を作れちゃうんでね。同じように丸もそうで、小さいものをいくつか重ねて、というよりも何個かに分けてマスキングするっていう発想は大事だよね」
「この質問をいただいた方もそうだと思うんですけど、やっぱりマスキングが好きな人ってあんまりいないと思うんですよ」
「私も大嫌いですよ(笑)」
「えぇ~?? うそだぁ~(笑)」
「今のからするとねぇ~(笑)」
「マスキングって悩んでいるよりも“やってたら終わってた”ってことが多いですよね(笑)」
「フィギュアの塗装ってマスキングしている時間が9割5分で、実際吹いてるのは残りの時間なんで、一日中マスキングしているうちにどんどん完成していくって感じですね」
「あと方法として、モールドのところまでビッチリ塗るんじゃなくて、モールドのところは少し残しておいて、後はスミイレでごまかすとかね」
「確かに段差の所のマスキングとか、厚みの関係で上手くいかないところもありますもんね」
「例えば赤のツートーンで塗る時に、全体を薄い赤で塗っておいて、マスキングして濃い赤を塗るようなやり方があるじゃないですか。そういうふうに塗る順番を考えるっていうのが大事ですよね。ふつうは薄い色から順に塗るんですけれども、それだけじゃなくて、状況によってはそれを逆転させるとか」
「はあ、なるほど」
「私がやるのは、白い服を着ててもなんでも、肌色は先に塗るんです。そうするとマスキングが圧倒的にやりやすい。それと、服を塗っちゃった後に肌色が気に食わなかったりすると物凄く面倒くさいことになるけど、肌色が先なら、まだそこで“ドボン(=溶剤に浸けて塗装を落とす)”っていうことができるんで」
「わかりました」 
 

Q.ガイアカラーは今現在どれ位の種類があるの? どこまで増やす予定なの?

「なんだかんだで、もう100種類くらいになるかと思うんですが……。まあ、100までは出したいですね。先ほども軍曹殿から言われたんですけれども、ミリタリー系の色っていうのが弱いので、そういったところを充実させていきたと思っています」
「ガイアさんの塗料の特性でいうと、ミリタリー系のほうが作り難いかもしれませんね。基本的に発色がドンと出ちゃうんで」
一同 「あ~」
「でもガイアカラーは隠蔽力が高いから、迷彩塗るときとか楽なんだよねぇ。迷彩って明るい色から塗ったら良いのか、濃い色からのほうが良いのかっていうのがあるけど、そんなの全然関係ないから。どっちから塗っても結構良い色が出るんで。だからマスキングしないでハンドピースで塗っていって、はみ出したり失敗したりしたら下地の色で修正しちゃえばいいやって。(フリーハンドで)描くように使えるんで、非常に重宝してるよ」 
 

Q.フィギュアの瞳はどのように描けばきれいにできますか?

「じゃあクボさん」
「えぇ~~、できれば私も教えていただきたいんですけど(笑)」
一同 笑
「実は“筆塗り下手だ”って言いましたけど、瞳をかくのはもっと苦手で」
「オレは描けないから作らない!」
「でもね、知り合いでフィギュア作る方、ディラーさんや何かの方で『オレ瞳描くの得意だからまかしとけ!!』って人は一人もいませんから。みんなコンプレックスを持ってると思いますよ」
「でも、皆さん上手いですよねぇ」
「まあ、都市伝説を含めて色々やり方はあるんですよ。“風呂に入って禊を済ませてから塗る”とかね(笑)。“息を30秒止められるようにしておく”とか」
「“何かが降りてくるのを待つ”とか(笑)」
「それはあるかもしれないですね。今日は向いてない日とか(笑)」
「あとは“ビール1本飲んでちょっと浮かれ気分になった時のほうが筆のすべりがいい”とかね(笑)」
「それは明らかに気のせいだと思うよ(笑)」
「『まあ、これでいいや』みたいな(笑)」
「結局、瞳をうまく描くコツって、そんなもんなんですよ。でも、そこまで持っていくにはちゃんと努力はしますよ。例えば塗料はハンブロールのエナメル塗料を使う。すごく伸びが良いんですけど発色が地味で、乾くのに物凄く時間がかかる。あと、さっきも言ったように、筆は3体塗ったら取り替えちゃうぐらいナーバスに使います。細かい所では左目を描くときには(自分とフィギュアの顔が向き合うように)顔を正面に向けて、反対側の目を描くときには(フィギュアの天地を逆に)ひっくり返すと塗りやすいとか」
「それは、手のストロークの関係になるんですかね」
「ええ。あと、最初のほうに紙パレットを紹介しましたけれども、本番の前に、必ずこの上でスッスッと練習して『ああ、今日は太くしか引けないから自信ないなぁ』とか。そんなふうに練習したりもします」
「確かに“目感と手感の悪い日”っていうのはありますね。細かい作業に向かない日、みたいな」
「そんなふうに上手くいきそうもなかったら、その日は寝ちゃう」
「オレは酒が入んないとスピードが遅くなる。特にワインが入らないと(笑)」
「それって身を削って作ってますね(笑)。私は酒飲んだときは模型に触らないようにしてるんで」
「偉いなぁ、それ」
「酒飲んで模型作って、朝起きてギョッとした事ありません?」
「いや、大体酒入って作ったほうが仕上がりが良い」
「じゃあ今度やってみようかな」
「いつも飲みっぱなしじゃないですか(笑)」
「えぇーっ! 俺でオチかよっ!(笑)」
一同 爆笑 
 

