線香亭無暗のやたら模型制作室
はい、皆さんこんにちは。
東京ではようやく春めいた気候になってきて、まさに“一雨ごとに暖かくなる”感じ。とはいえ今年の花粉は激烈で、閉め切った部屋の中にいてもハナミズがたれてきます。もうこの水分量といったら一日に摂取する水分量よりも多いんじゃないかというほどで、塗装なんかするときには非常に危険です。何とか鼻炎薬でごまかしながら作業を続ける日々が続きます。ああ、早いこと花粉の季節が終わらないかなぁ……。
と、そんなことはどうでも良いので、「コトブキヤ 1/100 フレームアームズ「SA-17 ラピエール」 その2、早速まいりましょう。


前回はキットの紹介と仮組み、前腕部の合わせ目を消した所で終わってました。今回はまず脚部から。

中々どうして美しいおみ足。“女性型”FAという事を考えるとモデル系ではなく、少しガッシリとした運動部系ですな。基本的に脚部に大きな改造はしないつもりですが、基本工作はきっちりとやっておきましょう。後で見栄えが違いますからね。

分解するとこんな感じ。フトモモ部分はスティレット轟雷のデザインラインを踏襲し、ヒザから下はオリジナルの個性溢れるデザインとなっています。

まずは特徴的な足先部分から。

基本的にはこのまま。ただ、カカトパーツを足の甲のパーツではさむような構造になっているので、合わせ目消しのために足の甲のパーツを接着してしまうと、カカトの塗りわけが面倒です。

そこでカカトパーツのジョイント部を一部切り取って後ハメができるように加工。多少ぐらつきますが、塗装後に接着してしまえば問題ありません。

足の甲のパーツは接着後カカトパーツとジョイントパーツの入る隙間をデザインナイフで削り、合わせ目を消したあとにディテールを彫り直しました。


続いてスネ部分のパーツ。中々魅力的なラインなのでこのまま使用します。

ただし、スジボリを一工夫。キットのディテールの一部だけを0.3mmの太いスジボリとし、他は0.1mm程度の細いラインで彫り直します。これだけでちょっと調子が付いて、面白い仕上がりになるはず。

フトモモ部分やその他の脚パーツは面を整え、モールドをなぞっておいただけ。曲面にはスポンジヤスリが便利です。

お次は両肩の「フラップ・スラスター」。

空中での姿勢制御やホバリング性能に優れた可動式スラスターなんですが、ふたつ並べるとタチコマの井戸端会議みたいでカワイイ。

分解するとこんな感じのパーツ構成です。左右で10枚あるフラップは、取り付け位置によって微妙に形が違います。「バラしたらわかんなくなっちゃった!」という人のために、どこにどのフラップが付くのか書いておきますね。いや、自分でもバラした時に一瞬あせったもんで。

写真左から、中央の先端に付くフラップ→その次の斜めのフラップ→肩口に近いフラップ、となります。斜めのフラップは左右で形が違います。フラップ根元のでっぱりが大きいほうが肩口に来るように組み立てます。

さて、このフラップ。形は魅力的ですが、差し込むだけなので稼動させているとポロッと取れてしまうことがあります。そこで、取り付け部分の上面に細切りのプラバンを貼って外れないようにしましょう。作業は簡単。細く切った0.5mmのプラバンを同じ長さに切って接着剤で付けるだけ。「その同じ長さが難しいんだよ」という人のために小技を紹介しましょう。

大体の長さに切った1.3mm幅の細切りプラバンを、片方の端を揃えてマスキングテープに貼ります。

あとは長さを揃えて片方をカッターで切断。こんな作業の時に便利なのが方眼付きの定規。1本揃えておくと、何かと重宝します。

あとは出来上がったパーツの片端の角をデザインカッターで斜めに落として、

可動部に接着剤が入り込まないようパーツ上面に貼り付けたら完成。今月号の某誌でも似たような手法を紹介してましたね。こちらのほうが若干手抜き、というよりも方眼定規を使うと簡単にできます。

続いてお尻のスラスター。ノズルを外装パーツで挟んでから外からフィンのダボで固定する仕組み。普通に組むと真ん中に合わせ目が出てしまいます。

そこで、ここも後ハメ加工。

ノズルの左右の固定ダボをちょっとだけ残して切り取って、フィンで固定できるようにします。ここも多少のがたつきは出ますが、あとで接着してしまえば問題ありません。

逆に問題なのが外装部の先っちょ。段付きの中に合わせ目が残ってしまいます。細いヤスリやスクレイパーなどでチマチマと修正するのも手ですが、ここは潔く切り取って、作り直すことにしました。

はい、0.3mmプラバンの細切りを二段重ねて貼り付け。合わせ目消しとどっちが楽とはいえませんが、個人的にこっちの方が得意なもんで。皆さんは好みに応じて好きな手法を選んでください。

まだまだ続きますよ。
お次は背面の「RAF-04/スポッター」。無人偵察・戦闘機と主動力を兼ねた装備ですね。

まずは合わせ目をしっかり消します。

こういう曲面は意外と合わせ目が残りやすいので要注意です。そんな作業をしつつ、ちと気になった箇所があるので修正。

翼の翼断面が上下同じように処理されています。翼が浮力を得る原理は上面と下面の空気抵抗差ですから同じ形だと少々まずいことになります。

そこで、ヤスリで削ってこんな形に修正。これで下面の空気抵抗は少なく、上面は多くなるので“浮く”翼になりました。

結構削ったので、並べてみると違いがわかります。続いて機首部分のディテール。

抜き方向の関係で、機首部分の丸いディテールが楕円になってしまっています。ここはディテールアップパーツに差換えです。

ピンバイスやモーターツールなどを使って写真のような穴を空けます。一段段つきを作ったのは差換えるパーツをぴったりとなじませるため。取り付け箇所が曲面なのでそのまま付けると浮く箇所ができてしまうんです。

はい、ぴったりに収まりました。使ったのはハイキューパーツのHDリベット フラットの3.0mm。

ここまで加工したパーツを組んでみましょう。

はい、こんな感じです。塗装しないで良い人はこれで完成。塗装派の人もこれをバラして塗装すれば完成です。でも、せっかく遊べるFAシリーズ。私線香亭はこんなもんじゃ満足しません。うふ。

てなところで今回はここまで。次回は改造編。気になった所や“こんなふうだったらカッコいいよな”とか、そんな所に手を加えていきたいと思います。
それでは次回も、乞御期待!!

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