線香亭無暗のやたら模型制作室
はい皆様、いかがお過ごしでしょうか。
WF2011wも無事終わり、「これで好きな模型が作れるぞっ!」という方も、「ああ、また作らなきゃいけないものを増やしてしまった……」という方もあるでしょう。人生悲喜交々。私線香亭は相も変わらず模型を作り続ける日々でございます。
さて、今回はハセガワ「YZR-8000Δ“マイザー・デルタ」2回目。張り切ってまいりましょう。
前回は仮組みを追えていよいよ本格制作に入ろうかという所で終わってました。

これをばらしちゃったのがこちら。

ここで、残りのランナーを見て「なんかずいぶん部品が余ってるなぁ~」と思ったら、そうだ可変機だったんだ。そこで一度ばらしたパーツを物凄くいい加減に組み付けて変形を確認。あまりにも適当な仮組みなんで写真はご勘弁を。完成時にはちゃんとお見せしますからね。で、その代わりって訳じゃありませんが、付属武器の写真をば。

まあ、付属武器って言うか、変形時にも重要な役割を果たす「マルチランチャー レブナント3 Ver.2.24」です。

グリップ部分は手首と一体化されたパーツが用意され、大型武器にありがちな“持たせるとポロッと”というのがありません。

こんな感じのパーツ構成。モータースラッシャー変形時には機首になります。

さて、ここからは工作。仮組みして気になった所を改修していきましょう。今回の作例では大幅な切った貼ったは行わないつもりです。その分各パーツの整面や塗装に凝ろうかと考えています。それでも、“ここは何とかしたいなぁ”というところだけ手を入れていきます。

まずはフトモモ付け根部分に付くアーマーとの接合部のボールジョイント。左側はハメコミもスムーズで可動もそれなりの保持力があったんですが、なぜか右側がユルユルで、ぴったり決まりません。もしかしたらバリの取り加減とか、そのあたりが関係しているのかもしれませんが、このままだと変形にも支障が出そうです。

極小のボールジョイントな上凹部のパーツの厚みもなく、他のカスタムパーツとの差換えは難しそうです。そこで考えた、超イージーな解決法。

はい、瞬着を楊枝の先で凹部分の中にぐるりと塗り、ハメコミをきつくするという方法。これでも十分な効果があります。やりすぎてパーツがハマらなくなったら、極小のボールビットで削ったりして辻褄を合わせましょう。

続いて後頭部にある紫のパーツの合わせ目消し。

まあ、あきらめて接着してしまって、マスキングするのも手ですが、パーツを眺め回していて気がつきました。

紫のパーツの接合部を一部切り取ってしまえば後ハメが可能です。

アップだとこんな感じ。

これなら塗装後に接着できますね。

さて、続いては最大の懸案。
背中のブースター部分の紫のパーツ。

組みつけが緩くてだらーんとしてしまうところ。

これがユニット単体。先ほどと同じように瞬着で組付けをきつくする方法も使えるんですが、それだけじゃぁ芸が無いので、ちょっと凝ったことを考えました。

ジャジャーン。左右のパーツ同士の合わせ目部分にネオジム磁石を仕込んでみました。三角形のディテールパーツが付くので、その下に磁石を埋め込んでしまえば外側からは見えません。

アップだとこんなふう。ネオジム磁石はハイキューパーツ製の2×1mmの丸型のもの。ディテールの接続穴の終端に2mmの穴を空けて埋め込みます。

接続穴が短くなった分、グレーのパーツの接続部分も短く加工するのをお忘れなく。

この加工を左右のパーツに行うんですが、このときに気をつけておかなければならないのが磁石の極性。間違えて取り付けると、永久にぴたっと収まりません。そこで、加工を終えた片方のパーツを組み付けたら、そこに反対側に使用する磁石を貼り付けてみて極性を確認します。写真では外した時にわからなくならないよう、油性マジックで赤い印を付けています。

無事左右の加工が終了。磁石の接着には高粘度の瞬間接着剤を使いました。

これで“ピタッ”と収まります。うん、気持ちいい。この加工、磁石の間に1mm弱のパーツを2枚挟んでいるわけですが、それでもちゃんとくっつきます。これは磁力の強いネオジム磁石ならではの加工です。普通の磁石だとこうはいかないので注意して下さいね。


後は気になった所のウスウス攻撃など。左が加工前、右が加工後です。スネ部分に付くパーツですね。

さあ、ここまで来たら塗装だ。
お気付きの方もいると思いますが、仮組みや各部の加工の間にせっせと整面をしていました。この手順だと仮組みまでの時間はかかるんですが、その後の作業がスムーズに進みます。

ということで今回の仕上げはどうするかを思案。前にライデンを作ったときも思ったんですが、VRメカはCGっぽい“テカッ”っとした仕上げが似合うのではと思います。理想とするのはインストにも乗っているハイエンドCGの感じ。

これを再現する方法をいくつか考えてみました。

1)「非常に強い光で撮影する」という方法
 模型をグロス塗装で仕上げておいて、強めの光で撮影すれば似たような雰囲気が出るでしょう。でもこの方法だと、普通に見た時に普通のグロス仕上げにしか見えない。
2)「パールやメタリックで仕上げる」という方法
 それなりに“テカッ”っと感はでるでしょうが、そうなると元のCGとはちょっと違う仕上がりになりそう。


む~ん、と、頭を悩ますこと1分22秒85。ちょっとひらめきました。
“じゃあ、両方の中間を行けばいいんじゃない?”
具体的にはこんなイメージです。

1)まず指定色よりも明るめのグロスで塗り
2)その上からパールを混ぜたクリアーでコート
3)最終的にグロスのクリアーでフィニッシュ


おお、これならいけそうな気がする。という事で今度は塗装手順の確認です。

このマイザーデルタ。基本的にはピンク、パープル、ブルー、ホワイトに関節部のグレーという配色です。グレーは後から塗るとして、各装甲パーツの塗り分けをどうするか? 下地に白サフを吹いて……、なんてまどろっこしいことはしません。どうせ白を塗るんだから、それを下地にしてしまいましょう。その上でマスキング→各部の塗り分け→グレー→パールコート→クリアーコート、って手順でよくなイカ?
とはいえ、最初の白が透けちゃったら何にもならないんで実験です。

使うのは前回、既に調色済みのカラー。下地に塗る白のレシピはガイアカラーのEx-ホワイトに極少量のサンシャインイエローとVRピンクを足したもの。イエローとピンクあわせてほんの数滴です。下地といっても白い部分はそのまま塗装色になるんですが。あ、そういえばEx-ホワイトをただのピュアホワイトの徳用だと思ってる方がいらっしゃるようですが、中身は違いますからね。ピュアホワイトよりも隠蔽力が高い別の白で、発色も若干異なります。お間違えの無いように。
でもって使用後のキットのランナーに塗ってみました。

おお、これなら大丈夫。ということで他の色を重ねてみました。

よっしゃ、これでいけそうですね。さあ、ここからが塗装&マスキング地獄ですよ、という所で今回はここまで。次回は塗装編その1とまいりましょう。ここまでの作業でご質問などありましたらメールフォームかコメントでお寄せください。答えられることは答えますので。

それでは次回も、乞御期待!!

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