Q,溶剤の匂いがきついです。何とかなりませんか?

「うちで出しているモデレートっていう溶剤は多少匂いを押さえてあるんですが、逆に全く匂いがないと、使用している間に気がつかずに大量に吸い込んでしまうことがあるといけませんので、多少ストレスを感じられるくらいが良いのではと考えています。たとえ匂いを弱くしても、溶剤自体が弱くなるわけではありませんから」
「これは、エアブラシのときは特にそうですが、皆さん塗装中は必ずマスクをしてくださいね。たしかに溶剤成分に強い人と弱い人っているんですよ。でも強いからって何一つ害がないわけじゃない。ミストだって空中に飛ぶわけだし」
「マスクももちろんですが、家の中の環境を考えると、換気ブースはできれば入れたほうが良いですね」
「金属を配合したパールとか2液混合のウレタン塗料とか、絶対マスクしてくださいね。というか模型にウレタン塗料なんか使わなくていい。“使わないで下さい”っていいたい」
「ウレタン塗料を吸ってしまうと、肺の中で固まって一生取れなくなりますからね」
「なんかコワ~イ話になっちゃいましたね。ウレタンのクリアーって本来木工製品の仕上げなんかに使われる塗料ですから、皮膜が厚くなりがちなんで、スケールモデルなんかには向かない。大体、研ぎだしするのが大変ですから」
「硬すぎてね」
「だったら普通のラッカーのクリアーをちゃんと塗ったほうがいい」
「一度だけ、プラグスーツ塗る時に使ったかな」
「俺は自分のギター作った時に使った」
「オレはサーフボード塗る時にしか使ったことない」
「みなさん使ってるんですね、とりあえずは」
「使ってるからこそ“危ない”って話をしてるんじゃん!」
「しかも、三者三様使ってる所が違うっていうのがいいですね(笑)」
「でも模型には使わない(笑)」 
 

Q.ゲストの皆さんが、今の仕事に就くきっかけになったことを教えてください。

「来たよー!」
「じゃあクボさんから」
「私は模型専業ではないので、結局、趣味の延長線で、ネットで作品を発表しているうちにメーカーさんや、いろいろな人の繋がりの中で声をかけていただくようになって、雑誌の編集部なんかともつながりができて、こういうふうにやるようになったって感じです。まあ、二束の草鞋っていうわけでもなくて、完全に趣味の延長線上でやらしていただいております(笑)」
「オレはねぇ、昔『大船ラーク』ってお店があって、そこにアルバイトで入って。実はそのラークって会社は今のWAVEの前身なんですね。そこで、会社の偉い人に捕まって、そのままガレージキット業界になだれ込んで行ったと。そこで原型を作ったり、いろんな企画を立ち上げたりして、ガレージキットでやってきました。あとは雑誌関係の仕事とか色々やってきたんで、今ここにいられる。かなぁ~?」
「『かなぁ~?』ですか(笑)。ええと、私は今を去ること数十年前、美術学校生だった時、MacもPhotoshopも一般的ではなかった頃に模型誌用の画像合成のアルバイトがあって、なぜか現場に行って模型を作ってしまったっていうのが始まりです」 
 

Q.『黒立ち上げのMAX塗り』のような塗装法についてどのように考えていますか?

