線香亭無暗のやたら模型制作室
はい皆様、今週も始まりました「線香亭無暗のやたら模型制作室」。東京では春一番も吹き、急に20度くらいの気温になったと思ったら、寒の戻とか何とかで一気に5度まで気温が下がるという、一体どうやって過ごせばいいんだ的な気候ですが、それにもめげず、ビシビシ模型を作ります。そして今回からは新ネタ! それでは張り切ってまいりましょう。 

はい今回からのお題はこれ。

コトブキヤ“フレームアームズ”シリーズ最新作、2月上旬に発売された「SA-17  ラピエール」です。
説明書に書いてあるところでは「高高度狙撃用」に特化された機体とのこと。MPJの作例でも取り上げたスティレットが航空機的な扱いだとすると、このラピエールは戦闘ヘリ的な運用をされる機体ということです。しかし、最も大きな特徴はFAシリーズ初の“女性型”であること! なにやら今後の新しい展開を予感させる楽しみなキットです。

それではランナーの様子を見ていきましょう。

まずは最も面積の多いピンクのパーツ。曲面主体のフォルムだとわかります。

続いて茶色、というかマルーンのパーツ。

ポイントカラーの白と肩口の中身をメインとしたグレーのパーツ。

これは、シリーズ共通のハンドパーツ。基本的にはコトブキヤ ノーマルハンドと同様のものです。ご覧いただければわかるようにパーツ数はかなり少なめ。慣れない方でも組立てに困ることはなさそうですね。
そして、フレームアームズといえばこれ。

フレームアーキテクト TYPE001」。最初から組立て済みで付属します。FAシリーズは今の所、全てこのフレームを基本にしているんですね。これぞフレームアームズの名前の由来。これがまた、よく動きます。

拡大して見ていただけるとわかりますが、アクションポーズからラジオ体操、正座まで、何でもござれの可動範囲の広さ。しかも前に「轟雷」や「スティレット」を作ったときより改良されているようで、肩や股関節、腰部分などが強化されています。こういう目立たない所の改良をしてくれるっていうのがメーカーの良心。ユーザーにとってはありがたいところです。

さて、そんなところで早速仮組み、

と思ってパチパチ組んでいたらまたもや良心発見。顔パーツのアイカメラが塗装済みになってるじゃありませんか。“塗装しないでも楽しめる”というコンセプトがよくわかる仕様です。

はいパチ組み完成。ものの30分ほどで組みあがりました。これがFAの良いところ。でもFAシリーズの魅力はそれだけじゃないんですね。 

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「共通のフレームと同径のジョイントを利用して手軽にオリジナルの機体ができる」というのはフレームアームズ・シリーズの大きな特徴です。組立ても簡単で、コトブキヤのM.S.Gなどを利用することもできるので、プレイバリューは大きく広がります。ただ、それだけではなく、MPJ作例の「轟雷」や「スティレット」をご覧いただいている方はおわかりかと思うんですが、きちんと仕上げると模型としての仕上がりが非常に良い。これは“間口は広く、出口は高く”という、“大勢の人々が楽しめる模型”としての要素を兼ね備えていることになります。組立てに手間がかからない分、改造や塗装に時間がかけられるというのは非常に良いこと。設定も比較的緩やかなので「これぞオレの機体」というのも作りやすい。皆さんもぜひ一度手にとって見て欲しい、現代にマッチした優れた模型だと思います。
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さて、能書きはこれくらいにして、細部を見ていきましょう。

基本的にボリュームが集中する上半身。背中には無人偵察機を背負っています。肩口のパーツは揚/推力得るためのユニット。

脚部は前回の作例「マイザーデルタ」に続いてのハイヒール仕様。何度もいうようですけど、べつにハイヒールで踏まれたいとか、そういうことじゃありませんからね。

あらかじめ塗装されているアイカメラも良い感じ。一見では気がつきませんが、各部のユニットにはスティレットと共通するディテールが盛り込まれています。

頭部の“ツインテール”はレーダー、というかセンサー? 的な役割をするユニット。ツインテール無しの“ヘアバンド”っぽいパーツも付属します。

付属武器はM.S.Gウェポンユニット09の「スナイパーライフル、薙刀」が付属します。

キットの紹介はこれくらいにして、早速気になる所に手を入れていきましょう。

まずはここ。前腕部パーツの継ぎ目。キットでは中央で分割されているので思いっきり継ぎ目が出てしまいます。せっかくのフレームアーキテクトですから、何とか取り外しがきくようにしたまま継ぎ目を消したい。

碗部はこんなパーツ構成になっています。前腕はフレームの四角い穴にダボをあわせて止めるような構造です。そこで一計を案じて外装パーツの組み付け部分を削ってしまいます。

写真左がキットのまま。右側が改修後。両側の青い丸で囲んだ部分を削り落としました。ポイントはすっかり切り落としてしまうのではなく、ほんのちょっとでっぱりを残しておくこと。かろうじてフレームにくっついているくらいが理想です。この外装パーツを接着してしまい、フレームの3mm穴を利用して取付けできるようにしたいと思います。

はい、黄色の丸で囲んだ3mm穴にジョイントを追加して付け外し自由な外装パーツに改造です。まずは上の写真のような状態で3mm穴の中心部分に印を付けておきます。

そうしたら左右のパーツを接着、接着剤が乾いた所で先ほど印を付けた部分にピンバイスで小さな穴を空けます。今回は最初に0.5mmの穴を空けておき、徐々に大き目の穴に拡大、最終的に3mmまで広げます。これ、一気にやろうとすると必ず中心がずれてしまうので、“徐々に”というのがポイントです。写真右の白いのは3mmプラ棒です。

穴の開いたパーツをフレームにかぶせておいて3mmプラ棒を差し込み、まずは外側から瞬間接着剤で止めてしまいます。

いったんフレームから外して余った3mmプラ棒を切り取り、ヤスリできれいに成型します。WAVEのヤスリスティックSOFTの320~600番でざっと仕上げたあと、スポンジヤスリで仕上げています。このときに裏側の3mmプラ棒の取り付け部分も瞬着で補強しておくとちょっと安心です。

さあ、できた。これで継ぎ目も消せたし、取り外しも可能。結構好きなんだよなぁ、こういう作業。

てなところで今週はここまで。今回の作例は久々のFAなんで、気合を入れてオリジナル機体に仕上げちゃおうかと思っています。FAファンの方もそうでない方もお楽しみに。

それでは次回も、乞御期待!!

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