「何かありますか?」
「私は金色を塗る下地にしか使ったことがないので」
「オレはいいなぁとは思っているんだけど、結構難しい。黒から立ち上げていくと絶対黒に引っ張られるんだよね。その上からウォッシングなんかすると、なおさら黒くなっちゃうんで、実は、あれは非常に高等テクニックなんだよね」
「フィギュアの場合は、男性フィギュアやおじさんのフィギュアだったらやれるかもしれないけど、女の子のフィギュアでそれをやっちゃったら、肌色はくすんじゃうし、清潔感がなくなっちゃうんでやらないですね」
「私は、まあ、個人的にいうんであればリアリティとしては“ないな”と思う。20mの物体を1/100に見える大きさで見た時に、ああいうふうに見えたら、実物はどんな塗装なんだ? と思います。ただ、今のCGっぽい塗り方をされたアニメ作品なんかの再現としては“アリ”だとは思いますね」
「見栄えはいいですよね」
「“オブジェクト”としての見栄えはいいと思う。ただリアリティはないな、と」
「あと、やっぱり難しい。一般的には中々できない」
「職業モデラーをやってると締め切りがあるので、『そういうことやってらんないよ』っていうのもある。なるべく短い時間で仕上げたいという“厭な根性”です(笑)」
「ぶっちゃけ、サフレスでフィギュアを塗るっていうのは、下地処理が面倒くさいからそうしてるんで(笑)」
「(笑)でも、そういう“面倒くさい所をそぎ落としていく”っていうのも大事だよね」
「面倒くさいのでサフは吹かないでプライマーだけにしたら肌色が良くなったんで、“こりゃいけるわ”って」
「模型って面倒くさいことを省いていくと結構上手くなったりするんだよね。それで数がこなせるようになると、なおさら上手くなったり」
「確かに普通に模型を作られる方でも“余計な手間だな”ってことをやっちゃってることは多いように見えますね。サフを吹くのが無駄なことだとは言わないけど、成型色と同じような色を塗るのに、いったん全部白くする必要あるの? とか」
「うんうん、オレらの世代って、サーフェイサーなんて使わなかったよね」
「塗ってませんね」
「“パテでグッチョグッチョの色になっちゃったから、しょうがなくニッペの自動車版金用のサフ吹くか”みたいな。あの分厚いヤツ」
「それで、たまにプラモデルが溶けちゃったりする」
「そうそう」
「昔のレジンキットは気泡ボッコボコだし表面も波打ってるし、サーフェイサー吹かないとできなかったんだけど、今はかなりきれいにできてるんでね。最低限のことをやればいい」
「でも中にはいますよ。サーフェイサー吹かないと色が乗らないって言う人」
「いますねぇ」
「ガイアさんのサーフェイサーは薄くていいですよね」
「ああ、そうそう」
「でも軍曹殿はあんまりサーフェイサー吹きませんよね」
「いや、必要に応じて」
「なるべくサフは吹きたくはない、っていうのはありますね。無くてよければそれにこしたことはない」
「吹かなくてもいいのか、吹かなきゃ終わんないのかっていう二択ですよね」
「そのとおり」 
 

Q.では、最後に一言づつお願いします。

「では私から。2011年はガイアノーツ飛躍の年にしたいと思いますので、皆さん宜しくお願いいたします」
「最近、ガレージキットって作る人が減ってるんですよね。すごく限定されちゃってる。“面倒くさいので完成品でてればそれでいいや”っていう気持ちはわかるんですけれども、自分の手を動かしてみると“それ自体が楽しいこと”だとわかると思うので、是非チャレンジしてみていただきたいな、と思います」
「当面、色々と立て込んでいるので模型からは少し遠ざかると思うんですが、おいおいそういった成果を表に出していけると思うので、そのときには是非とも応援ヨロシク! お客さんも長い時間ありがとうございました」
「そして私がいいたいことはただひとつ。モデラーズ・プレス・ジャパンをよろしくお願いいたします、と。それだけでございます。よろしくお願いいたしまーす」
一同「ありがとうございましたーーー」 

4回にわたってお送りした「トレフェスin有明4 イベント アフターレポート」。いかがだっただろうか。興味深い話や、どうでもいい話など、玉石混合の楽しいイベントとなった。その場の空気を少しでも感じていただけたら幸いである。ご出演のゲストの方々、トレジャーフェスタ主催のグリフォンエンタープライズの担当者様には原稿の確認等で大変なお手間をかけたことをお詫びすると共に、心よりご協力に感謝申し上げる。
終わりに、ご出演のゲストの方々より、長時間にわたってご聴講いただいた皆様に心より御礼を申し上げるとのこと。僭越ながら皆さんに成り代わり御礼申し上げて締めくくりとさせていただく。読者の皆さんの感想やご意見などもお寄せいただければ幸いだ。


Leave a Reply

CAPTCHA


This blog is kept spam free by WP-SpamFree.